現実は愛で変わる

 現実の見え方が一瞬で変わった出来事を書いておく。

こちらのblogを読んでくださっている方の中にも、時々、苦しい感情が湧いてきて辛い時間を過ごされている方がいらっしゃるかもしれない。ほんの少しでも参考になればと願う。

10日ほど前に、父が出先で転び、救急車騒ぎとなった。左手骨折である。

父はいろいろ持病があり、主治医のいる病院に入院できるまで、自宅待機となった。

やっと、入院して手の手術という前の日に、自宅で転倒し、今度は腰の骨を折った。

今日、手術だったのだが、病院からは一週間で退院してもらうと言われ、地域包括支援センターは、その後についてあやふやだったらしく、母には父の手術やら、入院やら、しばらく自力で歩けないであろう父の入所先やら、多大な負担が一気にのしかかった。

コロナで、病院の制限もあり、姉にほとんど全てをお願いし、私は役立たずながら、市役所に電話し今後の見通しについて、情報収集係に専念していた。

いよいよ、父の施設入所が動き出す。

父は、軽い認知症があり、母が一切お世話をしていた。昨年、見るに見かね、一度施設入所のために動いたが、最終的には母が「自宅で看取るまで最後まで面倒見る!」と決意。昨年末に、トイレや庭に父が移動できるよう、手すりを張り巡らせた矢先の転倒事故だった。

一年前、私は、母の負担を減らしたい一心で、施設入所賛成派だった。何ヵ所か見学に行き、母を説得しようとしていた。あたたかい雰囲気のリハビリも充実した有料施設を見つけ、私の退職金を注ぎ込むつもりだった。母は、「父と離れて暮らすぐらいなら、死ぬ!」とまで豪語し、娘心が大変傷ついたのだった。

しばらく距離をおき、様子を見ていたのだが、母は逞しかった。私は、娘として、役立つことはあまり無いのだなあと、少し寂しい気持ちがしていた。まあ、いつか、本当に必要な時に、私が何か出来るだろうと、気持ちを切り替えた。この背後には、いろんなトラウマが蠢き、父母に対するネガティブな思いを解放するために、七転八倒するのだが、blogに以前書いてきたので、今は触れない。

さて、手術も無事終わり、これから先を考えていたら、とても重い周波数の感情に捕らわれた。過去、母が不用意に発した言葉に、まだ拘っている自分に気づいた。それを受け止め流すだけの器が私には無いのである。(これを書きながら気づいたが、重い感情が出ている時に、確かに思考は過去や未来に飛んでいる。)

催眠療法で、たくさん浄化したはずなのに、まだ浮かび上がってくる。切りが無いではないか。これは、私の狭量さにあるのか。泣きたくなった。

いやいや、しかしだ。感情は選択できる。もう必要なければ、手放す。学んだはずではないか。感情はコントロールされなければ自然に浮かんでは消えていく。暴れ馬のように、思考は今に留まることなく、過去に未来に飛び回る。反応し、いちいち激しく揺れていたのが、今までの生き方。学んだ今は、さあ、どうするんだった?

深呼吸。光の瞑想をしてみた。胸から重い塊をゴッソリ出して、空に放り投げるイメージもしてみた。

そんなこと(つまり、今に意識をもってくる)をやっていたら、

「胸に、地球をイメージしてみて。」と、閃きがやってきた。

繋がった相手は、私のハイアーセルフなのか、守護する存在か、よく分からないが、導かれるままに、瞑想した。以下は、その流れである。

自分の胸の位置に、手のひらにおさまるくらいの地球をイメージする。

両手で、包み込むようにして、地球に愛を送る。

私の中に、宇宙があり、地球があり、地上にはあらゆる生命が生きている。私の中のひとつの星だ。さあ、どんな感じがする?自分に問う。

手のひらに包み込まれる美しい地球。私の心の中にある星。そこに生命体がいるとしたら、やはり愛おしい。どんな小さな存在であろうと、土塊ひとつまで、等しく大切に思う。どんな存在も、仲良く幸せな気持ちで生きてほしい。美しく循環し、命を輝かせてほしい。すべてが無条件に愛おしい。涙がでそうになるような、深い深いこの気持ちは、何だろう。細かな繊細なバイブレーションを感じ始める。

「そう、その気持ちを忘れないで。それが神様の気持ちだよ。」

ハッとした。

人は皆、心の中に宇宙を持つ。

自分の心次第で、宇宙は如何様にも変わる。

私が愛の周波数を送れば、宇宙は愛に満たされ、反対の周波数を持てば、相応の宇宙となる。

心と現実が繋がっている仕組みをイメージで見せられたような気がした。

私は、地上の小さな命に意識をフォーカスし、日常を生きているので、現実に左右され、感情を揺らしている。まさに今みたいに。でも、揺らされる原因である現実は、私の心から創り出されている。逆だったんだ。

