神様の周波数とシンクロ

 

写真:駿河湾を眺める


『神様の周波数とシンクロする方法』志賀一雅 著 ビオ・マガジン発行

この本は、半年ほど前に出版されていた。出版当時、本屋に平積みになっていたと記憶している。表紙がなかな可愛らしいので、印象に残っていた。志賀氏は、工学博士で、能力開発の第一人者。脳波のアルファ波研究で有名らしい。どうやら呼吸法についての内容のようだが、購入することなく、そのまま忘れてしまっていた。

昨夜、日本医療催眠学会の症例発表会がZOOMで行われ、参加した。その研究発表者が、学会顧問の志賀氏だった。この学会は、私の催眠の先生である萩原医師が理事長を務めており、現在医師やセラピスト等、200名ほどが会員となり催眠療法の研究や普及に向けて積極的に運営されている。年会費以上の多大な学びの恩恵を受けられるので、セラピストには超おすすめの会だ。

今回発表された症例内容について書くことは出来ないが、志賀氏の著作にある「周波数」についてなら、出版物を通して世間に公表されているので、差支えのない範囲で、ここに紹介しておきたいと思う。神様の周波数という切り口から、今までの学びの色々な分野が繋がったように感じたので、整理もしておきたい。

一見すると関連性がなさそうであり、科学的根拠のないスピリチュアルな事例に思われるかもしれないが、いくつか列記してみたい。志賀氏の症例を挙げるわけにはいかないので、ここでは私の体験に触れてみよう。順を追って、「神様の周波数」に話を持って行くので、ちょこっと辛抱して読み進めていただきたい。

☆私の不思議体験の数々

①入院時に悟り体験?

2020年1月のこと。肺の血管が詰まり急遽入院した。普通の人間なら、不安の感情が出てくると思われるが、何故か「絶対大丈夫」という確信が胸の奥にど~んと据えられていた。根拠が無いにもかかわらず、絶対的安心感に包まれていた。数週間の入院治療中、私は絶えず穏やかな心境であり、どんなことにも感謝の気持ちがあふれてきて、接するすべての人から愛されているという実感があった。入院という青天の霹靂体験でありながら、私はずっと幸せを感じていたのだった。この体験について後日、エックハルト・トールの著作からヒントを得た。人は命にかかわるような状況になると、自我(エゴ)の働きが弱まり、いわゆる「悟り」状態になる人が一定数居るとのこと。身体は、患部の修復に徹しなければならないため、自己治癒力を高めるモードに入る。エゴが働いている脳波状態だと、免疫力が発揮されにくいため、脳波をリラックス状態へ移行させる。これは、私が意図的に脳波を変えたわけではない。自然に身体が反応して「悟り」状態へ移行した。反対に言えば、エゴが働いている状態(欲求を満たしたいという思い)は、実は健康的にはまだ大丈夫な証拠であるとも言える。退院後は、悟りの心境は消え去り、通常モードに戻ってしまった。

②涙が流れる感動の二週間

2020年秋のこと。乳がん再発で急逝した友人の魂とコンタクトしようと試みていた時期。イメージの中で彼女の魂とコミュニケーションを取り始めたある日、涙がとめどなく溢れて来た。空を見ても、景色を見ても、全てが美しく見える。食事をすると、一口一口噛みしめるごとに、感謝が込み上げて来て、ただただ生かされていることが有難く、胸は感動に打ち震えていた。そんな状態は二週間ほど続き、いつの間にか通常モードに戻っていった。

③初めての催眠療法で悟り体験?

2021年秋のこと。催眠療法基礎セミナーに参加。萩原医師のデモセッションに立候補し、初めて暗示療法による催眠状態を体験した。セッション後、「私は、今までも今もこれからもずっと幸せである。」という静かで穏やかで満ち足りた心境に達する。探していたものが実は自分の中にあったと気付いた瞬間。「あ、そうか。」という感覚。この一切の不安の無い穏やかな状態は、1週間ほどで消えてしまった。この時の感想を萩原医師に知らせたところ、「それは、悟り状態ではないか?」と言われた。催眠初体験のクライアントでも、スッと自分の本質(宇宙源の意識につながる領域)に気づくケースがあるらしい。

④催眠下で、高次元とつながる

それから一年かけて、催眠を学びながら、私自身も体験を重ねて来た。前世も幼少期も癒した。病気の患部とも対話した。亡くなった母とも話した。ハイアーセルフや観音様など、高次元存在と言われる意識体から必要なアドバイスももらってきた。やがて、シンクロニシティが頻発するようになった。魂の縁を感じる素敵な方々ばかりと出会うようになり、学びが加速していった。宇宙の流れの乗せられているような感覚。

