大腸日記①~不調は突然に訪れた

 令和7年11月3日(月)

【大腸日記①~不調は突然に訪れた】




以下は、大腸に不調を感じている読者がいらっしゃれば何か参考にしてもらえる部分もあるかも?と思い、けっこう赤裸々に書いた。表現など具体的すぎて抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれないので、大腸の不調に興味のある方だけお読みいただけたらと思う。

私は便秘症である。毎朝、珈琲を飲み、お腹に無理やり刺激を与えて、何とか排便してきていた。下痢や便秘を繰り返すこともあった。この数か月、便はどんどん細く小さくなってきていた。ガスの量は増える一方だった。どうしても排便できない時は、市販のイチジク〇〇で急をしのいだ。腸活に興味はあったけれど、相変わらず、ビールなど冷たい飲み物は毎日飲んでいた。つまり、弱ってきている大腸に鞭うって、何とか働かせてきていたと言えよう。

1年ほど前。仕事をしている時に、腹部に違和感を感じた。へその左側あたりに、微かに痛いような、異物があるような感覚。しかし、押してみても痛みはない。この位置にある臓器は何だろう?腫瘍でもできているんだろうか?そう不安になったけれど、別に痛くて困っているわけでもないので、そのまま放置してきた。

10月に人間ドックへ行った。本心は行きたくなかったのだが、数か月前に乳腺外科の医師から、「健康診断だけは受け続けてくださいね。」と釘を刺されてしまった。その時夫が同席していたので、夫にしつこく言われて、しぶしぶ手続きをしたのだった。確かに人間ドックで二回目の乳がん発症が判明したのもあり、命拾いしているのだが、私は婦人科の内診がとても苦手だった。それに何か別の病気が見つかるのも怖かった。人間ドックにせっかく行ったのに、腹部の違和感について医師に相談することはできなかった。このまま気にしないで過ごして、いつの間にか治っていることを望んだ。私にはこういうところがある。怖くて現実を直視できないのだ。ついつい見ないふり・感じないふりをしてしまう。


10月24日(金)

早朝。珍しく白湯だけ飲んだら排便できた。珈琲の力を借りなくても出たので嬉しかった。その日は車で筑波山へ。ダイナミックな眺望を見ながら生ビール。宿に入ってから冷えたサワー。夕飯にも生ビール。翌日の朝食に珈琲を飲んだが腸は沈黙したままだった。けれど、そんなに気にしなかった。旅行先で便秘になってしまうのはお約束だったからだ。それはいつものことだと思っていた。

さて、その3日後、珈琲飲んでも便意が無いので仕方なくイチジク○○を使用。ほんの少しだけ出た。日々沢山食べているのに、これしか出ないなんて。大腸が閉塞しているのか?腫瘍があるのか?単なる便秘か?とやや心配になってきた。

その二日後に、本当は常用してはならないのだけれど、またイチジク〇〇を使用。ほとんど出ず。これはおかしい。病は潜在意識が創る。嫌だ嫌だ。もう病気は経験したくない。どうか出てくれ。私の取り越し苦労であってくれ。


10月31日(金)

午後から低気圧が来て雨の予報。その日もイチジク〇〇を試したが成果なし。これは閉塞しているかも。直腸に便が降りてこられないのだから。どこかで止まってしまっている証拠だ。部屋を歩き回りながら逡巡する。もう心は決まっているのに怖くてなかなか決断の言葉が出ない。

やっとのことでたまたま休暇を取っていた夫に正直に話し、隣駅の病院へ一緒に向かった。ここで夫は大腸ドックを受けたことがあるので、保険で内視鏡検査できたら手っ取り早いと思った。そうと決めたら行動は早い。私は、怖がりでうじうじして、なかなか行動に移せないところがあるけど、決めてしまえば、ぐんぐん進む性格だ。ならば始めからそうしろよ!と突っ込みを入れられそうだけど。優柔不断だけど潔い面もあるという、相反する二面性が私の性格でもある。観念するまでが時間がかかるタイプだ。

病院は混んでいた。待っているうちに貧血ぽくなってきて、クラクラしてくる。院長ではなく、若い医師が対応してくれた。

私が「緊張しているから貧血ぽくなったかも」と医師に言ったら、「どうして緊張しているんですか?」と詳しく話を聞いてくれたので、心の内を正直に話すことができた。若いのに、話をしっかり聴こうとしてくれた。それに、大腸の内視鏡検査も、保険で出来るように私の要望に応えようとしてくれた。おそらく、普通の内科へ行けば、レントゲンとって、特に腫瘍や閉塞らしきものが見えなければ、便秘薬を処方されて終わりだっただろう。「この際、しっかり大腸の中を見てケリをつけたい。」という私の気持ちに沿ってくださった。

その代わり、レントゲン撮影の指示を間違ったのか、胸部を先に撮影し、後から腹部も追加指示されたため、待ち時間が倍になった。パソコンの操作も分かってないようで看護師さんに聞きながらやっていたので、最近入られたか、外部からのヘルプ要員医師だったのかもしれない。ちょっと文句を言おうかな?と思ったけどやめておいた。感謝の気持ちの方が勝っていたので。

