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10月, 2021の投稿を表示しています

旅する大日如来

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  長野の富士見高原へ行ってきた。 天気に恵まれ、案内してくださった友人ご夫妻と共に、紅葉に彩られた美しい山々を満喫。 心洗われる一日となった。 山に沈んでいく太陽を眺めて、思わず手を合わせた。生かされていること、見守られていること、すべての命に感謝の気持ちが溢れた。自然の息吹に満たされると、人は仏性が芽吹くのだろうか。 夜は、素敵なペンションに一泊。 そこの奥様が、ことごとく好みの合う方だった。カウンセラーをなさっているのだが、時々、前世が見えてしまうそう。とても柔らかで、穏やかなお人柄。会話していると、私はどんどん素直になり、純粋な自分が引き出されてくる。 Hさんとお呼びする。 夕食後、カウンセリングをお願いしてみた。 私には、特に悩みがあったわけではない。催眠療法である程度エゴは自覚できていたし、過去の苦しみ悲しみは受け入れ浄化も進んでいた。何を話すでもなく、質問に答えているうちに、克服すべき課題が浮き彫りになり、まだ、こんなエゴがあったのかと、ビックリした。Hさん、ただ者ではない。 私の悩み 「病気の時も、どんな時も、守り助けてくれる目に見えない存在を感じる。こんなに大切にされ生かされているのに、私はそれらの存在から大切なメッセージを受けとれているのだろうか。このままでよいのだろうか。 先日、群馬の伊香保へ行った。初めのうちは、山の緑に感動していたが、ロープウェイで山頂に登り、景色を俯瞰したら、自然があまりに破壊されている様子に胸が傷んだ。ゴルフ場の開発跡か、山肌が削られ、山が痛い痛いと泣いているように感じた。その感情を味わっていると、ただ傍観している自分を責める気持ちになってしまう。」 Hさんの誘導により、目を閉じて、その悲しい気持ちをイメージする。大きさ、色、位置。 胸にバスケットボールくらいの塊。藍色の宇宙が浮かび上がる。その塊が小さくなるまで、光を浴びせていく。藍色の宇宙はゆっくり小さくなり、涙がボトボトこぼれる。私はこんなに傷ついていたのだと、我ながら驚く。 ごめんなさい。ごめんなさい。山が痛がっているのに、私は何もしないで、傍観するだけで、ごめんなさい。涙が後から後から溢れ流れた。 やがて、藍色宇宙から、緑の植物が芽吹き、鹿を始め沢山の動物たちが、ワイワイ出現。動物からメッセージを受けとる。「ぼくたちは、いないけど、いるよ。」 そのメッセージの意

未来を創る私

 未来は決まっていると思いますか? 未来は自分で創れるとしたら そう信じますか? いや、無理。私は無力だし、未来はひとつしかない。外側で起こる出来事に左右され、誰かのせいで未来が決められていく。 そう思いますか? あなたは、どちらの考えが好みですか? 私は、つい最近まで、後者の考えに染まっていた。未来は変えられるようなものではないし、私の好きなように生きられるほど甘くないと。 しかし、催眠療法に出会い、潜在意識につながる体験を重ねる度に、その考えは、変化してきた。 まず、変わらぬ真理として、私たちは、すべてが満たされ、安心感に包まれた平和で穏やかな意識体である。楽しむために、さまざまな感情を味わうために生きている。自ら選択して、エゴの力を利用し、好きなドラマを演じている。故に、今望めば、必要な現実を体験できる。目の前に起きる出来事は、魂が見たがっている幻である。本質の私たちは、何が起きても変わらない。永遠の愛と光である。 欠乏感、不足感、不安感、無力感。これらはすべてが偽りの自分から生じている。ドラマをより楽しむためのオプションでしかない。本来の自分は、安心、許し、希望に満ちている。 先日、とある方の催眠療法に立ち会った。彼は、セッション前は、死に対する怖れで心が締め付けられていた。とある有名な方の未来予言を耳にして、大災難が日本に起こることをかなり心配されていた。 セッション中、彼の要望で、近未来(3~5年後)を見ることになった。未来を見るのが怖いと躊躇していた彼だが、セッション終盤で、催眠状態の彼は、未来に行ってみる気持ちに変化していた。彼の潜在意識は、必要な体験に導こうとしているのが分かった。ベストな答えは、いつも自分の中にある。真に大切な答えは、他人から教えれるものではない。自分のことは、本質の自分が一番知っている。催眠状態で潜在意識につながると、本質の自分から答えがやってくる。これが、催眠療法の醍醐味。これは、誰もが体験し、実感できる。 未来に彼は、ただ、光の存在である自分を体感した。すべてが光であり、最後は光に戻るのだと理解した。そこはとても心地がよく、死は怖れるものではないと分かったのだと言う。 未来を思うと、誰でも、不安になる。しかし、不安にかられながら生きるのではなく、限られた命だからこそ、日々を大切に生きようという晴れやかで穏やかな心境にたどり着

