センス磨き


 センスを磨きたいなと
せっせといろんな本や雑誌を読んできた
素敵なアイディアを真似したり
けっこう楽しんできたのだが
最近は、デメリットにも気付き始めている

私は、情報収集が好きなので
情報過多になりやすい
これ、いいかも!と思ったら
すぐに出かけていくし、手に入れる
あまり我慢しない

デメリットは大きく二つ

お金がかかる(無駄使いも多い)

他の誰かの考えに振り回され、本来の自分の望みが分からなくなる

お金については、たいていは夫が
「必要なら買いなさい。その代わり、ちゃんと使ってね。」と言ってくれるので、甘えてしまっているが、夫が毎日一生懸命働いてくれた大切なお金だ。私のこの、バブリーな傾向を何とかしたい。

めんどうを楽しむ衣食住のレシピノート
美濃羽まゆみ 著

センスを磨くために必要なこと

上記の章を読んでいて
なるほどなあと思った

まゆみさんは、自宅古民家を
経費をおさえるためにDIYで補修した
昔からの木の塗装に使われてきた
べんがら
という天然顔料を使おうと
使い方の資料を探し回るが見つからない
老舗に聞いてもわからない
どうやら、大工さんがお弟子さんに口伝で教えるらしい
やってみないと始まらない!と覚悟を決め
配合を変えて色々試したところ
使い込むうちにだんだん勘所がわかってきた
そして気づく
たしかにこれは頭で理解することじゃないなって。

以下は本文より抜粋

「わたしたちはついつい、何かを選択したり、新しい行動にでるとき、もっともらしい理由を探します。偉い人がこう言ったから、専門家がすすめているから、今までこうだったから。
でも、それがいつも正しいとは限らないはず。
変化する状況のなかで信じられるのは自分のセンスだけ。間違えられやすいけれど、センスは知識や情報ではないのです。ファッション、料理、もの選び、人生の大きな選択など。あらゆることにおいて自分で経験し、五感をフルに使ってこそ、それぞれのセンスは磨かれていくのだと思うのです。そう、べんがらの使い方はべんがらを実際に使ってみることでしか分からないように。
だから、どうしても自信が持てないときは、まずは小さくやってみる。失敗は大歓迎です。違う方法を試せばいいってわかっただけでもうけもの。そうやって少しずつ自分のセンスが信じられるようになっていけば、どんなときも揺らがない自信がうまれていくはず。」

以上、ちょっと長いですが、これを読んでピンとくる方もいらっしゃるかもと思い、紹介しました。

私の、色々手を出してしまう傾向は
まずは、チャレンジする!
という燃料源になっているので、正しく使えば長所だと思うが
情報過多の原因は
自分のセンスをまったく信用していない自信のなさだったと気付いた
真似ばかりに気を取られ
自分のセンスを磨くことを忘れていたのだ

自分で経験し、五感をフルに使ってこそ······

そこをじっくり味わっていないから
次々新しいことに目が行って
こんな、ふわふわ人間になってしまった。
ああ、お金も時間も、勿体ないことしてしまった。何にでも挑戦できる、恵まれた環境に生まれついたのに、半世紀も何をやってきたのか。
それを証拠に、
これが私です!
と、胸を張れることが、何も思い浮かばない。
全て、中途半端。

と、ガックリ肩を落とした私だが
いやいや
まだ、20~30年は寿命も残っているだろう
大丈夫!今、気付けた自分に万歳。
これからの人生が、ものすごく楽しみになってきた

何事も、キーポイントは

五感を使ってじっくり味わう

肝に銘じよう

五感について、関連して昨日の話をする
例の、神原さんの連続講座に行ってきた

10年後の未来の自分像を書き出し
神原さんがアドバイスをくれる
前回は、他人情報に振り回され、自分の魂とまとたく繋がっていないことが露呈したので
かなり慎重になっていた
ひとつひとつ、これはどう思うか?自分に問いかけ、微かな反応を探りながら書き出した

10年後も同じ家に住んでいる
夫と亀は元気
ひとりになる時間が多い
何か、ちょこちょこ挑戦している
近所でアルバイトしている
毎日、何かを書いている

どうだろう?前回についてブログを読んで下さっている方は驚くだろう
ザ.シンプル!