⑤1/fゆらぎの効果

催眠療法はクライアントの霊能力の有無と無関係だ。前提として、人間は誰もが超能力を持っている。催眠下では、どうやら肉体感覚(五感)を超えた感覚を通して何らかのエネルギーを受信して脳で情報処理をしているのではないかと推察される。五感ではない感覚とは、自然の周波数のことである。例えば、川の流れは1/fゆらぎと言われる周波数であり、心身を癒やす。人は自然に触れることで、リラックスしたり元気になったりしている。五感を超えた何かを周波数として受け取って影響を受けていることは確かだ。

⑥病気を治しているのは実は自分自身

催眠療法では、セラピストはクライアントの気付きのお手伝いをする。催眠誘導によりクライアントを潜在意識につなげてしまえば、後はクライアントが勝手に必要なことに導かれていく。その日その時にベストな事が起こるようになっている。人知を超えた宇宙の采配が毎回起こるのを目の当たりにする。潜在意識の中のクライアント本人(魂・本質)が最善の答えを知っているので、セラピストはその過程に寄り添うのみ。必要な気付き、感情解放、癒しが起こると、たいていの病気は治っていく。(治らないケースは別の原因があるのだが、ここでは省略する)病気とは、「本来のあなたの生き方からずれていますよ~。」という自分自身からの愛のメッセージである。生き直すチャンスを自分から自分へプレゼントしているわけである。その答えは、人により様々であり、肉体脳で思いつくレベルをはるかに超えている。

☆神様周波数でガンが消えた例

①サイモントン療法

イメージの中で、白血球ががん細胞を食べている様子を繰り返したところ、がんが消えてしまった症例。

②気功エネルギーによる施術

中国の気功施術家の治療。手かざしによりエネルギーを患部に注ぐことで、何人もがんを消している症例。

③タイ、インドにおける心霊療法

メスなどの医療器具を使用せず、手を動かすだけで、エネルギーで患部を切り取って消滅させたり、焼いてしまったりする症例。

④聖者の高い波動を浴びる

インドなどの高僧や、覚者と呼ばれる人々の傍にいるだけで、病気が治ってしまった症例

⑤瞑想やマントラで健康を祈ってもらう

本人に一切祈ってもらっている自覚や体感が無くても、他人に祈ってもらうだけで、病気が改善した症例

⑥好きなことをする

世間の常識(〇〇にならないためには、こうしなければ。という考え)による医療の選択ではなく、こうする方がハートが喜ぶという自分基準で選択した方が、奇跡的回復につながったという症例。

例:手術を勧められたが、どうしても行きたい旅行があり、そちらを優先。結果的に旅先で必要な出会いがあり、効果的情報を得ることにつながった。数か月後、がん細胞が死滅していることが分かった。長生きすることだけがベストとは限らないという気づきから、奇跡的回復へ誘われた例。本人にとって、ハートが嬉しい方、光ある方を選択する方が、良い結果になることもある。

☆神様周波数とは

7.8Hzの周波数のこと。

志賀氏は、脳波研究の第一人者であるが、上記①~⑤で、それぞれ施術者及び患者の脳波を測定したところ、共通するのが7.8Hzの周波数だった。

この周波数の脳波は、スローアルファ波と呼ばれ、自律機能活性の方向に向かわせる。自己治癒力であるナチュラルキラー細胞が活発に動く状態のことである。

細胞が7.8Hzに振動すると免疫機能が活性化するのではないかと志賀氏は仮定している。

がん細胞が消えてしまった症例に共通するのは、7.8Hzに細胞が振動したことによって起こった現象であると推察されている。

脳波をスローアルファー波にする働きかけをすることで、どうやら健康を維持していけるようなのだ。自分で自分を治す仕組みはどうやら周波数にあったらしいことが見えてきた。

☆日常にあふれる神様周波数の例

①レム睡眠時

人はレム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返し眠っている。レム睡眠時の脳波が7.8Hz。夢を見ている時だ。つまり夢は天からの情報であり、宇宙の夢であると解釈することも可能。人はどんなに疲れていても、質の良い睡眠を得られたなら、起床時は元気回復してピンピンしている。寝ている間に、心身の修復をしている。

②日本古来の健康法

日本の文化は、自然と共に生き、自然を活かすところが特徴。鳥や虫の鳴き声を聞いて癒されるのは、自然の音を耳にすると7.8Hzの脳波になりやすいからだろう。(海外の人は、虫の声を雑音、騒音と感じるとか)コロナで日本人の重篤者が少なかったのは、脳波7.8Hzを出す頻度が多い文化的背景があると考えられるかもしれない。

禅による瞑想法も、頭頂から7.8Hzのプラズマエネルギーを取り込み、左右の脳波を同期させているようだ。ちなみにマグマの振動も7.8Hzであるから、グラウンディングで地球中心にコードをつなげるイメージは理にかなっている。