『催眠ガール』を 読んで

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 『催眠ガール』大嶋信頼 著 自分に自信がない、とある女子高生が、催眠の師匠に弟子入りしたことで、催眠の楽しさに目覚め、成長していく物語。 先日、「読むだけで催眠状態になり、自分が変わっていく面白い本」と、教えていただき、早速読んでいる。まだ半分だが、とても面白い! 前半は、相手に呼吸を合わせることの大切さが描かれている。 相手が空気を吸っている時に自分も吸う 相手が空気を吐いている時に自分も吐く ただし、肺活量の違いなどで、相手の呼吸に合わせていると苦しくなる その際は、呼吸している時の体の動きを真似する。肩の上下、前後など。呼吸がよく分からなくても、胸の膨らみ方を見ると分かってくる。 相手に合わせているうちに、いつの間に、相手は催眠状態になっていくそうだ。 潜在意識につながった相手は、穏やかな心境になるらしく、うとうとしてしまう人も。 自分も、相手の感情が伝わってきて、共に感じることができる。 おそらく、この時の二人は、あまり思考を使っていないのではないか。潜在意識優位の状態は、リラックスした気持ちになる。本来の自分につながりやすくなる。 もし、この呼吸合わせをやっていて、過去の嫌な感情が湧き出てきても、ああ、出てきたなあと思い、流していく。 この状態で、相手にポジティブな暗示を入れてみたらどうなるかな?と思い、今朝、応用実験してみた。 夫と向かい合わせで立ち、深い呼吸をしてもらう。私もそれに合わせる。夫は、首を前後させる動きだったので、真似をする。 息を吸っている時に言葉がけ 息を吐いている時に黙る 「○○くんは·····今日·····一日······穏やかに······幸せな気持ちで········リラ~ックスして······楽しく過ごします。スッキリ爽やかに目覚めます。ハイ!」 インスタント暗示、うまく入ったかな?夫の帰宅が楽しみだ。 ちなみに、いつもは 「車に気をつけてね。自転車ゆっくり安全にね。焦らないで行くんだよ!」と、注意ばかり言っていた。これを毎朝しつこく言っているわけだから、夫は朝の通勤時は、とても緊張していたに違いない。反省。 いつも相手にかけている言葉が、時には暗示となり、相手の自信を奪ったり、暗い気持ちに誘っているかもしれない。「お前はいつも駄目なんだから。絶対失敗するから。お前に出来るわけがない。」など、親が子に言い続けると、子の潜在意

般若心経とシンクロニシティ

 数日前 『真説 般若心経 しあわせな青い鳥はあなたの中に』画·文 杉田明維子 という本をいただいた。優しいイラストが描かれ、般若心経の世界を分かりやすく表した図が満載の、とても美しい一冊。 般若心経は、お寺で何度か写経したこともあり、意訳超訳文を読んだこともある。しかし、きちんと理解はできていなかったと思う。頭では、こんな感じかなあと思っても、実際に「空即是色 色即是空」が表現していることは、なんとなく分かる~ような、でもわからない~。と、霞を掴もうとしている感覚だった。ずっと。 一昨日、この本の美しさに惹かれ、読んでみたところ、驚いた。blogにも書いたが、初めての暗示療法で潜在意識につながった時の感覚そのものであることが分かった。私は、これを思考ではなく、実感していた。ただ、そうであると私は知っている。という安心感だ。 もちろん、この、つながる感覚(一体感)は、催眠の翌日には消えてしまい、普通の日常が続いていた。相変わらず不安はあるし、怒ったり拗ねたり、感情は湧き出てくる。唯一の違いは、感情が出てきた時に、客観視できるようになったことか。一呼吸置いて、出来事を眺めるようになった。だから、不必要に自分や他人を責めたり、過去の感情を反芻することは無くなった。そう言えば、生きるのが楽になったかもしれない。 サブタイトル「しあわせな青い鳥はあなたの中に」は、まさしく、私が潜在意識につながっていた時に感じていたことであり、まったく同じことをセミナー感想文に書いていた。不思議なご縁をひしひし感じた。 まさか、これがシンクロニシティになるとは、この時点では想像していなかった。 昨日、ヒプノセラピストとしてデビューした。初仕事は、信頼している友人にお願いした。まだ、未熟なのはよく分かっているので、友人の胸を借りて、稽古をつけてもらう気持ちで挑んだ。 友人は、スムーズに催眠に入り、素晴らしい人生を垣間見させていただいた。セラピストとして致命的な部分もしっかりご指摘いただき、教えていただき本当に良かったと感謝した。 (思考を使って分析し、根掘り葉掘り質問してしまう癖。クライアントは既に違う次元の視点に立っているので、話が噛み合わないばかりか、せっかく広い視野にいるクライアントを狭い元の世界に引きずり下ろしてしまう。なんて致命的なミス!) その点について、ご指摘いただいていた瞬間、

セラピストデビューしました

 昨日、ヒプノセラピストとして、デビューしました‼️ 9月に、イーハトーヴヒプノセラピーカレッジで基礎セミナーを受講し、ベーシックヒプノセラピストとして認定していただきました。 受講生仲間や夫以外、セッション経験が無いため、お仕事として(しばらくは無料)の施術は初めてでした。 信頼する友人の胸を借りて、前世療法セラピーをやらせていただきました。 やはり、催眠療法の世界はすごいです。 潜在意識につながった後のクライアント様の気付きが、言葉に表現できないスケールで、セッション前のお悩み事が、魂の喜びに変化してしまいました。 高い次元からの視点を手に入れたクライアント様の言葉、一つひとつが、学びに満ちていて、とても感動しました。 一言で表現すると「これでよかったんだ。」という気付き。あるがままを自然に受け入れる境地。 人の一生だけ見ると、なかなか気付きを得られませんが、前世を含めて客観的に俯瞰すると、苦しい悲しい体験も、ストンと腑に落ちるのです。クライアント様ご自身が「ああ、だから、この人生でよかったんだ。」と、しみじみ実感されます。 私は、セラピストとして、人生の再体験に寄り添い伴走するだけですが、クライアント様の気付きが、私の成長にもつながります。催眠療法は、一方的な施術ではなく、共に影響し合う双方向の学びなのだと理解しました。このことは、潜在意識奥底の集合意識で、人と人が繋がっていることや、魂が本来はひとつであることの証となるように感じました。 素晴らしい経験をさせていただけることに、感謝です。 ヒプノセラピーにご興味ありましたら、私までご連絡ください。修行中のため、無料でセッションさせていただきます。 *友人、知人、またその紹介の方に限ります。まだ、経験が浅いため、ご了承ください。*

