退行催眠体験~白へ☆本質に戻る
本日、ヒプノセラピートレーニングに参加。退行催眠セミナーを受講した初心者セラピスト達が、練習できる場である。
ものすごい気付きを得た。
私の催眠療法体験を記録しておく。
先日、「私をバカにしてるでしょ!」「私をバカにするな!」という激しい感情が、湧いてきて、相手にキツイ言い方をしてしまった。原因が分かれば、それを知りたい。また、それを癒したい。自分では理由が分からない。
セラピストの誘導で、「私をバカにするな!」という感情を感じた初めての場面へ。前世かもしれないし、幼少期かもしれない。
周りが真っ白。白以外、何も見えない。氷の上に立っている?白い長靴。白いタイツ。短い丈の長袖ワンピース。白い長い髪。顔は鼻の輪郭らしいものは見えるが、あとはボンヤリしていて、よく分からない。
感情を感じる。孤独。極限の悲しみ。みぞおちに不快な違和感。丹田のあたりが、焦ったり取り乱した時に感じる、ギュッとする体感あり。涙がボロボロ流れるが、理由が分からない。
丹田に意識を集中する。ソマティックヒーリングの手法で、丹田と対話。意識を交代し、なぜ悲しんでいるのか、質問してみる。
「切り離されてしまった。放り出され独りになってしまった。悲しい。」と丹田が答える。
切り離された理由がよく分かる場面へ誘導される。
荒涼とした岩だらけの光景。赤色の金属の、カマボコ型の建物の前に居る。建物は、ずっと向こうまで、細長く続いている。中に入れば何か分かるかも?と思ったが、入り口らしきところは開かない。(大切な場所につながるゲートのようなイメージ)
「入れない。放り出されてしまった。もう帰れない。元の場所へ帰りたい。」丹田の意識は、さらに悲しんで泣き続ける。
それならと、帰りたいその場所へ、時を遡り誘導される。
緑の多い景色だが、透明なチューブが張り巡らされている感じ。自然と未来技術が調和融合した街のようなイメージ。悲しみは消えて、安心した気持ちになっている。エネルギー的に馴染む感覚。
側に、縦長の光の存在が居る。「ずっと側に居る。あなたは、独りになどなった事は無い。あなたは、眠っている時は、好きな時に、ここに帰ってきている。」と伝えられる。
次の場面。
白い円形の部屋。壁面が全部窓。一面の星空。
その光の粒々に意識を集中していると、周りが虹のようになり、シュ~ッと、何処かへ吸い込まれていく体感。
地球の、5~6歳の私の姿を捉える。
セラピストから、何をしているのか質問される。
私は、5歳の意識になり、たどたどしく答える。「空とお話してるの。帰りたい!って。眠れば帰っているんだよと言われるんだけど、眠ってるから、帰っているのかどうか分からないの。さびしい。切り離されちゃった感じがする。怖い。でも、分かってて、ここに居るのも分かっている。納得して、ここに来ている。」私はまた、号泣。
セラピストから、では、切り離されていない時に戻りましょうと提案される。
2~3歳の私。一面の光の中で仰向けに寝ている。手を上空に伸ばし、空の存在とお話をしている。空の存在が笑っているのを感じている。すっかり安心して、しっかり繋がっているのを体感して、心がどっしりしている。
そこに、現在の私が、誘導に従い、隣にやってくる。
小さな私を見て、「ピュアで、無垢な感じ。」と感想を持つ。「この子の体感を思い出せれば大丈夫。」
私から小さな私にメッセージ。
「これから、大きくなるにつれ、繋がっていることを忘れてしまい、悲しんだり苦しんだりすることになるけど、また、年月が経ったら思い出せるからね。大丈夫だからね。」
小さな私から大人の私へメッセージ
「忘れている間だって、しっかり繋がっている。どんな時も、切り離されてなんかいないんだよ。独りじゃないんだよ。大人の私は、いろいろ、難しく考えすぎ。だって、ありのままでいればいいだけなのに。そのままで居るだけで、大丈夫なのにね。元々こうなんだから、全然戻って来れるよ。これが本当の私だよ。」と、いかにも可笑しいという感じで笑われる。