③自然豊かなところで過ごす

都会に住む人々はなかなか自然に触れることは出来ないが、旅行で海、山、高原などに出かけると元気回復するのは、7.8Hzの恩恵があるのだろう。キャンプや、貸し農園が流行っているのも無意識に心身リラックスするものを求めてのことかもしれない。

☆科学的実証

神様周波数7.8Hzは、胡散臭い机上の空論ではない。神というネーミングに抵抗がある方は、物理学での実証をネット検索でお読みになるといいかと思う。

1958年にアメリカのバンアレンが地球の外側を取り囲む電離層(バンアレン帯)の存在を実証した。ドイツの物理学者シューマンの仮説をロケット実験で証明した。

この宇宙空間の電磁波を4種に分けると、それらは人間の脳波と一致する周波数なのだそう。つまり私たちは宇宙周波数で生きている。その中の一番小さい周波数がスローアルファ波=7.8Hzである。

志賀氏は、このバンアレン帯の周波数が生物誕生の秘密を解き明かす鍵になるのではないかと考えているそうだ。

生物を生かす周波数7.8Hzは、地球を取り囲み、振動している。

生かす周波数が愛のエネルギーだとするなら、私たちは、目に見えないけれど有難いその振動を「神」と表現し、そこからイメージを膨らませ、様々な神話にメタファーとして伝承していったのではないだろうか。

プラズマ振動は、プラスとマイナスが引き合って起こっている。+と-が無ければ、振動は起こらない。この宇宙の仕組みが、フラクタルとなって、私たちの身体で起きているエネルギー循環(トーラス)として現れる。

何と言う事だ。私たちの身体の仕組みそのものが宇宙の仕組みであり、私たちは宇宙の振動で生かされている。何と言う奇跡!何と言う神秘!あまりの壮大さに、気が遠くなりそうだ。「私たちは、宇宙の一部であり、全体である。」とは、スピリチュアル界隈ではよく言われることであるが、その意味が7.8Hzに着目するだけでも、じわじわと理解できてくる気がする。

☆神様周波数で呼吸する

では、日常でどのように7.8Hzの脳波状態に持って行けばよいのだろうか。

簡単な方法がある。これが志賀氏の推奨する呼吸法である。

眠る前に

息を吸いながら「良かった」

息を吐きながら「ありがとう」

と心で唱える。

これを数回繰り返すだけ。何というお手軽さだ!

余りに簡単すぎるので、老婆心ながら注意点をひとつ。「良かった」「ありがとう」も、具体的に何かを思い描く必要は無い。(おそらく、顕在意識を優位にしないためのポイントであろう)不眠の方も、この呼吸法でたいていはぐっすり眠れるそうだ。そして、この呼吸法をして寝た翌朝は、ビックリするほどスッキリ軽くなっている自分に気づく。

昨夜、実験してみた。

いつもは、スマホのYouTube音声を流しながらでないと眠れなかったのだが、昨夜から携帯電話の電源を切って、6メートル離して眠るように習慣を変えた。(理由は次の投稿を参照)

眠れるかな?と半信半疑だった。

さて、上記呼吸法を数回繰り返していたら、いつの間にか眠ってしまった。久々にぐっすり眠れたようだ。そして、朝は、爽やかな目覚めを迎えた。どうやら、順調にレム睡眠に入り、体の修復もきちんと行われたようだ。自律神経はこのように、意識せずとも私たちを生かそうと日夜働いてくれている。これこそ無条件の愛の現れではないだろうか?私たちは、こんなに愛されている。どんな時も宇宙の愛(振動)に抱きしめられているのだ。

自我(エゴ)は、本質を否定したがる。「目覚め」てしまうと、地球での学びが成立しなくなるからとも言えるのだけれど。絶えず、欠乏と怖れと肉体的欲望をちらつかせてくる。

「私は、満たされていない。愛されていない。足りない事だらけだ。不幸なことの多い過去。未来は不安。死が怖い。」エゴは絶えずささやきかけてくる。

それはそれで、地球の学びには必要なオプションなので、エゴはあって当然。それでこそ人間なのである。エゴがあるからドラマが生まれ、様々な感情を味わえる。

ただし、もしも7.8Hzの神様周波数を生活に取り込んで、穏やかに健康に生きることが可能になるのなら、病気を体験する必要の無い新たな地球を創造できるのなら、それも素敵だなあと私は思う。