だって、今まさに、宇宙を包み込み、愛を注ぐ意識も同時に持っている。両手で地球を抱き締めることもできる。

「やってみて、出来るでしょ?」

本当だ。

「あなたのなかに宇宙がある証拠。あなたの中に神がいる証拠。あなたが、愛そのものである証拠だよ。」

私は、しばらく地球に愛を送り続けた。

この、地球瞑想を終えて、しばらくしてから、姉にLINEメッセージを送っていて、ふと気づいた。

父は、手も腰も立て続けに骨折し、災難だった。痛いし辛かったろう。しかし、この一件があったから、母は、ようやく父を施設に入れることを決断できたのかもしれない。互いに大切に思う夫婦だ。最後まで共に暮らしたいのは本音だろう。父も、高齢ながら母と少しでも長く一緒にいたいから、頑張ってきたのだ。

今回の骨折は、もしかしたら、無意識下では、父の母に対する愛だったのかもしれない。母が納得するに値するくらいインパクトが必要だったから、父にはかなり辛い役目だったけど。父なりの、母を思いやる愛だったかもしれない。

そう思ったら、一人ひとりの創り上げる宇宙が、とてつもなく美しく感じられた。

悲壮な現実の見え方が一瞬で変化した。すべては愛の表現なのだ。そう気づいたら、胸の中がスウッと清浄に変化した。

先ほどまで、重苦しかった胸に、純白の百合の花がスクッと立ち上がるイメージがもたらされた。

ああ、今、誰からメッセージもらったか、分かった。

今、文字入力していて、意図せず自動変換された文字に、その存在の名前が表れたから。

先に宇宙に帰星した、私の大切な友人だった。

彼女は生前、マリア様と不思議な繋がりがあり、私も奇跡的な体験をさせてもらったことがあった。マリア様を象徴するのは、百合であり、先ほど無意識にイメージに百合の花が立ち表れたこと。「由利」と、何も意図していないのに、スマホが自動変換したこと。友の名は、「由香利」であること。彼女の名前の中に、既にマリア様の象徴が潜んでいたのだなあと、今ようやく気がついた。

ありがとうございます。

地球瞑想、続けていきますね。

いつも、見守ってくれて、本当にありがとう!

☆追記

内なる神との対話

私「父は今、病室に寝ていると思われます。先ほどリーディングしてみましたが、一言、眠い。と言われました。父の様子はどうなのでしょう。」(コロナ制限で、病院の指示がない限り、面会ができない。)

内なる神

「肉体の痛みはあるが、彼の内面は穏やかである。彼を見守る存在が傍におるから、安心せよ。おまえは、彼の身体から発せられる光を見たであろう。」

「はい。眩しい光を身体から数センチの幅で発していました。それは、穏やかさの現れなのですね。私に何ができるでしょうか。」

「離れていても、気持ちを送ることは出来よう。陸地同士は離れているが、大海はすべてを繋げておる。おまえが愛を送れば、それはさざ波となり、父という陸地の浜を優しく撫でるであろう。」

「父の愛を感じ、先ほど涙が流れました。あらためて、父の愛とは何でしょう。」

「我が子に対する気持ちに条件が必要であろうか。ただ、愛おしく大切に思う。おまえが生意気に振る舞おうが、心に痛い言葉を投げ掛けようが、例え現実に顔を合わせなかろうが、一切関係はない。ひたすら、春の陽射しのように、おまえを照らしている。何があろうが、それは変わらないのだ。それが父の本質の心である。おまえが心を澄ませればいつでも感じられるはずだ。偽りはなかろう?」

「はい。現実に翻弄され見えなくなっていましたが、本当は分かっていました。私が玉のようにこの世にポンと出現した瞬間から、父の愛はまったく変わっていなかったこと。本当は一切の条件もなく、愛を注いでもらっていたこと。」

私は質問を続ける。

「なぜ、この世界は、陰陽に分かれているのですか?」

「理解するためだ。存在ひとつでは、何も分からない。しかし、存在を分けて、互いの異質さを理解しようとする過程を通し、より深く我が身我が心を理解するようになる。自分を知るためと言えるであろう。」