ソマチッドは蝶のように舞う

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  クリニックで面白い検査を受けてきた。 暗視野顕微鏡による生きた血液検査と細胞レベルの波動検査の二つ。 たまプラーザ駅近くにあるイーハトーヴクリニックで、検査していただいた。 全人的、ホリスティック治療を行っており、自己治癒力を高める治療法が特徴のクリニックだ。 院長の萩原医師は、催眠療法の先生でもあり、最近頻繁に私のblogに登場する。 血液検査は、指の先から少し血を採って、顕微鏡で拡大した画面を見せてくれる。生映像だから、採れたてフレッシュな血液中の細胞が、ウニョウニョ動いているのが見られる。 第一印象は 「私の中に宇宙があった!」である。 宮沢賢治の「星めぐりの歌」を無意識にハミングしたくなる。 画像を貼り付けたので、ご覧いただけたらと思う。血液細胞は宇宙に見えるのだ。しかも、動いている。感動だ。 一番多い粒々は、赤血球 マイナスイオンを浴びると、バラバラに離れるらしいが、私の赤血球たちは、寂しがりやなのか、グループを作り、くっつきあっている。プラスイオンを浴びる環境だとこうなるそうで、パソコンをよく使用する人に多いとか。我が家は電磁波が多いのかな? ストレスが多い人の赤血球は、形が丸ではなく、崩れているそうだ。私のは、少し崩れているのもあるが、まあまあ、綺麗だ。 大きめの、まるで銀河系か、アンドロメダ大星雲か?みたいなものは、白血球。中がキラキラしていて、見ていてとても癒される。昔、微生物のアメーバを顕微鏡で見たのを思い出す。 細かな星くずみたいのは、糖。ちょっと多い。スイーツは殆ど食べないのだが、なぜだろう?ビール飲み過ぎ?これは気をつけていきたい。 そして、画面をヒラヒラ飛び回る可愛いチビっこたち。 シジミチョウか、クリオネみたいな動き。私の血液の中に········妖精がいる? ソマチッドというそうだ。不死の微小生物。 血液の中の世界は、なんて美しいのだろう。細胞一つひとつが、役割を持って、私の肉体を生かしてくれている。極小の存在なのに、なんて素晴らしい働きなのだろう。この子たちがいなければ、私はすぐに細菌やらウイルスに殺られてしまう。生かされていることを実感する。 この血液の検査は、自殺願望のある人に行ってみたら効果あるかもしれない。自分の意思で死を決めてはならない。無数の存在に支えられ生かされていることに気づくのではないかな。私は、自殺願望は無い

目に見えないご縁を感じる

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  群馬県の伊香保温泉へ出掛けた。 松茸づくしのメニューを提供する老舗宿があるということで、夫がいろいろ調べてくれて、秋満喫ドライブへと出発したのだった。 途中、水澤観音に寄ることになっていたが、私は相変わらず、事前情報は頭に入れず流れに任せるタイプ。 水澤観音様は、女性にいいらしいよ。という夫の言葉だけ聞いて、「あら。参拝したら美しくなれるかしら?」と、勝手にときめいていた。 →本当に御利益あった。最後に謎が解ける。 高速道路を車で走っていた時、すぐ前方に、大きな葉っぱがヒラリと落ちてきた。私と夫は同時に同じ閃きを得ていた。 「あれ?天狗さんだよね。」 私たちは、初夏に高尾山に登山し、天狗さんから合図をいただいた(と感じている。)それが、目の前にきれいな葉っぱがヒラリと落ちてくること。風もないのに、意味ありげに分かりやすく葉っぱを落としてくれる。「これが天狗の落し文かあ。」と、私たちは感激していた。 そんな体験があったので、ドライブ中の葉っぱ落下を見て、私だけでなく夫も同じこと連想していて、面白かった。 「天狗さんの手紙には何て書いてあったのかな?運転気をつけて。楽しんできてね。って書いてあったかもね。」なんて、笑っていた。 ドライブ最中に、不思議なことがもう一つ。音楽を聴いていたのだが、ふいに胸の中が熱くなってきて、涙が流れた。原因は、ここではあまり触れないが、未来に大きな範囲で困難が起こるイメージがあり、私が魂の求めに従い行動する時の、使命感のような感覚。未来の私から、人に接する際の心の有り様を届けてもらったような。「決めてきたことをしっかり行動できますように。大きな人間になれますように。」と心の中で、唱えていた。きっと、私には役割があり、時が来れば自然に分かるようになっている。という気持ちになっていた。今は、目に見えないレベルで、着々と準備を進めている感じ。うまく表現できない。皆さん、何が何だか分からないと思う。一瞬、未来と繋がったと捉えていただければと思う。 さて、水澤観音に到着。ちょうど低気圧通過中で、雨風がやや強め。朝八時でもあり、殆ど参拝者が居なかった。おかげで、思う存分、観音様とお話しすることができた。私は、日頃の感謝と、役割を全うするために学んでいきたいという決意を伝えた。境内は心地よく、雨風は強力な浄化効果となり、しつこく心身に纏わり付いていた

