羽衣の帆に風を受けるように

 自分神様和歌チャレンジ

「はほふへひ」で、お願いしてみた。


はごろもを(羽衣を)

ほにしてかける(帆にして駆ける)

ふねならば(舟ならば)

へいわのさざなみ(平和の小波)

ひきもきらずに(引きも切らずに)


解釈

私たちの心を静かな湖面とイメージしてほしい。

そこに一艘の舟が浮かんでいる

吹いてくる風は、現実の出来事を表している。

困った出来事は、強風に

良かった出来事は、そよ風になるかもしれない。

舟には、思い込みという繊維でしっかり織り上げられた帆がかかっていて

風を受けて、スイッと進んだり、あちこちに翻弄されたりしている。

舟が動くと、波が起こり、岸辺まで寄せては返す。この波は心に表れた感情そのものである。

舟が大きく動けば、波は大きく。静かに動けば、波は小さくなる。

思い込みが強固であればあるだけ、帆が風を受ける抵抗は大きくなる。

嵐がきてしまえば、帆は引きちぎられ、舟は転覆してしまうかもしれない。

もし、帆が、柔らかく、風をふんわりとおすような軽い繊維でできていたら。まるで羽衣のような。風に抵抗することはなく、余分な力は受け流し、微かな風には、穏やかに帆を揺らして、ゆっくり進むだろう。

時には、風を目一杯受けて、グングン舟を進ませることもよいが、いつもそのようであれば、強い風が吹いた日には、心の中は大波で荒れ狂う。強固な帆をかければ、収集つかなくなる原因にもなる。強さは実はもろいのだ。

舟に羽衣の帆をかけなさい。

風を受け流す優美な姿を思い描きなさい。

風を軽やかに通すということは、思い込みが少なくなった柔軟性を表している。

あるがままを受け入れる心。相手を変えようとせず、尊重する心。すべてをまるごと愛する心。二極を融合する心。それが、あなたの本質。

あなたが、そう心がければ、感情という波は穏やかになり、平和な心境が、日々変わらず続いていくことでしょう。

羽衣を、既にあなたは手にしています。

ほんとうのあなたは、羽衣をまとって、やってきたのですから。

舟の帆をかけかえる。それだけのことなのです。(本質に戻るだけなのです。)



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