前世療法~アイヌ編
セミナー実技後半
☆事前面談
前世療法の目的を話し合った。
「夫や友人など、周りの人との前世での関係を知りたい。また、守護霊様とお話してみたい。」
☆最初の場面
船に乗り、川を下る。
船を降りる。
アイヌ民族。厳つい顔。がっしりした体型。黒髪。40代くらいの男性。時代は不明。衣服の模様で何となくアイヌか?と感じた。他の北方民族かもしれない。北海道より北のようなイメージもある。樺太とか?ニブヒかも。
灌木を開いた広場で石を積み上げて何か作業をしている。
名前は「ヌイ」(ハッキリ覚えていない。こうだったかな?)
家は茅みたいな草でできた三角円錐形。小さな入り口を屈んで入る。中は以外と広い。置物はほとんど無い。明かり取りがあるのか、内部はやや明るい。いつもは床に座って過ごす。妻とたくさんの子どもがいる。
焚き火のまわりに集落の人々が集まり、食事。火の周りに集まり談笑する大人。周りを駆け回る子どもたち。プライバシーはなく、大抵、大勢で過ごす。
ヌイの斜め前に長老。ヌイは長老を尊敬している。小さい頃から、たくさんのことを教えられてきた。遠い血縁らしい。
長老は、ヌイのことを
「顔は怖いが気持ちが優しい。もっと前に出ればよいのに、私に気を使い、前に出てこない。将来は集落のリーダーとして皆を引っ張っていってほしい。私が居なくなっても大丈夫だろうか。」と少し心配している。
☆次の場面
熊送りの儀式だろうか?ヌイは儀式のサブメンバーになり、誇らしい気持ちで、儀式にあたっている。ヌイは民族の誇りを一番大切に考えていた。年月を経て、自分に自信がついてきたみたい。たびたび、「誇らしい」という感情が伝わってくる。
☆次の場面
セラピストから、気になる人物は周りにいるかを質問される。
周りを見渡すと、広場で小さな男の子が目にはいる。ヌイは、とても関心を持っている。男の子は、ヌイの一番下の息子。今は、彼の将来を熱心に考えている。民族の伝統技術や大切な自然の叡智をどう引き継いでいくか、実践している。
息子に人格交代して、気持ちを聞いた。「お父さんは立派で、強くて、尊敬している。もっと狩りに連れて行ってほしい。いろいろ教わりたい。」
ヌイの気持ち「狩りは危険もあるから。連れていくのも学ばせるのも、適した時期がある。」
妻の気持ち「私は一番若い妻。夫というよりも、尊敬する人。あまりしゃべらないが、夜、家の中で一緒に過ごす時間がいい。夫の斜め後ろの位置に座り、背中を眺めて過ごす静かな時間。狩りに出かける時が心配。くれぐれも気を付けてほしい。」
☆臨終
山の中で、数十メートルの崖から落ちて、即死。死体は発見されないまま。狩りの最中か?死後、魂は鳥になると信じていたらしく、鳥の目になり、青い天空目指し上昇するイメージを伝えられた。
☆中間世
妻が今の夫の前世(現在も過去と変わらず、私を陰日向で支えてくれている)
長老は、今世で私の困難な時期に寄り添ってアドバイスをくれていた知人。(ちなみに彼女は、アイヌやニブヒなど北方民族の叡智を紹介するイベントや講座も企画する「自然の叡智と人間の尊厳」をテーマにした企画会社の代表。長老!現代も変わらず頑張っていらっしゃる。)
ヌイからのメッセージ「親から子へ、年寄りから若者へ、大切なことを伝え、人を育てていくこと。その役割を全うできて満足だ。叡智を失わず、自然の循環を大切に生きてほしい。やり残したことがあるとすれば、大きな魚が上ってくる川に沿って下って行ってみたかった。(遠くの世界も見てみたかったというニュアンス。縄張りでもあったのか?)」
守護霊様からのメッセージ
守護霊は、巫女のような姿をしていた。
「あなたは、○○を繋げる役割がある。しかし、軸がブレて、フラフラしている。もっと、自分の軸をしっかり持って、腰をどっしり落ち着けて、重心を低くして、真ん中にピンとした強い芯を通しなさい。あなたに足りないものをヌイは持っていた。彼のしっかりした中心軸の感覚を忘れないようにしなさい。」
☆感想
現代人が忘れてしまったものをヌイは思い出させてくれた。
人間の誇り
自然の叡智
周りを助け、未来を担う子どもたちを血縁を超えて育てる(すべてが我が子という感覚)
大地に根を張り、しっかりした自分軸を持つ
ピンとした中心線(宇宙エネルギーや大地のエネルギーが通る神経系)
前世療法では、前世の自分になりきり、感情や体感を味わうこともできる。
私がヌイになっている時は、現実でも、表情が引き締まり、威厳に満ち、自然や目に見えない世界を敬い、人々に静かな愛を注ぎ、体幹に太く揺らがない1本の柱をありありと感じた。
守護霊様からの指摘にもあるように、今の私に欠けていて、出来るだけ早く身に付けなければならないことが、ヌイの人生にあるのだろう。今まで、宇宙にばかりつながろうとして、フワフワしていたが、グラウンディングやセンタリング、自然に触れることなども心がけ、バランスのよい人間になりたいと思った。ヌイは、私の前世でもあるが、先生でもあるのだなあ。
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