ふしぎのメダイとシンクロニシティ


 先日の土日、たまプラーザにあるイーハトーブヒプノセラピーカレッジへ。

催眠療法基礎コースを受講してきた。まだまだ研鑽は必要だ。

今回は、暗示療法の技法を身につけた。受講生には医療従事者が多く、気持ちが引き締まる思いだ。

今後は、退行催眠や、ソマティックヒーリングの技法も順次学びたい。

潜在意識を使って本来の自分と繋がり、健康で幸せに生きる人々が身近から増えていくように、ほんの少しお手伝いができたら、嬉しい。もちろん、潜在意識を学ぶことで、私自身が一番癒され、魂の喜びを感じながら楽しく生きていくことになるので、一石二鳥である。

セミナーは、素晴らしかった。多くを学び、受講生の方々と深く語らい、人生についての気付きを得た。心から参加して良かったと思う。セミナーについては、後日書こうと思う。今回は、ちょっと不思議なシンクロニシティが起きていたので、先にそれを記録しておきたい。

セミナー当日の朝のこと。

電車で一時間ほどの距離を揺られていたら、携帯電話が何かを受信。何気なく画面を見たところ

友人Yさんの笑顔が画面に映し出されていた。とても驚いた。

どうやら、Googlephotoの機能らしく、たまに、○年前の同じ日の写真を自動送信してくるのだ。

その写真は、四年前の9月11日、日比谷公園のベンチで、彼女と缶ビールを楽しんだ時撮影。彼女は、ビール片手に満面の笑顔だ。私はそこに、目に見えない世界からの働きかけを感じた。これは、意味のある偶然ではないか。と。

Yさんは、昨年、乳ガン再発で、あっという間に衰弱し、天へ旅立った。コロナ禍であり、告別式も行われず、私の中で、なかなか区切りをつけられなかった。思いっきり泣けたのは3ヶ月も後になってからだった。

彼女は、5年ほど前に乳ガンを発症。抗がん剤の影響か、一時期かなり苦しんでいた。元々明るく社交的な愛されキャラの彼女のこと、私を含め、沢山の友人が彼女の回復を祈って伴走していた。

ある日、彼女が自宅で体調不調に苦しんでいた時。ふと、フランスに居る親しい友人の顔が浮かんだ。彼女は、友人に会いたいなあと思った。相手はフランスだから、無理な話だ。その瞬間に、フランスのその友人から連絡が入った。近くを車で通るから渡したいものがある。と。ちょうど帰国していたらしい。そして渡されたのが、聖母マリアのふしぎのメダイだった。現地で手に入れた本物である。

(このメダイについては、とても有名な話なので説明は省略する。知りたい方は、ネット検索してほしい。)

Yさんは、標準的日本人の信仰心であり、キリスト教信者ではなかったが、マリア様のことは知っていたし、目に見えない世界から愛を感じて感激しただろう。そのメダイをお守りにして、苦しみを乗り越えようとした。Yさん経由で、私も一ついただいた。私は、信仰心はないがマリア様は好きだ。

不思議はまだ続く。別の日に、とあるヒーリングワークショップに私と彼女が参加。その時、初対面のヒーラーさんが、彼女に手作りの天然石ネックレスをプレゼントしてくれた。ヒーラーさんは、その日の朝、このネックレスを誰かに渡さなくてはならないという気持ちになり、持ってきたのだそうだ。そして、Yさんの病状をワークショップの場で知り、この女性に渡すべきだと気づいた。そのネックレスは、マリア様を象徴する青い石と十字架がついていた。聖母マリアのエネルギーを感じさせる美しいネックレスだ。

その後も不思議は続き、彼女の元には、聖母マリア関連のものが次々集まってきたそうだ。全て偶然。例のふしぎのメダイは、二つも手にしたらしい。一つ目を紛失し、意気消沈していたら、直ぐに二つ目がもたらされたそう。それも偶然だから、ただただ驚くしかない。

