夢か現実か
一昨日の夜のこと
私はいつものように、夜八時には布団に入り、うつらうつらしていた。
夫は、横で動画などを視聴しながら、適当な時間に寝るのだった。
電気は消えていたから、きっと夫も眠ってしまった時間帯(22時以降)だろうと思う。
いきなり、遠くから地鳴りのような、何とも不思議な音が聞こえてきた。
半分、目が覚めたような状態で、「これ、何の音だろう?」と思っていた。
案の定、床が揺れ始めた。かなり大きな揺れ。震度4以上はあるんじゃないか。
部屋に備え付けの、地震発生を知らせる通信アンテナが、反応していない。いつもなら数十秒前あたりから、赤いランプが点灯し、アラームが鳴るのに。こんな大きな揺れなのに、どうしたのかな?
ただ、冷静に、不思議に思った。
そして、その後の記憶が無いので、揺れを感じつつ、眠りに引き込まれたようだ。まるで、手術の時の全身麻酔みたいに、いきなりバサッと、意識が消えた。意識が通信電波なら、いきなりのシャットダウンである。
そして、翌朝、無事に意識がつながり、現実に戻っていた。2022年11月23日地球、日本、東京の○○の肉体に宿る私という意識に、チューニングされた感覚。
おお·····戻れた·····良かった。
という、何とも不可思議な感覚。
昨夜の地震から、朝まで、意識がシャットダウンしていた間に、何だかいろんなことが起きていたような気もするが、記憶が無いので何も分からない。
朝、起き上がって、「そう言えば、大きな地震があったよなあ。何で私、そのまま眠っちゃったんだろう?」と首を傾げつつ、スマホをチェックしたが、一切の地震ニュースが見つからない。防災情報も受信した形跡が無い。
夫に、「昨夜、大きな地震あったよね?」と聞いてみたが、「地震なんて無かったよ。」と、ケロリとしている。
「え~っ?あんなにリアルに覚えているのに。地震前に地鳴りみたいな変な音が響いてきて。それから、ユサユサ揺れたよね。」と、私が音に言及したところ、
夫は、部屋の電気を消した後、どうやら飛行機離陸前のコックピット内動画を流しながら横になっていたらしい。(パイロットの通信音声や、飛行機のエンジン音が聞ける。)
では、あれは、エンジン音だったのか。うとうとした潜在意識優位の脳波状態だったため、瞬時に辻褄の合う夢を作り上げたということか。
と、一応納得はしたのだが、密かに次の可能性も考えている。
地震の起きたパラレルから、地震が起きていないパラレルへ、移行したのではないかと。
パラレルシフトが起きる時、どうやら揺れを感じる人は多いらしい。立ち眩みレベルから、地震クラスまで。様々。そして、なぜ移行したか分かるのかと言うと
移行前と後の、世界のエネルギーが違うと感じる。または、微々たることで、ほんの少しずつ、記憶と違う流れが提示される。例えば、今まで反対されていたのに、スルッと承認されたりとか。こんな服持ってたっけ?とか。そう言えば身体が軽いなとか。嫌いだったはずなのに、何だか好い人だなとか。景色がこんなに美しかったかな。とか。
例えば
夫は、来月私が静岡のバイオサンビームのクリニックへ行くのを「怪しい。無駄だ。」と反対意見だったのが、いきなり、「車で一緒に行こう。富士宮で一泊して、焼きそば食べて来よう。」と言ってくれた。
また、アニメ映画が好みではなかったのに、昨日は、新海監督「すずめの戸締まり」を当たり前のように一緒に観に行ってくれた。楽しんでいた様子。
頑なさが、無くなった。より自然に、自由になった感じ。
現実は私の内面の現れだとすると、私の中の強ばりが緩んだのかもしれない。
もう一つの仮説は
同じ現実をループしている。
過去も未来も記憶や思考の中にしか無いのなら、今、この瞬間しか存在しないのなら。
記憶は電気信号で如何様にも設定可能ということ。
あの時、大きな地震が起きて、私は消えたのかもしれない。
そして、記憶や思考のリセットをして、またあの一日へ戻る。情報を少しずつ変えるから、パラレルシフトが起きたように感じる。
そもそも、思考はエネルギーならば、現実は粒子の集合(色)に過ぎず、認識しなければ波(空)になる。
新海監督の作品を立て続けに観ているので、影響を受けたのか、こんなことを考えている私。何だか、意識の枠がぐ~んと広がったような気がしている。
「行為はなされるが
個々の行為者はいない。」
仏陀
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