神原さんの指摘
ずいぶん無難なところばかりだね。とのこと
しかし、魂の望みからは離れていないそうなので、まずは、ほっ(*´-`)

神原さんによると
私の魂は何か他にやりたいことがあり、望んでいるらしいが、教えてはくれなかった
私も今は知りたくない
自分のやりたいことは、自力で発見したい
でないと、いくら、未来が見える能力者だとしても、人に言われたことに縛られてしまい、未来が変わってしまう気がする

そして、私の魂について、新情報
私は、家でちょこちょこ何かをやっているのも好きだが(手芸とか料理とか)
実は、二面性があり
もう一方は、崇高なものを求めて学びたいのだそう
だから、生活密着型スピリチュアルを目指せばよい。とのこと
ヒーラーなど、誰かに関わるスピリチュアルではなく、生涯、スピリチュアルを学ぶことを趣味にしている主婦というイメージ
ペン字を習うみたいに。
そうか、別に誰かの役に立たなくても、自分の学びのためだけに追究していけばよいのだな。
私の魂は、崇高好き。というのは、笑えた。アイドルおたくみたいだ。

そこで、調子に乗った私は
今思えば、馬鹿丸出しの質問をしてしまった

この講座に通うようになってから、人間の波動エネルギーの違いが分かるようになった。人間だけでなく、空、植物、動物からの波動を感じ、崇高さを感じて感動して泣くことが多い。これが、あなたは私。私はあなた。の世界ではないか?(ワンネスのことを言いたかったが、畏れ多く、言わなかった)そうすると、生活密着型スピリチュアルをしていっても、いずれは自分ひとりだけに関わるわけにはいかなくなるのではないか?

神原さん、ビックリしたらしく
「皆、勘違いしないでね!」と、ビシリと指摘

あなたのその感覚は、相手のエネルギーを崇高と感じている時点で、自分を下に見ている
エネルギーを(肉体の)五感で感じて、自分と相手の波動の違いに感動しているだけ。波動が同じであれば、感動はするけど、もっと静かに受け止められる。まわりに溶け込み同化するから、全然違う
崇高なエネルギーについて、間違ったスピリチュアル情報を教える人が多いから気をつけて。

はっとさせられた。
崇高なエネルギーを感じる自分に酔っていた。
自分、なかなか分かるようになってきたじゃないかと、少し得意になっていた。
これを間違って捉え続けていたら、私は崇高なエネルギーを崇拝し、依存し、一歩間違えれば、
そのエネルギーは、メシアですよ。とか言ってくるヒーラーとかに騙されて、自分を見失っていったかもしれない
変な世界に入る一歩手前で、目が覚めた

これは、単に肉体の五感が感じただけ。エネルギーの違いに、ただ、感動という感情を選択して反応していただけ
ワンネスとは、まったく違う意識だった
思い込みは、危ない危ない
ああ、質問して、良かった
滅茶苦茶、恥ずかしかったけど

神原さんは、さらに
肉体の五感ではなく、魂の五感で感じるようにしなさい。と言う

え?五感に、魂の五感もあるの?
もう、ちんぷんかんぷん
頭がフリーズした
神原さんは、頭で考えてはならない。とアドバイス。
まあ、いずれ分かるようになるよ。とのこと。

よく分からないが、肉体の五感も、潜在意識に詰め込まれた、外部からの洗脳に汚染されていて、もしかしたら、心地よいと感じていても、自分は望んでいないかもしれず(見た目のかっこよさに目眩ましされてるとか)。拒否反応が出るものも、自分にはよいものだったり(これは、悪いものという誰かに強制されたマインド)

私は、魂の意図を読み取るには、五感を頼りにするのが手っ取り早いと思っていたが
五感も、奥が深いのだなあと、呆然とした
まだ、まだ、分からないことばかりだ。ゴールは遥か遠く、学ぶことの壮大さに頭がクラクラした。本当に気が遠くなった。

神原さん
「一生、学び続けていけばいい。僕だって、今も学び続けている。最初は、ひどかったんだから。」
私「ああ、生涯学習ですね。」
「そう。生涯学習。」
「最後に、質問いいですか?私は、この講座の最初の頃と比べて、少しは成長してますか?ましになりましたか?」
「全然、よくなってるよ。最初は、あまりにふわふわしてたから、この人大丈夫?って思ってたくらいだから。僕は、現実派スピリチュアルだからね。現実に活かせないと意味がないから。」

ふわふわ
ああ、耳が痛い
確かに、数ヶ月前の私は
虹だ、雲だ、龍神だ、ユニコーンだ、妖精だ
と、美しい世界に酔いしれて、現実から逃れようとしていたかもしれない
言っていることも、ちょっと、行っちゃってる痛い人間だったかもしれない
本当に本当に、恥ずかしいなあ
だから、私への神原さんのアドバイスは
情報を仕入れず、自分の魂と対話し
家庭生活を大切にし、家事のひとつひとつを味わい、日常を楽しんでください。地に足をつけることを心がけてください。
だったのだ。

講座も、二週間後で最終回だ
いろんなこと学んだ
考え方も変わった
でも、連続講座6回受けたから
外科手術するみたいに、過去のトラウマがサッパリ消え去り、幸せ100%で生きられるわけじゃない。
日々、実践
講座が終わっても、日常は続くし
困難は相変わらず起こるだろう
ただ、前よりも
日々の気付きが増え
しなやかに、軽やかに、爽やかに
生きられるようになった
かもしれない

ようやく、本来の人生のスタートラインに
立てたような気がする


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