「では、コロナは何でしょう。疫病としての悪の面もあり、コロナに翻弄される日常から精神的に成長する善なる面もあり。陰陽で捉えることもできますが。」

「陰は陽に、陽は陰に転ずる。すべては流転するエネルギーだ。悪役であるコロナを愛として捉えることで、現実は大きく変化する。例えば、今回の父親の入院を考えてみよ。コロナが無ければ、家族は足繁く面会に通い、実際に手取り足取り、患者のお世話が出来た。しかし、肉体のお世話に満足し、本来の大切な心を見失ったままになるかもしれない。面会に行きたくても行けない。会うことも言葉をかけることも出来ない。今までの当たり前ができなくなることで、人は、様々に葛藤する。その先に、すべての鎧を脱ぎ捨てた真なる心が現れる。その人を純粋に愛する気持ちに気づくかもしれない。物理世界を越えた心と心の繋がりが確かにあると気づくかもしれない。ただ、ただ、今あることに感謝する気持ちになるかもしれない。捉え方次第で現実はいかようにもなる。そうして、また、未知なる内面を発見していく。本来は忘れているだけなのだが。コロナは鎧を外す切っ掛けにすぎない。心の内に発見した輝きを大切にせよ。」

「時空間にはどんな意味があるのですか。」

「おまえの居る世界での時空間とは、魂体験の制限である。本来の意味での時空間は。」

と言って、渦潮のイメージを見せられる。

んん?

「分からないです。もう少しヒントください。」

「水の動きを見なさい。」

まるで、禅問答だ。一応、制限だらけの私の頭で考えたのは、時空間は、ただ、クルクル同じところを回っている円の動き(輪廻)だが、実は下に吸い込まれるような大いなる力が作用している。宇宙開闢以来、源は無数の魂に分かれて次元を下げてきた。そして、三次元の体験から、また、次元を上げて源に戻るよう魂に働きかけている。つまり、源が力点になっている。渦に葉っぱを落としてみよう。しばらくクルクル回っているが、ふとした瞬間に、力点に向かい吸い込まれていかないだろうか。これを解脱と解釈できないだろうか。渦潮の意味については、今後も追究していきたい。今はこれが精一杯だ。

本日の対話は以上。

これらは、深呼吸し意識統一をして、いわゆる自己催眠状態となり、内なる神と対話すると意図し、催眠療法の意識交代の手法を使ってやってみたものだ。自分で答えが出せず悩んでいたことも、このやり方では、スラスラ答えが導き出される。問いかけると、間髪入れず、答えが出てくるのにはビックリした。

ただ、催眠状態であるため、半分まどろんでいるからか、時間が経つと忘れてしまうのが難点。もっと対話したはずなのだが、頭から消えてしまった。次回は、紙とペンを用意して、キーワードだけでも残せたらと思う。

これは、誰でも出来る。内なる神は、奥深くにいる自分自身。エゴに邪魔されないピュアな自分でもある。

ちなみに、話言葉が老人ぽいのは、内なる神のエネルギーが、若くはなく、少し頑固そうな男性性のイメージだったので、伝わってきた言葉をつなぎ合わせ、彼に語らせたらこうなるかな?とイメージしながら書いた。キャラ付けすると、さらにイキイキ語り出すので面白い。

悩みがある時に、ぜひやってみてほしい。近いうちに、内なる神との対話方法について、もう少し詳しく書く予定。

☆シンクロニシティ発生!

随分前に図書館に予約していた本が今日届き、先ほどパラリとページをめくったら、何と、最初のテーマが時間についてだった。この本は、京極夏彦の講演集であり、まさか時間について語られているとは思わず予約していた。簡単に言うと、時間は今しか存在せず、未来や過去は本来は無いのだが、一直線の時間の流れという概念を作り出したのだとか。動物には、今しか把握できない。未来や過去を想定できるのは人間だけなのだそう。なぜかというと、生と同じ質量で死を捉えるために·······(以下省略とする)

また、陰陽については、やはり予約していた別の本に書かれていた。「東洋哲学では、火(か)には縦に上がる陽の働きがあり、水(み)には横に広がる陰の働きがあるとされます。この「か」「み」の陰陽の働きが調和されたとき、神(かみ)なる力が顕現されるのです。」

ビックリした。問いを発すると、本や動画、ふと目にしたものから回答を得ることは多いが、時空間等について内なる神に問いを発してから二時間くらいしか経っていない。「早っ!」と思う。

そうして、これが、「時間は今しかない」根拠かと、理解した。時間が一直線なら、過去から未来へ時は流れる。しかしそれは概念にすぎないが。

問いに対する答えを本で見せようとするならば、なぜ、過去に予約した本に回答が載っているのか?予約した時点で、私が無意識にその内容を知っていて、ちょうど予約本が届く日に、時間についての問いを発することになると、未来を予見していたとでも言うのか。時空間を超えた奇跡的な出来事が起きる(意味ある偶然)のがシンクロニシティだ。

時空間は、幻であり、想念が現実を創りあげる。まるで偶然引き寄せたかのように。

わずかに、数ミリくらいは理解できたかな?魂が五次元以上に行かないと、真に理解するのは叶わないだろう。しかし、最近、シンクロニシティが多いのは何故だろう。現実という幻想の壁が揺らいできているのかな?

