味噌汁作って足を火傷する

 昨日は、待ちに待ったヨガ教室の日だった。

普段は意識しない呼吸を意識したり、身体の各部位を動かして、感覚を味わったり、ポーズの後で、自分の中の変化を静かに見つめたり。ヨガをしていると、思考が休まり、ありのままの自分をそのまま受け入れていく。先生の誘導の声も心地よく、半分微睡んでいるような、リラックス気分に浸ることもできる。月に二回の教室だが、今の私には至福の一時である。あらためて、素敵な先生との出会いに、運命の奇跡に、縁結びの神様に感謝!

こちらのヨガ教室では、ヨガと合わせて瞑想も教えてくれる。ちょっと面白い瞑想をやってくださったので、紹介したい。

テーマを決めて瞑想するという方法。

その日のテーマは「塞翁が馬」中国の故事である。

有名な故事なので、詳細は省略するが、簡単に説明すると、運が悪いと思う出来事が実は幸運を運んでくることもあり、目の前に起こる出来事に振り回されず生きることの大切さを説いたものである。

そのテーマに沿って瞑想し、思い浮かんだことを参加者同士でシェアする。楽しい!こういうの大好き。

皆さん、不運だと思った出来事により、それがあったからこれに気がつけた。などの収穫を披露されていて、私も嬉しくなって聞き入った。私も、不運などという出来事は、実は起こっておらず、すべては必要があるから起きているという考え方が好きなので、「塞翁が馬」瞑想がすっかり気に入った。

そして、私が披露した最近の体験談だが。

数日前、味噌汁を作っていて、具の玉ねぎを煮立った湯の中に入れようとした。本性が乱暴者の私。玉ねぎが、ボチャッと鍋の中に落ち、湯が跳ねて、私の左足甲にかかった。ギャ~!である。皮膚が赤く染まり、ジクジクヒリヒリ痛み出す。しばらく氷を当てていたが、痛いったらありゃしない。何やってるんた私。玉ねぎをそ~っと鍋に入れればよいだけのことを、何故出来ないのだ。と、自分を責めそうになったが、ふと、こんなことを考えた。

私、催眠療法を勉強してるよね。痛いところがあれば、自主練できるではないか。催眠の効果を実体験するまたとないチャンスではないか?

そこで、いそいそと布団に横たわり、誘導CDをかけた。

結論から言おう。痛みは和らいだ。入浴した時に、湯がしみたぐらいで、普通にしていれば、ほとんど痛みは感じなくなった。また、夜中に患部を擦ってしまい、皮がベロっと捲れたが、その後はすぐ瘡蓋になった。

潜在意識に働きかけることにより、自然治癒力が100%活性化し、傷口を治したのだと思う。人間の生命力を侮るなかれ。身体は、正常に戻る力を備えている。

教室では、こんなに長く語りはしなかったが、火傷をしたお陰で自主練できた。良かった。という話をして、皆様にも、催眠療法の不思議について少し興味を持ってもらえたかな?と思う。

そうそう

味噌汁作っていて、足を火傷したひとを知っていたら、ぜひ、紹介してほしい。いい友達になれそうだ。

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