胡蝶の夢

 胡蝶の夢 《荘子が夢の中で胡蝶になり、自分が胡蝶か、胡蝶が自分か区別がつかなくなったという「荘子」斉物論の故事に基づく》自分と物との区別のつかない物我一体の境地、または現実と夢とが区別できないことのたとえ。 (コトバンクより) 以前から、この故事は好きだ。 想像してもとても美しい。この気づきは誰もが一度は体験しているのではないだろうか。 蝶になり、花から花へ飛び回る意識。何の疑いもなく、身も心も蝶になっていたのに、ある瞬間、私という個人の意識に切り替わる。まだ、蝶そのものだった感覚がこんなに残っているのに!顕在意識では分析できないような混乱が生じる。きっと、俺は蝶の夢を見ていたんだなあ。しかし、あまりにリアルだったなあ。もしかして、俺の方が蝶の夢なのかな? 単なる、夢を見たよ。という話では終わらない。深い気づきを与えてくれる故事だ。以前の私は、潜在意識のことを勉強していなかったので、自分の頭では論理的に説明つかないけど、何となく分かる~。と共感したものだ。人間の意識とは、神秘的なものであると、感じていた。 さて! 私も見た。私版の胡蝶の夢を。よかったら読んでほしい。 昨日の出来事。 朝は四時に起床し、読書や好きな文章を書いて過ごしていた。バイトの日だったので、出勤一時間前には、用意を整えていた。 八時頃。急に眠気が襲ってきた。こんなこと珍しい。バイトが無ければ布団に直行したいぐらいだが、出勤まで後一時間しか無い。暫し迷い、リビングの床でうたた寝をすることにした。ちょっとだけでも眠ればスッキリするだろうと思った。 おそらく数分で、深い眠りに落ちたのだろう。 やがて、意識が戻ってきた。「ヤバい!バイトの時間が!うわ~。随分長く眠っちゃった。」慌てて飛び起き、時計を見た。 5分しか経ってなかった。あれ? 頭はとてもスッキリしていた。ただ、私の中に、何年間という時の経過や、他の人物になっていた体感がありありと残っており、呆然としてしまった。5分の微睡みでしかないという現実に戻っても、半分納得できなかった。 私は、夢の中で、ひとつの濃い人生を生きていた。もうボンヤリしてしまい、記憶に留めてはおけなかったのだが、確実に別の人になり、誰かと大切なことを熱心に話していた。禅問答みたいなイメージ。この世の真理について、ああでもない、こうでもない。と言い合っているうっすらした記憶の断

こだわらないこと

 今朝、玄米を80グラムを水に浸した。3時間後に鍋でお粥を炊いて、二回に分けて食べる予定。 玄米をタッパーから掬って、サラサラとボウルに移していたら、静かな幸福感に包まれた。玄米、一粒一粒が美しく感じて、感謝の気持ちが込み上げてきた。 人にとって、生きる上で、本当に必要なものはとてもシンプルだなあと、しみじみ感じた。 ふと、頭に浮かんできたのは 愛、感謝、役割 この三つ。 立派な家も、高価な衣服も、ほとんど必要ないのかも。 先ほど、仏陀についての動画を見ていて、袈裟のルーツを知った。糞掃衣(ふんぞうえ)というらしい。仏陀が屍体から剥ぎ取って、糞尿がついていた粗末な衣をつなぎ合わせて着ていたことからそう呼ばれたとか。仏陀は、屍体は既に脱け殻であると知っていたので、気にせず衣を頂戴したし、着られればいいと、何も拘りがなかった。 仏陀の悟りは、弟子に伝わり、仏教に受け継がれていく。しかし、ほとんどの教えは、後世に弟子たちに付け加えられたり曲げられたりしたものらしい。 仏陀のまわりには、悟りを理解する人は居なかった。仏陀は、あるがままを受け入れる心持ちになっていたので、何の拘りもなかった。自分が一番の理解者であると知っていたので、誰に理解されなくても構わなかった。心に誰も入れることなく、ある意味、孤独であった。 拘りがない。とは、あるがままを受け入れるということ。 人に教えたとしても、その教えをどう活かすかは、その人次第だし、人を変えることはできない。悟りとは、自分の内側にひたすら入り、静かで平和で、すべてが調和している心持ちになっていくこと。 悟りとはちょっと違うけれど、 『前世療法~宇宙編』に登場した私の前世であるミラさん(宇宙人)は、絵に描いたようなシンプルな生き方をしていた。 まず、私物を所有していない。自宅もない。(マシーンに入力していた建物は、皆が利用できる場所のイメージだった) 旅をして、情報を集め、入力していく役割についているため、身軽だ。着衣もあるにはあったが、着た切り雀のようだった。 それでも、肉体を持ち、軽やかに心豊かに生きていた。愛と感謝がエネルギーの循環を生み、必要なタイミングで必要なことが起き、必要なものがあれば、その都度もたらされる。それは奇跡でも何でもなく、宇宙では当たり前のことらしかった。 私は、今は地球上で物質偏重の価値観の中で、誰かにコ