高次元のマスターに来てもらう。緑の中でチューブが張り巡らされていた光景で会った先ほどの縦長の光が現れる。
もし、切り離されたような悲しみを感じたら、後からついてしまった余計なものをサーフボードや剱のような形の光のプレートみたいのを、頭から差し入れて、サクッと浄化すると良いよ。と、イメージでやり方を伝えられる。
丹田の部分が反応し、微細に振動を始める。オレンジ色の光が満ちて、温かくなる。ギュッとした不快な緊張が消える。もしかしたら、この部分に、不要なネガティブな感情が溜まっていたのかもと思う。光のプレートを差し入れることで、身体が清まっていく。身体の生命力が活性化されていく。
私からマスターへ質問
「なぜ、あのような、私をバカにするな!みたいなネガティブな感情を感じてしまうのか?」
マスター、笑う。
「何のために、催眠療法を学んでいるの?分かってるでしょ。顕在意識と潜在意識!」
小さな私も笑いながら言う。
「(私をバカにするな!の怒り悲しみの感情は、)あなたのものじゃないよ。元々のあなたではないよ。」
小さな私とエネルギー交換。体内が光で溢れ、細胞の振動数が、何倍にもなる。
「切り離された」「独りぼっち」「頼るものがない」というのは勘違いで、記憶違いだと伝わってくる。
安全地帯であるお花畑へ一旦戻る。
一面の白い花畑に変化。(ちなみに、最初は、色とりどりのチューリップ畑だった。)
「清浄」という言葉が一番近い感じがする。
一年後の近未来へ。
やはり、白い世界。
私が、ヨガの瞑想ポーズみたいな格好で座っている。「無」という文字が出現。意図すると、時空間の制限なく、宇宙に繋がっている体感がある。「意図すれば、どこへでも行ける!」と催眠下で私が驚いている。上空に丸く空間が開き、その中に、行きたい場面が浮かぶ。ポータルが開くとはこんな感じ?
未来の私から現在の私へメッセージ。
「大丈夫だから。」と一言。静かに笑われる。
現在の私が、未来の私の隣に現れる。
決まり悪そうに、苦笑いしながら。「お騒がせしました·····だって、眠っていると、繋がっているかどうか、分からなくて···モゴモゴ」と、小さく言い訳している様子。
再度、花畑へ戻る。
ここで、白い花の意味が判明。(直感にいきなりふと湧いてきて、スッキリ腑に落ちる感覚がする。バラバラだったものが、一瞬で一本にまとまる。)
「元々、私は、ピュアな存在。花で言うなら、白い花。言葉なら清浄。生きていくうちに、色んな色をつけてしまった。カラフルな花へ変化した。しかし、その色(思考=エゴ)は、後からつけたもの。本質の私は、白。大丈夫。どんな感情を味わったとしても、本質は変わらない。あの繋がっている体感を思い出せば、私はいつでも私自身に戻れる。独りになったことなど、一度もない。皆と、共に居る。」
切り離されたように感じる時、私は、思考優位になり、過去か未来を憂え、不安、怒り、恐怖、孤独など、ネガティブを味わっている。
しかし、それは、エゴによる幻想であり、本来は勘違い、思い込みである。出来事は何色にも染まらず、中立である。
なぜ、白い花(私)が、わざわざ地球(物的次元)にやってきて、色んな色をつけてしまったのか。
それをやりたかったわけである。色んな色彩の花も経験してみたかったのだ。自分の意思で。エゴはツールであり、それを利用して得た体験こそが宝なのである。
エゴをツールにして楽しむ分にはまだ良かったのだが、やがて、思考が優位になり(時代の集合意識のコントロールも一因か?)思考が暴走するのを制御できなくなっていく。
花は、白かったことを忘れてしまったのだ。ただし、すっかり忘れるほど、リアルに体験できるため、面白さは倍増する。(表現を変えると、学びが多くなる。かな?)