もう、疑う余地なく、Yさんは、聖母マリアに守られていると思うしかなかった。これでもか、これでもかと証拠が示される。彼女は、障がい者に関わっており、手話パフォーマンス舞台をプロデュースしたり、ユニバーサルキャンプに参加したり、人間愛に溢れる女性だったから、女神様たちも彼女を助けたいと思ってくれたのかもしれない。しかし、運命は変えられず、彼女は天へ帰っていった。彼女の魂とのやり取りについては過去のブログに書いたので、詳しくはそちらを。(5/30『命の長さ』)

そして、セミナー初日。偶然送られてきた彼女の写真である。何か理由がありそうだなあと感じながらも、その時は、これから起きるシンクロニシティについて想像すらしていなかった。

そして、セミナー最終日。

受講生のなかに、カトリック信者の女性Tさんが居た。波瀾万丈な人生と、才能豊かな職歴、ローマ教皇とのつながりや、宗教を超えた世界の平和など、雑談なのにあまりに深いお話をしていただき、私の意識もかなりステージアップしていたと思う。

最後の懇親会で、ある受講生が愛について質問。本当の愛を感じるにはどうしたらよいのか。どうしたらエゴを超えて人を愛せるのか。

講師のヒプノセラピストがそれに答えた。「体験が大切ですよ。様々な体験を重ねるうちに、頭ではなく身体でわかってくるものだと思います。これからもたくさんの体験をしていってください。」優しく穏やかな美しい声のメッセージ。

私は、不意に、その言霊にマリア様のエネルギーを感じた。理由はない。ただ、マリア様からのメッセージだと素直に感じたのだ。

帰り道、カトリック信者Tさんに、マリア様の言霊を感じたと話した。彼女は、「それはあり得ます。だって、院長の萩原優医師は、聖マリアンナ医科大学の先生ですから。マリア様の病院ですから。聖母マリアのエネルギーが注がれているのもあり得ますね。」と、同意してくれた。

そして、私に、「これ、差し上げます。」と、小さな袋を手渡してくれた。「今、あなたがマリアのことを言ったから思い出しました。渡すの忘れるところでした。」と笑った。

それは、何と、聖母マリアのふしぎのメダイだった!(ローマ教皇訪日の際に、祈祷していただいた特別なものだそう。)

シンクロニシティの意味が、全てつながった瞬間だった。

「このセミナーも、出会いも、学びも、全部聖母マリアの采配だったのかもしれませんね。」私は、数年に渡る壮大なシンクロニシティの織り成すタペストリーにひとつのメッセージを見出だしていた。

「人の運命は決められていると言います。しかし、運命に逆らわず、あらゆる体験を通し、人はたくさん気付きを得ます。そうやって、少しずつエゴを手放し、最終的に行き着くのは、無条件の愛かもしれませんね。」私は、マリア様の柔らかくあたたかいエネルギーを全身に感じながら熱っぽく語っていた。まだ、言葉にするには難しいが、大切なものは既に私の中にあると理解していた。

「無条件の愛は、厳しいから。キリストみたいになっちゃうから(笑)。いきなりそこを目指さなくてよいのよ。今は、自分の中を満たしていく。それが大切よ。」Tさんはたしなめてくれた。また、次のセミナーでいつか再会しましょうね、と手を振って別れた。

私の手のひらには、メダイが残された。

ああ、そうか。昨日のYさんの写真は、彼女からのメッセージだ。

「そのまま進んでOKだよ。応援してるよ。楽しんでね。」そんな声が聞こえたような気持ちになった。

Yさんは、もしかしたらマリア様の隣で、地球を見守っているのかもしれないと思った。

追記

先ほど思い出した。

セミナー終了後、萩原医師も、アシスタントの女性も

「今回のセミナーは、癒されたなあ。」と言っていたこと。

教える側も、今回は、何か感じ方が違ったのかな。

やはり、聖母マリアが、皆を見守ってくれていたのだろうなあ。





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