たま + しい + 時間
「我も、いいみたいなんです。「たま」はミタマ、「しい」は 感情、我みたいなものですね。人間は、「たま」と肉体の中にある「我」が一緒になって魂らしいのです。
肉体と魂が宿った状態が命。
日野原重明先生は「命というのは時間なんですよ。あなたたちが生きる時間を命と言うんですよ。」という言い方をしています。
肉体に入り込まないと、「ミタマ」だけでは生きていけない。そうすると、セットで「我」が来る。そのやりとりの中で、どういう生き方をするかというのが人間です。
魂は大元とつながっていて、その大元は私たちの個別に分かれた肉体のそばにいて、私たちと一緒に体験し、楽しんでいるという話もありますね。
成長するため。その成長は、私たちが思う成長ではないんです。単に情報を書き換えていく、新しい可能性を追及するということ。
盗賊は、いかに人をだまして、人から強奪するかということに命をかけているので、それはそれで魂は成長しているのです。すなわちたましいの情報は書き換えられている。
マザーテレサのように、人を助けて魂が成長するというのが私たちが思う成長ですが、とにかく新しい可能性、新しい盗みかたを発見するのも成長(情報の書き換え)です。
縄文時代は1万年以上続きました。あの時代は神とつながっていて平和であったといわれていますが、その一方で、自分たちの自由意思があまり強くない時代だったのかなと思うんです。
それが弥生時代に移ってきて、自分たちの心みたいなもの、ある意味、我につながるところもあると思うのですが、それが成長して、一気に文明社会、物質社会が進みました。その物質を通じ、いろいろ学ぶところもあったし、当然、我、エゴも成長した。そのことによって文明が発達したところもあるわけで、我というのは、自分を守るということにおいては、戦争や飢饉など、命の危険がいっぱいの本当に厳しい時代を生き抜いた人類を支えた心でもあると思います。ただ、やっぱりそのバランスなんでしょうね。
今、バランスがちょっと崩れて、我のほうにシフトしすぎている。そのバランスを取り戻すのが今の時代ですが、我があると進歩するんですよ。一方、我には所有という概念がある。俺のものだというのがあるから、これが一つには成長を妨げる。
争いのもとなんですよ。そこを、我を持ちつつ肉体と精神のバランスをとるというのは、自分の我と本来のミタマとを調整していくことが、必要な気がします。
命は時間。時間というのは肉体の時間。肉体にミタマが宿った状態が人間。それだけではダメ
肉体そのものがもともと我を持っている。自分というものがあるのが本来なので、我があることは悪いことではない。ただ、我が多すぎると肉体が強くなり過ぎて、本来の自分のミタマの部分を忘れてしまう。それを取り戻したらどうでしょうか。
魂の声に従って、すばらしいことをやっている人も中にはいるけれども、大抵生きづらそう。そう生きないといけないんじゃないかという思いの中で、人のために、人のためにと、自分がない状態です。
自分も喜ばないといけないんですね。自分のミタマが輝いてこそ、人のミタマに手を差し伸べることができるのに、自分のミタマをずっとしぼめて、誰それのためにとやっているのは決していいことではないという気がします。つらいですよ。
バランスですね。一見悪いことと言われている自分の我の強さも、結局はプラスマイナスであって良いか悪いかではない、宇宙にあるのは作用と反作用だけ。
宇宙は、やったら何が返ってくるのか知りたくて、対立するものを設けて無数にやっている。
だから、いいことをした、悪いことをしたというのは、実はいいこと、悪いことというのはなくて、何かしたら返ってくる。その返ってきたことが自分にとっていいものであればそれはいいこと、悪ければ悪いことになるだけ。
そのいい悪いも結局は人間の決めていることであって、悪く見えることも、自分の魂の進化成長には寄与するものであるということ。
それがないと進化できない。100年生きたとしても、魂から見ると本当にまばたきする瞬間ぐらいの短い時間ですから、まるでディズニーランドのような人生を一気に生き抜き、その時間で何をやるかということだと思います。
(中略)
改めて思ったのは、人間はあしたのことは誰にもわからないんだなということです。がんがあるからこの人のほうが人生が短いだろうと思うのは間違いです。
そもそも死ぬことはいけないという思いを外したほうがいいと思います。いい死に方というのもあると思うし、いい生き方もあると思うんですけど、死ぬときはその人の人生の集大成です。いかに幸せに死ねるか。死ぬことはいいことだと思い込まないと、いけないことだと思っていると何か暗くなりますね。
そういった病気を知ったときにショックを受けたとしても、人間はそれを受け止めていける力があるんですよ。
