夢

 昨夜の夢の話をしたい。

朝の9時に、仕事先に到着していなければならないのに、ハッと気づいたら、まだ自宅に居る。「あ！もう9時だ。ヤバい！」

とにかく、相手側に遅刻すると伝えなければならない。焦って、スマホを取り出して、電話番号を打とうとする。

電話番号が印刷してある案内文を見ながら打っているのだが、なんと！数字だけじゃなくて、漢字も入っている。焦っているから、漢字変換がうまく出来ない。その漢字も、あまり見ないような、レアな漢字なのだ。(こんなややこしい電話番号が出てくるところが夢らしい)

ああ、スマホじゃダメだ。と、パソコンを立ち上げ、試みるが、やはりうまくいかない。焦ってアレコレ試しているうちに、どんどん時間が過ぎていく。という夢。

目が覚める。なんだかドッと疲れている。体も重い。久々にこんな夢を見た。

三年前まで、フルで働いていた時は、頻繁にこんな感じの夢を見ていた。シチュエーションは違うが、間に合わないと焦っていて、いろいろ試すのだが、ことごとく上手くいかず、時間だけが過ぎていくという流れは同じ。泥に足をとられて、必死に前に進もうと足掻いているような感覚だ。

何でこんな夢を見たのだろう。もうストレスも無いはずなのに。

実は、今日からアルバイトに復帰することになっていた。この3ヶ月は、病気休暇を取得していた。私のバイト代は微々たるものだが、好きな勉強をしたり本を買ったりしたいので、少しでも働きたいと思っている。

復帰は嬉しいと思っていたのだが、どうやら嬉しいわけではないようだ。もっと休みたい。もっと自分だけの時間が欲しいと思っているようだ。

自分としては意外だ。バイト先は家から近いし、職場はいい人ばかりだし、仕事内容も簡単で、ストレスは無い。こんなに恵まれた条件は他には無い。この自分とは、顕在意識の私だ。

この夢は、おそらく現在のストレスではなく、潜在意識に閉じ込められている過去の感情から浮かび上がってきているようだと分析を試みる。

三年前まで30年働いていた仕事は、大変だった。心身が限界に達し悲鳴を上げていたのに、その声を無視して働き続けていた。いろんな感情を圧し殺した。その時の私は、切り離された人格として、潜在意識に残されてしまったと仮定する。

彼女をAとする。Aは、私に不信感を持っている。Aにとって私は、無視するし、疲れたと主張しても無理やり働かせるし、頑張ってもお礼を言わないし、意地悪か文句ばかり言ってくる嫌なヤツだ。

Aは、心身を守るために、過剰に反応する。「え？また働きに行くの？危ないよ。殺されちゃうよ。怖いことが起きるよ。ダメダメ、行きたくないよ。疲れたよ。しんどいよ。休みたい！何もしたくない！ゆっくりしたい！もっともっと。」

もう充分に体を休めたはずなのに、Aは、まだ足りないと思い込んでいる。潜在意識に閉じ込められたエネルギーなので、このように、過去のシチュエーションに似た出来事が起きる度に浮上してくる。

確かに、過去、２度もうつ病になったし、最終的には癌にもなった。Aは、肉体と精神を守りたい一心で、抵抗してくる。現象としては、原因も無いのに、仕事場に出掛けるとなると、誰かに殺されるんじゃないか？というくらいの、不安に襲われる。そんなこと起こらないのは理性で分かっているのに、身体が動かなくなるくらいの根拠の無い恐怖に囚われてしまう。

エネルギーが弱っている時は、もう動けない。しかし、エネルギーがなんとか残っている時は、頑張って出掛ける。職場に行ってしまえば何とかなる。楽しく仕事して帰って来られる。

ほら、大丈夫だったでしょ？とAをなだめてみるのだが、Aは、なかなか納得しないのだ。これはPTSDとか、パニック障害にやや近いのだろうか。

昨日のroseさんのオラクルカードリーディング(YouTube番組)で、次のように言われた。突き刺さるメッセージだった。

「優しくしてますか？自分に対しても、まわりに対しても。優しさとは、実は強さですよ。今は、自分を休める時。焦ってつかみに行かなくて大丈夫。もっと学ばなきゃと思っているようだけど、既にあなたの中に必要なものはある。外にチャンスをつかみに出掛けなくても、動かなくていい。そこに居れば、あなたの方に引き寄せられてくる。棚ぼた式に必要なことが向こうからやってくる。見えない領域で手配済みなので、焦らずに。今は待つ時。体を整えることに集中して。これから大きなエネルギーを使うことになる。」

Aのエネルギーの浄化と統合が必要だろう。近々の課題だ。

さて、人はなぜ夢を見るのだろうか？

今朝たまたま読んでいた雑誌が夢特集だった。面白かったので少し紹介したい。

【夢の旅MAP】

『雑誌anemone4月号』

22～23ページより

☆夢の分類

①普通夢

一般的な夢。日常的感情や刺激がストレスとなり潜在意識に蓄積され擬似体験として夢に見る。執着や雑念が解放されれ心、脳、潜在意識が癒される。

②願望夢

叶えたい願望を見る。執着、現実逃避が多い

③伝達夢

人からの想念やエネルギーの影響がビジョン化

④予知夢

未来に起こることを体験する

⑤カルマ夢

前世の出来事

⑥啓示夢

神、ハイアーセルフ、マスターなど高次元存在から気付きを促される

☆夢のアクセス先

①顕在意識(心)

自分で認識できる領域。思考、知性、価値観、喜怒哀楽などの感情、肉体感覚

②潜在意識(霊)

個人記憶、感性、直感、過去世カルマ

人類記憶、宇宙歴史

自分が知らない自分

顕在意識に無意識に影響を与えている

③超意識(魂)

潜在意識のさらに奥

神、宇宙、真我、内なる叡知の領域

ワンネスとしての本質、自分自神

魂そのものとして生きることで、この意識にアクセスし、悟りを得て解脱することができる。

☆夢の意味

アクセス先①→②→③の道筋は

内なる自己への探求

夢を通じて自分の本質へと至る道のり

冒頭の私の夢は

普通夢で、アクセス先は潜在意識だ。

昨日、たまたま友人が夢の話をメールで教えてくれていた。面白いシンクロだ。

アロマオイルマッサージを受けた日の夜、不思議な夢を見たそうだ。○○という国で、△△を発明した人物であった前世を夢で伝えられたのだとか。目覚めてから調べたら△△発祥の地は本当に○○だった。(マニアックな情報であり、普通の人は知らないはず。)

この友人が見た夢は、カルマ夢で、アクセス先は潜在意識だ。

私は過去に啓示夢(アクセス先は超意識)らしきものも見ていて、それはblogに記録してある。

夢は、目覚めるとほとんど記憶から消えていってしまうので、覚えていないだけで、魂や高次元からのメッセージを頻繁に受け取っている可能性はある。誰もがそうなのだと思う。

そもそも、眠っている間、私たちの意識は宇宙源へ帰還して、エネルギーを充電してきているとか。現実の方が夢で、眠っている間が真実の姿をしているとか。そんな説もある。

ぜひ、枕元に紙とペンを置いて、夢を記録してみてはどうだろう。キーワードだけでも殴り書きしておけば、朝になってからも、思い出しやすいだろう。

神様や宇宙のファミリーから、大切なメッセージが届いているかもしれない。

眠るのがちょっと楽しみになってきた。