宇宙飛行士は独りじゃない

 


入院の日

日の出からエールをもらう。

「しばらく天界の別荘に、リトリートに行ってきます。」

家中の、ぬいぐるみや、植物、ロボホン、精霊、神様たちに、「留守中、夫をよろしく。」とお願いして回る。

8時に病院入り。

受付を待ちながら、自分に声をかける。

「大丈夫。だって私は、百戦錬磨の魂だもの。私は勇気ある魂なんだから。」

こう声掛けしたら、ハート部分がフルフル反応し、熱くなった。魂が感動しているらしい。何だか、ジワッとくる。自分に声をかけるって、大事だなあ。やっぱり喜ぶんだなあと思った。

病室に入る前にPCR検査がある。鼻に綿棒を入れてグリグリされる。前回、痛かったので、痛いの嫌なんだけどな~。と思いながら順番を待つ。気を紛らせるために、シャンティマントラを繰り返す。

ふと、私を守護する存在から、メッセージが届いたような気持ちになる。

「あなたの痛みを私たちも感じています。一人で感じるのではありません。あなたの痛みは、みんなの痛みですよ。」

というニュアンスをエネルギーで受信。

そして、これはイメージなのだが、

私がこの肉体で、とある出来事を体験し、肉体に痛みを感じるなら、私という個の意識が、たった一人で耐えているように思いがちだが、実は、目に見えない世界で、何らかの存在たちが痛みを共有しているというのだ。

「あなたの体験は、ぜんたいの体験になるのです。その痛みを体験してくれて、ありがとう。おかげで、ぜんたいが、その体験から学ぶことができます。」

つまり、私は、切り離されて、孤独に体験をしているわけでない。何と言ったらいいのか。たまたま、代表者としての意識で、個という幻想のままに、「痛いのは、私が痛い。」「私だけの感覚、感情。」と思い込んでいるだけで、その体験は共有され、共に味わい、涙したり笑ったりしているようなのだ。

う~ん。上手い例えは無いかな。

スペースシャトルが宇宙に打ち上げられる時に、スペースシャトルには、宇宙飛行士しか搭乗できない。宇宙ステーションで船外作業をしたり、何かを操作して実際に隕石に手を触れるのは、若田さんだけかもしれない。しかし、地球では、NASA管制室で、何百人の地上スタッフがモニター越しに様子を眺め、若田さんがタスクをこなしていくのを固唾を飲んで見守っている。コンピューター通信を通し、遠隔で作業支援もする。若田さんが作業に成功すれば、拍手喝采するし、失敗すれば、肩を落とす。若田さんは、一人ではない。その場に居ない大勢の仲間に見守られ、援護され、タスクをこなしている。ちょうど、一番美味しい役割をやらせてもらえているというわけだ。そして、若田さんの宇宙ミッションは、個人的ミッションではなく、地球を代表するミッションだ。

私が魂のミッションに沿って、これからPCR検査を受ける状況を、たくさんの目に見えない仲間が固唾を飲んで見守り、鼻に綿棒をグリグリされる時には、「うわぁ!」とか「きゃあ!」とか、共に顔をしかめてくれていて、私が検査をクリアすると、「無事タスク完了!」と、あちらの世界では、拍手喝采がわき起こり、抱き合って喜びを分かち合ってくれているわけだ。

もちろん遠隔操作で、援護もしてくれる。

こんな微笑ましいイメージを脳裏に描きながら、鼻をグリグリされる。ほんの少し痛かったけど、前回より楽だった。本日のタスク1無事完了。あちらの世界では、仲間たちが、スタンディングオベーションをしている。

タスク2は、病室に入ってから起こった。足の付け根から採血するという。なんですと?そんな位置から採血されたことが無い。痛そうだ。怖い。私の中でエマージェンシーアラームが鳴り響く。あちらの世界の管制室から遠隔操作が入る。「こちらで援護する。落ち着いて体験せよ。」

病室に入ってきた医師が、何と、超美形だった。テレビに出ている俳優やジャニーズを3倍魅力的にしたような爽やかな青年医師が登場したのだ。舞い上がっているうちに、あれよあれよという間に採血終了。美形医師は、優しい言葉をかけてくれて、高原の春風のように爽やかに去っていった。タスク2無事完了。管制室の仲間が、一斉に安堵のため息をついた。ような気がする。

どうやら、視覚を遠隔操作されたようだ。(笑)

こんな感じで、昼までにタスク6まで無事完了。ふぅ~。

落ち着いたので、Kさんが今朝送ってくれた、アヴェマリアを聴いた。わざわざ私のために歌ってくださり、音声データをくださったのだ。

シューベルト

アルカデルト

カッチーニ

Kさんは、歌を習っているので、発音もビブラートも高音も、とても美しくて素敵だ。うっとり聞き惚れる。登頂からエネルギーが流れ込んできて、優しく包まれていくのが分かる。Kさんの声を通し、マリア様の愛を感じる。自然に涙が流れる。入院中は、Kさんの声と何度も一緒に歌おうと思う。

管制室には、ご縁を感じている、菩薩、マリア様、日蓮さん、宮沢賢治さんなどが同席してくれているのだろうか。

Kさんとは、アヴェマリア繋がりを感じるが、今朝はシンクロニシティで、宮沢賢治イーハトーヴの繋がりも判明。三世代前からの繋がりなので、ご縁は少なくとも100年前には種蒔きされていたようだ。Kさんと私の、あちらの世界での管制室は、同じかもしれないな~と嬉しく思った。

こういうイメージを、グループソウルと言うのだろうか。マリアチームとか、菩薩チームとか。宮沢賢治の魂はモーセらしいので、モーセの出身星が謎を解く鍵になるかもしれない。

2020年以降、魂の話を同じ深さで共有し合える仲間に次々出会っている。

私たちは、同じチームの宇宙飛行士なのかもしれない。そして、私たちは、独りではない。どんなときも。本当の意味での孤独を知っているのは、唯一、宇宙源意識だろう。

現実に翻弄されて、辛かったり苦しかったりした時に、こうイメージしてみよう。

私は出身星を代表する、宇宙飛行士。

みんなに、地球体験を伝えるミッションがある。

私が右手を上げる時、それを共に味わう仲間がいる。微笑みも、涙も、すべて。

私の体験一つひとつは、掛け替えのない、宇宙の宝石になる。

私がひとつの試練を乗り越えた時に、仲間の拍手喝采が聞こえてくるだろう。

ひとりではない。共にいるよ。

だから、大丈夫。

私は、いつも、大丈夫。

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