呼吸を意識する

 この1ヶ月

周りの大切な友たちに、いろいろなことが起きていた。

体調が悪かったり、精神的な暗闇に恐怖を抱いたり、本人にとっては、とても苦しいことだ。

が、私から見ると

「おめでとう!自己の変革が起きている。蛹から蝶になるタイミングだよ。この先に大いなる自己への気付きが待っている。本来のあなたに戻るプロセスだから、辛いけど、共に進もうね。私も同じ渦中だから。」

と、声をかけたくなるが、友からすれば、「あんたは鬼か」と言われそうだ。

私も、この1ヶ月で、暗闇を手放す経験をした。長い期間を経て醸成された泥々である。どうしたらよいか分からず、向き合うことをずっと避けてきた。ただ、内面から浮上する度に、これをいつか手放すことになるのだろうなあと、うっすら感じてはいた。

その感覚が心地よくなければ、手放すタイミングにきているということだ。今、避けても、いずれは向き合うことになる。潜在意識に居る本来の自分はよく理解しているから、隙をついて合図を送ってくる。

現実には起きていないのに、不安や恐怖に駆られる。未来や過去に意識が飛んでしまう。

不安で苦しんでいる友に、呼吸についてアドバイスさせていただく機会が何度かあったが、今日、なかなか効果ありそうな「イメージング呼吸」について知ったので、サラッと紹介したい。

①「今」といって、今、この瞬間を意識しながら、ゆっくり息を吸う。吸った後は、いったん息を止める。

②「ここ」といって、今、この瞬間の、この場を意識しながら、ゆっくり息を吐く。吐いた後は、いったん息を止める。

③「我」といって、自分自身の内側を意識しながら、再びゆっくり息を吸う。吸った後は、いったん息を止める。

④「光」といって、内側の自分から光が煌々と照らし出されるのを意識しながら、ゆっくり息を吐く。吐いた後はいったん息を止める。

この動作を繰り返す。

やっているうちに、意識のスイッチが切り替わり、見ている主体が、表面の自己から内側の自己へ移動する。

だんだんと、自分の内側から光が放射している感覚となり、自分自身というのが、本当は外側の思考や感情、身体に制限された自己ではなく、内側にいる静謐な海のような、大きくて光輝く珠のような存在なのだということを体得する。

(はせくらみゆき氏のイメージング呼吸法より)

今月初めに、催眠療法により、何者にも影響されない、潜在意識奥深くにいる本質の自分を感じた。平和で穏やかで幸せに満ちた私がそこに居た。本質の私は、消えたり出てきたりする、儚い存在ではない。この宇宙創世から変わらず、昔も未来もなく、今に永遠に居る。私は一部であり、全体である。一言で表現すると、一体感である。

ただし、セミナーを終えて日常に戻ったら、その感覚は消えてしまった。

ずっと催眠状態にいるわけにもいかず、日常生活は、顕在意識に守られるから成り立つところも多い。瞑想ばかりしている修行僧ではないので、仕方ない。現実に対応して生きるのが今の私の役割だ。

萩原医師によると、人は顕在意識と潜在意識の間を行ったり来たりするらしい。出来れば、潜在意識の中に居る本来の自分を感じ続けられるように、そんな在り方を探求したいものだと思ってはいた。

呼吸を意識して、隙間時間を見つけては、この呼吸法を続けてみたらどうかな?と閃いた。

私は入浴が好きなので、湯船に浸かっている時間を利用しようかな。

電車通勤の最中とか、真夜中に目が覚めてしまった時とか、トイレに入ったタイミングとか、病院の待合時間とか、どうかな?

良かったら、一緒に呼吸法を試してみませんか?

本来の自分とつながる体感をぜひ、味わっていただきたい。一瞥するだけでも、きっとこれからの人生が、違う角度で見えてくるに違いないから。

私たちは、既にすべて満たされている。ただただ、静かな幸せの中に存在している。美しい光であるという気付きを。あなたにも。

最後に、萩原優医師の本日のblogを紹介したい。先生の投稿はいつもタイムリーでありがたい。おかげで理解が深まっている。

以下、全文転載

【二人の自分がいる】


私たちの判断基準は二つある。

 


その一つは、正しいか、間違っているか。

もう一つは、気持ちが良いか、気持ちが悪いか。


 

前者は顕在意識での判断であり、

後者は潜在意識の領域での判断なのだ。

 


一般的に潜在意識は判断をしない、

といわれている。

 


この判断とは、正しいか、間違っているかという

顕在意識、または、左脳的な判断はしないと

いう事なのだ。


 

潜在意識は心地よい、感じが良いという

ハートの部分での判断はしている。

 


潜在意識の中には、すべての記憶が貯蔵

されているといわれている。

 


そこには、良い記憶、悪い記憶が含まれる。

 


エゴ、偽りの自分といわれる自己には、

そこには自分は生きる価値がない、或いは、

不足感がいつも漂う。

 


エゴといわれる自我は私たちに孤独感や寂しさ

をもたらしている。

 


一方、真実の自分、本当の自分は、そこには、

完璧さとか、美しさとか、静けさに溢れている。

 


そこは、自分というエゴの領域が少ないために、

一体感がある。

 


偽りの自分=エゴの自分は過去と未来に

生きている。

 


本当の自分=非二元の自分、現在、今という時間に

生きている。

 


人間として、誰もがこの二つを持っていて、

シーソーの様にこの二つの間を揺れ動いている。

 


この様に、私たちは毎日揺れる自分を

生きているんだ。


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