私は、大丈夫なのだ。今までも、今も、これからも。本質の私はしっかり源と繋がっているのだから。たくさんの愛を注がれているのだから。この前提は、何があっても変わらない宇宙の真実だ。
そんな気付きを得た、貴重なセッションだった。
催眠療法は、このように、自らの内側で、本質に誘われる効果がある。
セッション直後、Zoom画面を見て、驚いた。
私の顔が若返っている。
セラピストからも、「内側からエネルギーが発せられて、光輝いている。お肌がツヤツヤに変化している!」とビックリされた。
なんと、催眠療法は、美容効果もあったようだ。(笑)
☆セラピストさんから学ばせていただいたこと
セラピスト役をしてくださった受講生さんは、セッション後の振り返りで、もっと他の誘導があったのではと、さかんに反省されていた。端から見ると、遠回りし、意味の無いような心象風景をいくつも経て、ようやく幼少期にたどり着き、やっと一般的な年齢退行を行うことになったからだろう。もっとテーマの核心に触れる場面へ、ピンポイントに誘える言葉がけがあったのでは?と。
同席していた講師も、「クライアントさんに寄りますが。」と前置きした上で、
前世か幼少期か、あやふやなままで誘導すると、やはりあやふやな場面しか出てこない可能性があり、もう少しピンポイントな言葉がけが必要かもしれないと、アドバイスされていた。
お二人のやり取りをぼ~っと聞きながら、そうか。潜在意識は、大きく分けて、二つのやり方で答えてくれるんだなと感じていた。
一つは、近道バージョン。
今回の事例では、私の「バカにするな!」の感情を初めて感じた幼少期場面をピンポイントで甦らせ、感情を感じ切り、思い込みの鎖を解き、プラスの捉え方に変えて、分離した負の感情を統合する方法。
こちらは一般的であり、テーマに即した気付きを得られるため、分かりやすい。セラピストとクライアント双方が達成感を共有できる。
しかし、エゴの思い込みで、歪んだ捉え方をしてしまった負の感情は、何十年もの人生で、数えきれないくらい潜在意識に溜め込まれているはずだ。
「バカにするな!」が浄化されても、潜在意識の奥から、次なる「私はダメ人間」とか、「なぜか○○が嫌い」とか、延々と統合されたがっている負の感情が出現するだろう。
クライアントは、その都度、催眠療法を受けなくてはならないかもしれず、依存に繋がるかもしれない。
自分で解決できる何らかの方法を、いずれ伝授することになるだろう。
もう一つは、遠回りバージョン
これは、今回のケース
セラピストは、おそらく潜在意識で私につながり、一番私に適した誘導をしてくれた。
つまり、前世とも幼少期とも決めつけず、潜在意識を100%信頼してくれたのだ。
上記の通り、意味の分からない白い場面や、白い人物ばかりが出てきて、これはなにを意味するのか?前世でも幼少期でもなさそうだし。と、少し戸惑いつつ、潜在意識から出てくるイメージを辿っていった。それらがどう繋がるのかは、最後まで分からないスリルがあった。
しかし、これは、セラピストの誘導があやふやだったからではない。私の潜在意識がきちんと選択して、出してきていたのだと後から分かる。
一見すると、グルグル遠回りし、やっと正規のコースに軌道修正したように見えるし、何なら、最初からこの場面に行けばいいじゃないかと、誰もが思うかもしれないが、クライアントだけは、その遠回りの意味を心底理解している。(理解は遅れてやってくる。)
この遠回りバージョンは、個別にトラウマに対処するのではなく、「1個1個は、もうキリがないから、一括処理しましょうね。」ということなのだ。
私たち人間の悩みは、思考(エゴ)の働きによる。潜在意識の中の本質は、一切の悩みの無い、穏やかで平和な意識だ。そこに気づくだけで、一括解決できるのだ。
今回の潜在意識は、私の本質を白で表してくれた。そして、色は後からつけ足してしまったエゴであり、本来の私のものではないと伝えてくれた。本質に戻るには、源と繋がっていることを思い出すことであり、いつでもその状態になれること。自己ヒーリングの方法まで、催眠下でマスターから伝授された。
つまり、「バカにするな!」は、何百何千とあるトラウマの一つに過ぎず、一面に咲く花畑における色とりどりの花々のうちのほんの1本にすぎない。1本1本に、水をやったり、抜き取ったりする手間は必要ない。気付きが起これば、一瞬で、花畑は、真っ白で清浄な花に戻すことが出来る。
ということだった。
この大きく二つに分かれるアクセス方法は、クライアントにもセラピストにもどちらが良いのかは分からない。顕在意識では。
セラピストは、クライアントの力をを信じる。最善の回答は、必ずクライアントの中に存在する。潜在意識の中から、その日、その方にベストな回答が必ず出てくる。
だから、セラピストは、技術を磨くことはもちろん大切なのだが、クライアントを潜在意識にきちんと誘えれば
必要なことが起こる。
そんなことを確信した、貴重なセッションだった。
セラピスト役のAさん、私のベストタイミングで、最善の気付きへ誘ってくださいました。心から感謝いたします。
今回の経験があるから、私は次にステップアップできそうだ。
奇跡的なセッションだった。催眠の神様が存在して、導いてくれているようだった。
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