自分にインタビューする

 Kindle出版勉強会に参加した。 以下、電子書籍出版を考えている方は、参考にされてほしい。少なくとも、一歩踏み出す勇気にはなると思う。 Kindleの例ではあるが、電子書籍の出版は驚くほど簡単だ。費用も0円。3ステップで出来上がる。 1.アカウントを作る   ライブドアブログ+KDP 2.書く   ライブドアブログに入力。公開せず、下書き保存 3.アップ   KDPを使う ライブドアブログに章ごとに記事を入力していくと、自動で目次が出来、EPUB書き出し、ダウンロードまでされる。 いくつか、ポイントを上げておく。 ☆人生で大切なこと 生きるとは、必要とされ、働き、自分で稼いで自立すること。(人は、愛され、褒められ、誰かの役に立ち、必要とされることに幸せを感じる) ☆本を書くにあたり必要なもの 専門性、権威性、人柄 ☆紙の書籍の問題点 出版に時間がかかる(早くて一年)。時代の早い変化に対応しにくい。費用がかかる。印税はほとんど入らない。出版社の顔色をうかがう必要(売れる本を求められる)。書きたいものが書けない。出版社とのコネクションが必要。出版塾やコンサルタントに2~300万円。流通取り下げや廃棄がある。資源無駄。かさばる。重い。 ☆電子書籍の特徴 やりやすい。費用が0円。自分のやってきたことをまとめる機会になる。自分の売り、ユニークさの確認。流通し続ける。自分の判断で取り下げ。著作権を自分で持つ。専門性の高い狭い需要の内容でも、その情報を求めている人に届きやすい。Google検索でキーワードを入力するとトップに出てくる。(本なので) ☆電子書籍のデメリット 校正は自力(外部委託は50万円)。内容精査、ブラッシュアップも自力。売り方も手探り。その他、Kindleビジネスなど闇の部分もあるにはあるので、情報は自己責任で。 次に、章立てのアイディア出しについて、流れをまとめておく。 *************** 『エリクソン催眠セッション、ミッション導出メソッドを使った章立てインタビュー』 ①どんなテーマで書きたいのか ②どういう人に向けたものか ③この本を読むことで読者はどうなるのか ④インタビューの流れ ◇どんなところから、このテーマにかかわることを始めたのか ◇最初はどんな感じだったか ◇うまくいかなかった時の気持ち ◇それでも続けてきたのは何故か ◇周りにア

前世療法~ローマ帝国編

 セミナー最終日実技報告。 ☆事前面談 この2日間、催眠浸けで、潜在意識が開きやすくなっていたせいだろうか。いつも元気いっぱいの私が、今日の朝はトーンダウン。意識の奥底から、浄化されたくて浮き上がってきている、かなり大物のネガティブな感情を感じていた。身体も心も重いし、何かの切っ掛けで泣いてしまいそうなほどセンシティブになっていた。そこで、「潜在意識の奥に固まっている怒りや悲しみなどの感情を手放したい。」と意図。さて、何が浮き上がってくるだろうか。まったく予想がつかない。 ☆最初の場面 川を船で下る。晴れていた空がだんだん怪しくなってくる。夜の暗闇の中、石で組まれた船着き場に到着。 革を張り付け紐で結んだような粗末な靴。膝丈のワンピース型の服。薄汚れゴワゴワの布。黒髪。いかつい顔。45~50歳。名はロマン(名は自信ない。仮称としたい)。ローマ帝国。1400年代。(ローマ帝国の時代を知らなかったが、今、ウィキペディアで調べたらは年代合ってた。潜在意識、恐るべし。) 石壁の粗末な小さな家。屋根は草ボウボウ。内部は藁のベッド、木製のテーブル、床に木っ端が散乱。椅子は二つ。食事はロマン一人で食べる。妻は、別室(台所?) 関係は冷えきっていて、ロマンは、妻と顔を合わせたくない。家も心地悪い。幸せをまったく感じたことが無く、不満でいっぱい。いつも何かに怒っている。 ☆次の場面 船の甲板らしいが、視野が半分。左が白く被われている。何で半分しか見えないんだろうと不思議がっていたら、ある瞬間ピンときた。究極の恐怖が沸き上がってくる。 「分かった!捕らえられて、目隠しされているんだ!私、これから殺されるんです!海に投げ込まれるんです!怖い!」叫ぶ私。 現実に、全身に鳥肌。涙がドッと流れる。呼吸が荒くなる。吐き気がする。わああっと泣き叫ぶ。 「私が側にいますよ。安心してください。」セラピストの声がする。 大きな恐怖を感じ、身体も反応していたが、この体験を乗り越えなければ無意識下のトラウマを浄化できない。セラピストの声に勇気付けられ、最後までこの前世の感情を追体験する決意を固める。 ここがセラピーの不思議。自分は、ロマンになりきってもいるが、現在の私の意識も同時に認知でき、客観的に眺めることもできる。この感覚はなかなか表現し辛い。これは、クライアントは自身で問題を解決する力があるという根拠