サポートする人がいれば、ちゃんと乗り越えることができると思うんですね。それからがんになる前に、本当はそういう命の仕組みを知っていたほうがいいかもしれませんね。ショックの受け方がだいぶ違うと思うんですよ。
(中略)
これまでは医療に直してもらうというふうに思っていた人たちも、実は治す鍵は自分の中にあるんだと気づいてもらえたら変わってくるんじゃないか。病気自体も決してネガティブなものではなくて、病気になってよかったという人たちが実際にいるわけです。
病気を治す鍵は、自分自身を変えることだと思います。他人は変えられなくても自分を変えることはできるわけですから、生き方、考え方、いろんなことを見直して、それが生活習慣の見直しにつながっていて、病気がよくなっていく。病気になってよかった、病気はメッセージだという側面もあるというふうに見ると、だいぶ生き方が違ってきます。
自分が生まれてきた目的があって、そのために起こる全てのことは自分に最適なことであって、病気といえども悪いことではない。イヤかもしれないけれども、イヤというのと、起きてはいけないというのと、ちょっと違うと思うのです。イヤでも起きてしまうんだけども、それを乗り越えた先で、その意味がわかってくる。
(中略)
永遠の魂という視野を入れれば、死に対する見方も違ってくるし、人生に起きる困難も、結局は魂の進化や成長のためであると、とらえかたがガラッと変わってくる。これまではバランスが崩れかけていたけれども、見えない魂の世界へ視野をどんどん広げていくと、世の中はもうちょっと住みやすくなるんじゃないかと思うのです。」
『タマシイはひたすら びっくり体験と わくわくアイデアだけを求めて あなたにやって来た!』
池川 明 · 長堀 優 著
ヒカルランド発行
233~269ページより一部抜粋
*写真: 今朝の空 光の美しさの中に神(ミタマ)を感じる
昨日一気読みした本の中に、自分にしっくりくる文章があったので、紹介させてもらった。
我(エゴ)は、あっていい。
バランスが大切。
病は自分からのメッセージ。
プラスとマイナス。作用と反作用。それを無数にやっているのが宇宙のしくみ。
困難は自分が創っている。
生き直すチャンス。
死は必ず訪れるが、魂は永遠の存在。
人の一生は魂から見ればほんの一瞬。
さあ、私はどう生きる?
昨年秋に病が判明してから、先日の入院まで、駆け抜けてきた。怒涛の学びをいただいてきた。今、振り返ると、いい体験させてもらえたなあと思う。もちろん、病はイヤだ。渦中は揺れ動いていた。痛いの、苦しいの、不安、怖れの体験は避けたいと自我は主張する。しかし、成長(情報更新)が魂の目的だとすれば、やるっきゃないのである。
今回は、ミタマと自我が肉体に仲良く同居して、互いに尊重しつつ、バランスよく時間を過ごして来れたのではないかと思う。これが、命の使い方だったんだ。私は、命の勉強をさせてもらえたんだなあと気がついた。
そして、乗り越えられたのも、周りのサポートがあったからこそである。数々の愛あるご縁に、どれだけ助けられたことか。感謝の言葉しかない。
これを実地で体験し学べるから、この世は存在するのだ。ミタマはわざわざ我とともに肉体に宿りたいわけだ。
魂は永遠であり、目的があること。人生の困難は意味があること。自分を輝かせること。これらの気付きには、催眠療法が役立てる。脳波をスローα波にもっていけば、潜在意識からつながる超意識まで誘うことが可能となる。
私は、がん患者を助けたいという思いがあった。私が(我)、何とかする!と。バランスが片寄っていた。
自身の病を経て、今は心境が変化した。
私の気付きや学びのために、事は起きている。もし、催眠療法セラピストとして、がん患者に向き合ったとしても、それは私の気付きのために起きている。
結果的に患者が楽になったり回復したとしても、それは宇宙の流れにすぎず、私が(我)行ったことではない。すべてはご縁と感謝の繋がりの中で、互いに影響し、魂の更新をしている。
私の中のミタマが喜ぶ(輝く)なら、セラピストという役割をしていけばいい。
それは、私が夢中になって、ビーズで虹の光を再現していた行為と同じであり、そこには誰かのために、平和のために、○○のために!という自我意識はあまり強くはない。
宇宙(神·ミタマ)が、何を体験し、どう成長したいのか。どうしたら輝くのか。それを我と協力しながら、肉体を使い実現していく。
私たちは、こんな面白いチャレンジを今まさにしているわけである。
時間制限や我がある肉体を通し、現実(ドラマ)を体感を通してリアルに味わえるからこそ、学びは加速する。
いいも悪いもなく、唯一無二の掛け替えのない情報更新に勤しんでいる。または、遊んでいるとも言える。
私はどんな集大成を迎えるのだろうか。
マリア様の衣のイメージから
ブルーの薔薇の形をしたビーズをメインにした。
「マリアブルー」
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