何を体験し、何を学びたいかは、魂の個性により一人ひとり違う。病気も素晴らしい体験であり、大いなる学びに誘われることに変わりはない。

そして、宇宙(神)周波数に生かされていることに気づき、愛の新たな領域へ歩を進めていくことも出来る。この選択肢もあるよ~。ということだ。

私は、折角なので、7.8Hzの恩恵により、自分の病をどう変化させていけるのか、体験を通して学んでみたいと思う。

志賀氏の呼吸法にプラスして、萩原医師の催眠誘導CDを毎日聴いてみようと思っている。


さて、私はどのような未来を引き寄せるのだろうか。

大きな手術を二回ひかえてはいるのだけど

楽しみでワクワクしている。

実体験に勝る学びは無いのだもの。

これがあるから、地球は楽しい。



写真:霊峰富士と龍雲


☆追記

この投稿をして、しばらく休憩してから、湧き上がってきた思いがあるので書いておきたい。

神様周波数について本に著した志賀氏について。

まだ本を読ませていただいていないうちに、本人とZOOM上でお会いしてしまった。ZOOMとはいえ、人柄やエネルギーは充分伝わってくる。これが、人は本来意識エネルギーの存在であるから、リアルに対面しなくても影響し合えることを証明していると思う。コロナ禍のおかげで、遠くに足を運ばなくても、今まで以上に学びの機会が開かれたことは、有難いことだ。

志賀氏は、研究者でありながら、頭がとても柔軟だ。自説に拘ろうとしない。自分の考えを堂々と述べた上で、反論が出てくることを心待ちにしていると言う。どんどん反論してくれと嬉しそうにおっしゃっていた。そして、とても素直な方だと感じた。赤ちゃんのように、好奇心の塊である。このピュアな好奇心が、志賀氏の研究を後押ししているのだろうと感じた。

ここに詳細は書けないのだが、がんの症状が消えてしまったことについて、一番の要因は、自己の魂の声に素直に従ったところにあるのではないかと思う。

一般的には、現代医療の医師の指示は絶対的である。余命宣告をされ、手術を勧められれば、大抵はその通りにしてしまう。治療方針も逆らわないだろう。医師は過去の膨大な症例から判断をして、良かれと思い方針を決める。それに従って、回復する人もいるだろうし、残念ながら亡くなる人もいる。医師の指示に従えば100%大丈夫なわけではない。あくまで、過去の経験値から可能性の高い方をすすめられているわけで、それがベストな解決策であるとは限らない。

命の選択は、他人に委ねることだろうか。鵜呑みにして、他人に全てを委ね、思うような結果にならなかったからと恨むのは筋違いだ。誰にも結果なんて分からない。占い師だって預言者だって、未来など分からない。

大切なのは、自分がどうしたいのか?どう生きたいのか?ということだ。

押さえておきたいポイントは、死んでしまうと、すべて消えてしまうわけではないということだ。意識はエネルギーであり、永遠の存在である。肉体は消えても、意識エネルギーはずっと存在する。このエネルギーは源に融合したり、分離をしたり、個性エネルギーの純度は変化するかもしれないが、この宇宙を満たし続けるのである。エネルギーは増えも減りもせず、形態を変え循環し続けている。お湯を沸かすと水はどんどん減ってくが、減った分は消えたわけではない。水蒸気となって、空に上り、いずれは雨となり地上へ戻ってくる。命を生かす循環の中でぐるぐる回っている。それと同じ。

死んでしまうという怖れから、自分の決断や行動に制限をかける必要はない。

命に係わる選択をする際に、本質の自分が喜ぶかどうかを基準にするといいだろう。長生きする代わりに、やりたいことを我慢する人生でよいのか。短くてもいいから、やりたいことに挑戦する人生がいいのか。人それぞれだ。どちらの道も尊い気づきがある。どちらを選択しても良い悪いではない。ただし、ここで言っている喜びはエゴの自分(偽りの自分)の欲求のことではないことを明言しておく。本質の自分の声を聴く機会は、潜在意識にヒントがある。ぜひ、催眠療法や瞑想など活用していただきたい。

志賀氏は、魂の声に従い、喜びの方向を選択した。その結果、奇跡的出会いにより、病を回復させることとなった。回復の要因は、上述の説明の通りである。

もしかしたら、何か役割のある方は、このように宇宙に導かれていくのかもしれない。

赤ちゃんのような素直さが、魂の道を歩む際のヒントになるかもしれないので、追記しておく。

志賀氏が最後におっしゃっていた。「五歳くらいまでの子供は天とつながっているから、言っていることを大切にしたい。」と。

魂から見ると、大人と子供に優劣は一切ない。どの存在も同等だ。

より魂に正直に生きているのは、小さな子供たちだ。私たちもそんな時代があった。その頃の純粋さ、好奇心、感動する心を思い出していくことが、やがて病を必要としない世界と創っていくことにつながっていくのかもしれない。




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