前世療法~アイヌ編

 セミナー実技後半 ☆事前面談 前世療法の目的を話し合った。 「夫や友人など、周りの人との前世での関係を知りたい。また、守護霊様とお話してみたい。」 ☆最初の場面 船に乗り、川を下る。 船を降りる。 アイヌ民族。厳つい顔。がっしりした体型。黒髪。40代くらいの男性。時代は不明。衣服の模様で何となくアイヌか?と感じた。他の北方民族かもしれない。北海道より北のようなイメージもある。樺太とか?ニブヒかも。 灌木を開いた広場で石を積み上げて何か作業をしている。 名前は「ヌイ」(ハッキリ覚えていない。こうだったかな?) 家は茅みたいな草でできた三角円錐形。小さな入り口を屈んで入る。中は以外と広い。置物はほとんど無い。明かり取りがあるのか、内部はやや明るい。いつもは床に座って過ごす。妻とたくさんの子どもがいる。 焚き火のまわりに集落の人々が集まり、食事。火の周りに集まり談笑する大人。周りを駆け回る子どもたち。プライバシーはなく、大抵、大勢で過ごす。 ヌイの斜め前に長老。ヌイは長老を尊敬している。小さい頃から、たくさんのことを教えられてきた。遠い血縁らしい。 長老は、ヌイのことを 「顔は怖いが気持ちが優しい。もっと前に出ればよいのに、私に気を使い、前に出てこない。将来は集落のリーダーとして皆を引っ張っていってほしい。私が居なくなっても大丈夫だろうか。」と少し心配している。 ☆次の場面 熊送りの儀式だろうか?ヌイは儀式のサブメンバーになり、誇らしい気持ちで、儀式にあたっている。ヌイは民族の誇りを一番大切に考えていた。年月を経て、自分に自信がついてきたみたい。たびたび、「誇らしい」という感情が伝わってくる。 ☆次の場面 セラピストから、気になる人物は周りにいるかを質問される。 周りを見渡すと、広場で小さな男の子が目にはいる。ヌイは、とても関心を持っている。男の子は、ヌイの一番下の息子。今は、彼の将来を熱心に考えている。民族の伝統技術や大切な自然の叡智をどう引き継いでいくか、実践している。 息子に人格交代して、気持ちを聞いた。「お父さんは立派で、強くて、尊敬している。もっと狩りに連れて行ってほしい。いろいろ教わりたい。」 ヌイの気持ち「狩りは危険もあるから。連れていくのも学ばせるのも、適した時期がある。」 妻の気持ち「私は一番若い妻。夫というよりも、尊敬する人。あまりしゃべらないが、夜

前世療法~明治編

 セミナー二日目、前半の記録 ☆事前面談 何をテーマにセッションするかを話し合った。急に、ふと、思い出したこと。 ふと、思い付くこと。これは直感からのお知らせなので、とても大切。今、必要なものがサインとして表れる。 「小さい頃から留守番が苦手。母が出掛けてしまうと、帰宅するまで心配で、気が狂ったように号泣していた。出掛けた先で死んでしまい、もう会えないんじゃないか?という恐怖心があった。」ということ。ずっと原因が分からず子ども心に不思議だった。 実の母とは10歳で死別しているので、母との前世が分かればいいなと意図をした。 以下、催眠状態で見たストーリー ☆最初の場面 木製の階段を降りる。古い木製の床に立つ。木目が見える。磨かれて光っている。何となく古いお寺をイメージする。 裸足、華奢な足首、赤い襦袢、薄い黄色に紫、白の花模様の絹らしき着物、おかっぱ、丸顔、頭のてっぺんに赤い飾りで結んでいる。4~5歳の少女 時代は明治か大正 白い土壁、田舎の豪商みたいな立派な門構えの大きな日本家屋。家の内部は広い。大きな窓はあるが、座敷に光りは届かず暗い。飾り戸棚、床の間、掛け軸、猫が見える。少女は一人。誰かが帰ってくるのを待っていて、胸が痛くなるほど心配している。何も手につかず、ソワソワしている。孤独を感じている。心を開ける人がほとんどいないようだ。 ☆次の場面 座敷に20人ほどの大人が集まって、宴会。御膳が、並ぶ。ほっそりした若い女性。白い花嫁の姿をしている。結婚式か。花嫁は、少女の実の姉 少女の名前は「フク」 姉の名前は「ユキ」 フクは、「もう大好きなお姉さんに会えない。寂しい。」と感じている。唯一、心から信頼し愛した人。 ユキは、「フクは、可愛い。大人しくて、自分を出さないけど、私には自分を見せてくれる。私はしきたり(決められた結婚のことか?)に従って生きるしか道はないけど、フクには、自由に生きてほしい。」と思っている。 ☆次の場面 木製の壁。洋館風の学校。14歳くらいか?楽器のことを考えている。音楽室に入り、ピアノの前に立っている。「ピアノ大好き。弾けるようになりたいな。」と思っているフク。同級生たちは、廊下にいてワイワイ騒いでいるが、フクは一人がいい。あまり友達がいない。心を開けない。家庭環境により緊張を強いられている。いつも強張った心でいる。音楽を聴く時が唯一リラックス