☆翌日談

昨夜、姉からメッセージあり。

父が、入院先から逃亡を計り、拘束するかもしれないと、病院側から母に連絡が入った。

父は、軽い認知症だったが、かろうじて正気はあった。しかし、わずか一日、母から離れただけで、認知症が悪化。自分はホテル五階に滞在しており、一階に迎えが来るので行かねばと言い張り、勝手に車イスに乗ろうとしているとか。手術したばかりで、手も腰も骨折しているのに、我が家に帰ろうとする執念は凄まじい。せん妄状態であろう父の混乱をまともに想像すると、苦しくて胸が張り裂けそうになる。母の胸中はこの何倍にもなろうから、これは共感していると私まで自滅すると我が心に言い聞かせ、兎に角私は眠ることにした。神の采配を信じて、「揺れるな!」と自身に命じた。

コロナ対策で、病院には行けない。ならば、リーディングと遠隔ヒーリングで、父の魂にアクセスするしかない。

翌朝、リーディング。父は、表情なく、抜け殻みたいになっている。精神安定剤か?声掛けするが返答が無い。父の魂に「これからどうしたいのか?どんな魂プランがあるのか?母を困らせないでもらえないか?」伝えたが、反応無し。少しでも元気になればと、頭と胸に、光エネルギーヒーリングを施した。父の魂の色は見えるが、意識は遠くに飛んでいる模様。

根拠はないが、何となく感じたことは、父と母は、前世のどこかで母子の関係があり、母は我が子を育て上げられなかった。母は我が子であった父を今世で、悔いなく育て直した。つまり、とことんお世話した。父は、前世で受けられなかった母親(女性性)の愛を存分に受けた。夫婦でありながら、母子のカルマをここで浄化したのではないか。そのために二人が体験すべきドラマが展開されている。ハラハラドキドキのクライマックスだ。

二人の魂の約束を、私が邪魔することは出来ない。私に出来ることは、見守ること。そして、必要なタイミングが来た時に、直ぐに行動できるようにしておくこと。きちんと寝て、食べて、精神状態を中庸に保っておく。主に、疲れはてた母を癒す役割がこれから必要になるだろう。何が起きても、父母に必要があり起きたドラマである。彼らの神聖な学びである。そして、私に出来るのは、絶えず愛ある選択をすること。私にも大きな学びだ。

私の内なる神にも話しかけた。

「昨夜は、本を通して早速の回答をありがとうございました。」

「おまえは、本が好きだからな。ただ、本質の回答ではない。多面体の一方向からの見方に過ぎない。宇宙法則は、言葉に表現できるものではなく、言葉にしようとした時点で真実から離れていく。感覚にうったえるイメージの方がまだ伝えやすい。思考で捉えるのはかなり限界がある。言葉のみで理解した気にならず、学びを深めなさい。水の流れひとつにも、大いなる真理が含まれる。」

「私の父母に対するスタンスはこれでよいですか?」

「おまえは、自分に出来ることを具体的にイメージしていた。皆が疲弊しては、肝心な時に支える者がいなくなる。食べて寝て、心持ちを安定させ、必要とあれば、その時にさっと動く。それでよい。ドラマに没頭し感情の波に翻弄されるのも、魂の大切な体験である。おまえは少し俯瞰できる位置で、それを見届けなさい。難しいと思うかもしれないが、それに必要な学びは既に与えてある。試してみなさい。出来るから。次の段階へ進んでみなさい。今までとの違いは····分かるね?」

「はい。出来るか分からないし、正直逃げたいですが、いつも真ん中に居るように心がけます。それはそうと、内なる神さまは、そのキャラクターで大丈夫ですか?頑固老人のキャラより、女神とかにしますか?」

「形の無いエネルギーだ。おまえが受け入れやすい個性に設定すればよい。いかようにもなろう。」

というわけで、もしかしたら次回は女神様になるかもしれない。

明日から、しばらく学ぶべきことに集中しよう。








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