前世療法体験~アナスタシア編

 退行催眠セミナー二日目。

私の前世療法体験を記録しておく。

☆テーマ

私の愛読書に、落ちると、第二の人生が始まる。という内容の本がある。私の人生の指針となった一冊。その著者に、心からの読者愛を込めて、テーマとした。

今世、落ちる(病気と退職)体験をしたことで、現在とても自由に幸せに生きている。前世で同じような体験や、今世に影響を与える人生があれば、見てみたい。

☆最初の場面

森の中。8歳くらいの少女。白いワンピース。裸足。長い髪。ふっくらした顔。

北欧。紀元○百年あたりか?かなり昔。

☆少女が住む家

森の中。木製の小さな円形の小屋。リスと少女の二人暮らし。

☆食事場面

木に登り、枝に腰かけて、リスと一緒に木の実を食べている。食事時間は決まっていない。好きな時に食べる。

リスは、少女の大切な友達でいつも一緒にいる。

リスに意識交代

少女のことを「透明」だと表現。

「あまり急いで食べない方がいいよ。」と少女にアドバイスしている。

両親について少女に質問

「お父さん、お母さんは大きい存在なので、一緒に暮らしてはいない。」とのこと。イメージでは、宇宙の意識エネルギーのことか。

しかし、一人で生きているわけではなく、森の動物も植物もみんな繋がっていて、協力しあっているため、寂しくない。食べ物も豊富だし、寒ければ動物たちに温めてもらえる。自由に伸び伸び生きている。

☆次の大切な場面

冬。森が雪で覆われている。

冬眠中のクマを人間が殺して運んでいく場面。

「止めて!殺さないで!」

少女の声は人間に届かない。少女は悲痛な声を上げて号泣している。この場面が、このセッション中、一番悲しかった。

動物が殺される度に少女は自分の心と体に痛みを感じている。平和だった森は、じわじわ人間に侵食され、荒れていく。人間は、自然に敬意を払わなくなっていったようだ。

☆次の大切な場面

成長した少女は、人間に自然と共に暮らすことについて、お話をするようにしたらしいが、当時の人間たちに理解されず、邪魔な存在と見なされた。

捕らえられ幽閉される。あまり食事も与えられず、しばらくして衰弱死した様子。

☆臨終

どんな人生体験をしたのか。どんな学びをしたのか。

「自由に生きていたのが、だんだん制限が加えられてきて、やがて自由を完全に奪われる。その流れを経験した。」「次の人生は、逆の流れで体験してみたい。」

ビジョンでイメージを見せられる。

円の動き。

時計まわりに、下に向かう針の動き。

0時が、全くの自由。3時は、やや不自由。6時が完全に不自由。

少女は、この流れを一生で体験してみたのだと言う。

そして、体験の流れは、9時が半分自由を取り戻し、12時に、完全に開放。

人の魂は、個々の転生により、このようにグルグル回る体験のサイクルを繰り返している。

宇宙規模では、0時を、覚醒。6時を分離(眠り)と表現しても良いかもしれない。また、ディセンションは、0時から6時の動き。アセンションは、6時から12時の動きとも言える。宇宙全体が何万年規模で、この動きをしているらしい。

☆中間世

少女から、今の私へメッセージ

「羽があったこと、思い出して。あなたは飛べるよ。」

☆会いたい存在に会う

殺されたクマの魂に会う。

クマは穏やかな表情で笑っている。

私は、クマに何度も謝る。

森を守れなかったこと。人間たちがしてきたこと。罪悪感でいっぱいになり、涙を流す。

クマからメッセージ

「それが、その時代の人間の段階だから。」クマは、すべて理解し、人間の蛮行を受容してくれている。自然存在の霊性が人間よりはるかに高いことが伝わってくる。

自然は、いつも大切なメッセージを送ってくれている。私たちが耳を澄ませれば、きっと聞こえる。

☆ハイアーセルフに会う

ビジョンを見せられる。

巨大な三角形。吊り下げられたカーテンみたいなイメージ。

底辺は白く輝き、真ん中は、星星輝く宇宙。上部が一番強く光っている。

ハイアーセルフのカーテンの中で、私がいつも守られ、エネルギーが繋がっていることが分かる。ハイアーセルフが抱えるエネルギー存在は数えきれないくらいあり、カーテンの中に無数に散らばっている。頂点の位置にいるハイアーセルフは、すべてを把握している。

☆近未来

いつものように、既に肉体ではない私が出てくる。エネルギー体となって穏やかに浮いている。懐かしい波動の光をそばに感じる。

☆感想

セラピストから、『アナスタシア』ウラジーミル·メグレ著 の世界をイメージしました。と言われ、なるほど!と嬉しく感じた。

昔は、自然に溶け込むように自由に生きていた、半分精霊のような人間が居たのかもしれない。少女は、羽があったと言っている。(自由に羽ばたくことの暗喩かもしれないが)

また、クマについては、『なめとこ山の熊』宮沢賢治の童話をおしえていただいた。セラピストと本の話ができて、さらにセラピー効果が上がった気がする。

冒頭の本の中で

落下することで飛翔する。

という表現が出てくる。

私はもう、自由に飛べるのだ。ということを今回のセッションでしっかりと確認できた。

落ちる前は、すごく怖かった。落ちまいとしがみついて生きてきた。しかし、ハプニングが起こり、私は強制的に背中を押された。あわや、落ちるかと思ったら、実は飛翔していた。

落ちる体験は、人生へのギフトだと思う。

誰からのギフト?

宇宙、天、神、何とでも捉えられると思うが、私は潜在意識を通して繋がる本質の自分から、顕在意識の自分への熱烈なアプローチであると思っている。思考を使い現実化するのは、自分の力だから。

セラピスト役のNさんからは、愛のエネルギーを感じて、セッション後も涙が止まらなかった。そのあたたかいエネルギーは、とても懐かしい感じがした。

ふと、未来世に出てきた、光の存在を思い出した。高次元波動の存在であるが、Nさんをそばに感じる時、同じような安心感を味わい、癒された。Nさんは、存在するだけで、既にセラピストでありヒーラーでもあるのだと思った。

Nさんとのセッションは、神様からの最高の贈り物。

ご縁に感謝します。ありがとうございました。

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