前世療法~宇宙編

 本日は、ヒプノセラピーカレッジの退行催眠コースをZoomで受講した。 取り急ぎ記録しておく。 今回も実技前のデモとして萩原医師にセッションしていただけることになり、(今回はじゃんけんで選ばれた。)我ながら運の強さに、感謝した。 現時点での気がかりなことは、母との関係だったので、母との前世を見る意図をした。もし、母と前世で関係が無くても、何も見えないわけではなく、潜在意識が必要なものを見せてくれるそうで、安心してくださいと、萩原医師から説明された。何かは見えるんだなと、楽しみで、ワクワク、マットに横になった。デモンストレーション役なので、録画され、受講生達の復習に役立てられるらしいが、恥ずかしい気持ちは感じなかった。私の前世でよければ、どんどん見てくださいな。という気持ち。 順調に催眠誘導され、花畑でいい気持ちになったところで、Zoomの通信が切れてしまった!パソコンを再起動するも、なかなか蘇らない。先生やスタッフさん、皆様に本当に迷惑をかけてしまった。今、思い返しても泣きそう。皆様、あたたかく、辛抱強く、私がZoomに帰れるまで待ってくださり、頭が下がる。 急きょ、タブレットでZoomに入り、セッションを再開。さすが萩原医師。三つのカウントで、私はスムーズに花畑に戻れた。セラピストは、何が起きても慌てない。ど~んと構え、起こることすべて受け入れてくれる頼もしさが感じられるので、私は、罪悪感に引きずられることなく、気持ちを切り替えることができた。既にここまでで、沢山の学びをいただいた。トラブルに感謝である。 ここで、少し補足 前世は、ありあり映画のようにイメージできる人は10%らしい。感じ方は人それぞれ。見えないからとがっかりしないでいただきたい。音が聞こえたり、肌で感じたり、ぼんやり見えたり、いろいろだそうだ。私の場合は、おでこのあたりにカラー映像が映し出される。音は聞こえない。相手が何を言っているかは、心に浮かぶので、テレパシーかもしれない。 なので、潜在意識が見せてくれた映像をそのままここに記録する。潜在意識が私に伝えたいことを擬人化したり、イメージしやすいように脚色されたりしている可能性もあるので、前世が真実だとは言うつもりはない。しかし、その映像を見た私が、何か、腑に落ちて今後の生き方に反映させられたなら、退行催眠は療法として、とても有効だと思う。 前世へ

現実を創造しました

 現実を自分で選ぶことが出来るなら、やってみたくありませんか? blogでいろいろ書いてきたが、とうとう実践のチャンスに恵まれた。知識はあっても日常に活かせなければ意味がない。私の実践の報告をさせていただきたい。 現実創造のポイントは、自分が発する周波数。今の自分に合った周波数の現実を引き寄せる。平行現実はいくつもあるので、一番心地よい現実にフォーカスすればよい。宇宙の仕組みはこんな感じだが、果たして? 先週、人間ドッグの結果が送られてきた。無料の自治体がやってくれる健康診断でよかったのだが、夫が心配してくれて、けっこう充実した人間ドッグを受けさせてくれた。乳癌手術後、私は、抗がん剤や、ホルモン治療を選ばず、自然治癒力を高め、生き方や考え方を変えていく方法にシフトしていった。夫は、「せめて、年に一回はきちんとした検査を受けてくれ!」と言う。夫を心配させないためにだけ、人間ドッグを受けたのだ。 そうは言いながらも、再発は怖い。検査結果を開封する時は、心臓がバクバクした。幸い、癌に関しては所見無し。なかなか優秀な健康状態で安心した。ただひとつを除いては。 一般の検診ではやらないであろう眼底検査で、引っ掛かった。予想していなかった病名にうろたえた。「両乳頭陥凹」どうやら、視神経がやられているらしい。要治療の太字が、とても怖かったが、すぐ気持ちを切り替えた。 「ピンチはチャンス」 よし!自分にベストな現実を創造できるかどうか、実践してみよう。 眼科に行くまでの数日は、いつもと変わらず穏やかに過ごした。病名については一切調べなかった。いたずらに不安になることを避けて、自分の内側を整えるように過ごした。 そして、今日。 眼科へ歩く道々で、美しい花を眺め、瑠璃色の揚羽蝶に心踊らせ、目が見えることは、何て幸せなんだろうと有り難さを噛み締めた。 私は、両方の目に語りかけた。 美しい日の出や、優しい色のお花、可愛い蝶々、大切な人の笑顔、料理できるのも、本が読めるのも、あなたたちが世界を見せてくれているから。おかげで私はこんなに豊かに生きていける。ありがとう。今まで本当にありがとう。出来れば、命尽きる瞬間まで、あなたたちと共に、この世界の美しさを感じていきたい。私は右目さんも左目さんも、とても愛している。いつも本当にありがとう。酷使して疲れさせた日もあったね。ごめんなさい。許してください

逆風への対処法

 「ネガティブな出来事が起こった時は、どうしたらいい? 理想は、落ちるも上がるも(順風も逆風も)自然の摂理で、その状態を「観ている私」であるということです。 もちろん感情はアップダウンを繰り返すでしょうが、そもそもあなたは感情そのものではなく、感情はあなたといういのちに付属している、オプションのようなものです。 実は、感情の正体とは。感情=神情なのです。 神とも呼ばれる「いのち」の座が、あなたというセンサーを通して、さまざまなエネルギーの質ー情報を、感情をもってデータ収集、入力している状態のことだったのです。 「状態」ですから、常に動きますし、嬉しいとか悲しいとか怒るなどの、さまざまな波の質ー波形や波長、振動数、周期があります。 ですので、たとえば怒ってはいけないとか、感情が揺らいではいけないとか、そんな陳腐な話ではなく、ただ、感情は感情としての、お仕事を果たしたいように果たしているということでもあるのです。 こうして、その人の心模様を通して、全宇宙と繋がっている「いのち」は、感情体験という経験値を通して、情報のアップデートをはかり、ますます豊かでバラエティに富んだ、宇宙を創造し続けるのです。 つまり、あなたの感情は、そのまま宇宙の創造、アップデートに寄与している、ということでもあったのですね。」 『バラダイムシフトを超えて』はせくらみゆき著 徳間書店発行 183~184頁より ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ いつも、穏やかで、平和で、調和していたい。きっと誰もが願っている。私も、心から希望している。 起きる出来事は、良いも悪いもない。ただ、顕在意識が、自分にとって良いか悪いかを判断して、それに見合う感情を選択している。 コロナ騒動ひとつを取っても、世の中の反応は様々だろう。 恐怖におののき、以前より苦しい生き方になったと感じる人々 感染症の影響をまったく受けず、かえってその現実を自身の進化に役立てて、感謝すらしている人々 メディア情報を鵜呑みにし、感情を操作されていることに気づかず、流されている人々 国が悪い、政府が悪い、ウィルスが悪い、こうなったのも、ああなったのも、○○が悪い。と、犯人探しに明け暮れる人々 現実に、光の側面を見出だし、感謝しながら生き、それをチャンスに、本来の自分が求める生き方にシフトしていく人々 同じ現象が起きているのに、捉え方は様々。だから、現実は自

呼吸を意識する

 この1ヶ月 周りの大切な友たちに、いろいろなことが起きていた。 体調が悪かったり、精神的な暗闇に恐怖を抱いたり、本人にとっては、とても苦しいことだ。 が、私から見ると 「おめでとう!自己の変革が起きている。蛹から蝶になるタイミングだよ。この先に大いなる自己への気付きが待っている。本来のあなたに戻るプロセスだから、辛いけど、共に進もうね。私も同じ渦中だから。」 と、声をかけたくなるが、友からすれば、「あんたは鬼か」と言われそうだ。 私も、この1ヶ月で、暗闇を手放す経験をした。長い期間を経て醸成された泥々である。どうしたらよいか分からず、向き合うことをずっと避けてきた。ただ、内面から浮上する度に、これをいつか手放すことになるのだろうなあと、うっすら感じてはいた。 その感覚が心地よくなければ、手放すタイミングにきているということだ。今、避けても、いずれは向き合うことになる。潜在意識に居る本来の自分はよく理解しているから、隙をついて合図を送ってくる。 現実には起きていないのに、不安や恐怖に駆られる。未来や過去に意識が飛んでしまう。 不安で苦しんでいる友に、呼吸についてアドバイスさせていただく機会が何度かあったが、今日、なかなか効果ありそうな「イメージング呼吸」について知ったので、サラッと紹介したい。 ①「今」といって、今、この瞬間を意識しながら、ゆっくり息を吸う。吸った後は、いったん息を止める。 ②「ここ」といって、今、この瞬間の、この場を意識しながら、ゆっくり息を吐く。吐いた後は、いったん息を止める。 ③「我」といって、自分自身の内側を意識しながら、再びゆっくり息を吸う。吸った後は、いったん息を止める。 ④「光」といって、内側の自分から光が煌々と照らし出されるのを意識しながら、ゆっくり息を吐く。吐いた後はいったん息を止める。 この動作を繰り返す。 やっているうちに、意識のスイッチが切り替わり、見ている主体が、表面の自己から内側の自己へ移動する。 だんだんと、自分の内側から光が放射している感覚となり、自分自身というのが、本当は外側の思考や感情、身体に制限された自己ではなく、内側にいる静謐な海のような、大きくて光輝く珠のような存在なのだということを体得する。 (はせくらみゆき氏のイメージング呼吸法より) 今月初めに、催眠療法により、何者にも影響されない、潜在意識奥深くにいる

ソウルメイト とは

 『魂につながる物語 アカシックレコードと龍』 ジュネ著 風雲舎発行 127~128頁より 「ねえ、ジュネ。やっぱりあなたはメイトだったわね」 「メイト?」 「ウィ。魂がバイブレーションする相手。ソウルメイト。理由もなく惹かれ合って、大切な学びをする相手。私はあなたに出会ったおかげで、愛しいわが小さな娘にこれからどうしていけばよいのか、自信がついたわ。ありがとう。」 中略 ソウルメイト。 初めて耳にする言葉だったが、ジェンヌの笑顔を見ていると、心にしっくりきた。 私たちは時々目に見えない「魂」によって、誰かと惹き合わされることがある。ソウルメイト。魂の共鳴で惹かれ合う運命の出会い。そうやって私たちは、出会い、大切なものを学んでいくのだろう。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ この本との出会いも、運命を感じる。 小さい頃から、心とは何かを探求してきたジュネさんの半生記である。 私の大好きな本に、梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』という小説があるが、似たエネルギーを感じる。 なぜ人は心が言っていることと違うことをしてしまうのか。ジュネさんは、小さな頃から人の心の声を聞くことができた。彼女は、成長に従い、ベストタイミングでキーマンと出会い、学びを重ねていく。そして、本当の自分を知っていく。人生におけるすべてが、奇跡に彩られ、しかも完璧に織りなされていく。とても素敵なストーリーだ。 この本を読んで、これは自分のストーリーでもあるなあと感じた。 特に、ソウルメイトのくだりは、思い当たることが多く、人生の神秘に思いを馳せた。 誰もが、ソウルメイトに出会っていると思う。 よく、ソウルメイトと言うと、恋人など甘く薔薇色の関係に結びつけたり、親友など長い時間を共有する相手を連想するかもしれない。 冒頭に紹介した文にあるように ソウルメイトは、魂がバイブレーションを起こし、共に学んでいく関係性だ。共に過ごす時間は短いかもしれないし、旅先で一回だけ出会って、離れて生きることもある。離婚したり喧嘩別れした相手かもしれない。 人生の転機に出会い、学びに繋がった場合は、ソウルメイトだ。極論を言えば、どんな出会いも奇跡であり、祝福に満ちているので、意味のない出会いは存在しないが。 ここでは、魂のレベルで助け合うことを約束してきた関係性について触れたいと思う。 私の人生を振り返る 18年前、鬱病を