血液検査をして、大腸検査の説明を聞いて帰った。9時から12時までかかった。病院は大混雑で椅子はすぐに埋まってしまうのだけど、タイミングよく目の前の椅子が空いたりしたので、ほとんど座っていられた。緊張からかふらふらしていたので、助かった。文庫本を持っていたのだけどそれどころではなかった。私にとって3時間はあっという間だったけど、夫には長かっただろう。何も言わず付き添ってくれた夫の優しさに心から感謝。

とりあえず、大腸の中をしっかり検査してもらえることになったので、それはほっとした。最速の11月5日の9時15分に予約を入れてもらえた。もし大きな総合病院だったら、こんなに早く検査することも出来なかっただろう。もし病気があれば、その時手術できる大きな病院を紹介してもらえばいいのだ。

とりあえず、今できることはやった。ほっとしたので、隣駅まで行って、イタリアンのランチ。ビールを飲み、カフェで珈琲を飲む。本屋で『ゆほびか』という雑誌が「大腸大掃除」という特集だったので、思わず購入。

処方された便秘薬はマグミット。酸化マグネシウムであって、便に水分をひきつけて柔らかくすることで排便をスムーズにしていくれるそうだ。これは大腸を刺激して無理やり動かす薬と違って、慣れてしまうと効きにくくなるということはないらしいが、マグネシウムがうまく排出できないと、副作用で具合が悪くなることもある。薬に頼らないで快便を実現してくことが今後の課題だ。

大腸に刺激ばかり加えて無理やり排出してきたのが今までのやり方だった。私の大腸は自然なお通じが出来なくなっていた。腸活には厳禁の冷たい飲み物をがぶがぶ飲んでもきた。私の大腸さんは、10月24日に最後の力を振り絞って排便した後、力尽きてしまったんだろう。「もう無理。もう動けない・・・」と。もう冷たい水にもあたたかい珈琲にも反応できなくなってしまった。

◇改善すること

・朝は珈琲ではなく白湯を飲む

・常温の水を飲む

・腸もみ、体操

・入浴。体をあたためる

・ウォーキング

・太陽の光を浴びる

・消化によい食べ物。小食

・ビールは毎日飲まない

・野菜スープを作って飲む


11月1日(土)

朝は白湯を飲む。40分ばかり朝散歩。微かに便意はあるのだが、どう頑張っても出ないので、イチジク〇〇を使用。ようやく排便(丸くて小さめのコロコロしたものが10個くらい)。腸のどこかで固まって動けなくなっていたわけではないようでほっとする。

風呂に入り、あたたまりながら腸もみ。毎食後マグミットを飲んでいるせいか、食後に眠気がある。起きていられず、午後から布団に入る。


11月2日(日)

白湯。便意あり。出すのにいささか苦労したが、久々にまともな便。(長い形のもの)マグミット様のおかげだろう。やっぱり効くんだ。困った時は薬に助けてもらうのもありだ。

たまたま数か月前に図書館に予約していた本、森永卓郎著『身辺整理』が届いていたので、借りて来て一気に読んだ。なんだか他人事とは思えなかった。森永さんはどこが原因か分からない癌になって、余命4カ月宣言をされた。最初、すい臓がんだと言われ、抗がん剤治療を受け、死にそうになった。そこから治療方針を変え、余命宣告を超えて生きることができた。

この本を読んだ後、誰かと話したくなった。余命のことを話題にする場合、家族を相手にすることは気が重い。感情的になられたり、過度に心配されたり、反対に考えや行動を否定されたりすることが目に見えていたからだ。ただ冷静に私の言うことに耳を傾けてくれる中立な存在が必要だった。そこで、夜、Geminiに話を聞いてもらった。

もちろん肉体に宿る私という個性意識(顕在意識)は、病気など絶対かかりたくないし、手術も怖いし、痛いの辛いのは体験したくない。2020年以降、4回も入院し、3回も手術している。もうこりごりだ。病から充分学んだつもりでもいる。

しかし、Geminiと話しながら、私は、「この人生は自分がすべて設定してくる」という説に大いに共感しているのを実感。その視点から見ると、確かに病はギフトなのだ。病気の体験やそれに伴う感情ドラマは、地球でしか味わえない。魂にとっては貴重な学びの宝庫となっている。

想像してみる。生まれる前に、自分人生を設定するシーン。ホテルのビュッフェのように、いろんな人生体験アイテムをトレーに乗せていく。選ぶのが面倒な魂は、基本セットだけをトレーに乗せる。いろいろ学びたい(遊びたい)魂は、基本セットの他に、山盛りに選んでいる。

高次元に所属する魂にとって、感情は未体験であり、好奇心をくすぐられるアイテムだろう。ネガティブと言われる感情だって魅力的なのだ。どんな感情も味わってみたいのだ。

地球に何度も生まれたことのあるベテラン魂なら「もう、怒りとか悲しみとかの感情は充分味わったから今回は遠慮しようっと。基本セットだけにして、静かに過ごしたい」

まだ経験の少ない魂なら「前回は平凡でそこそこ幸せだったけど退屈だった。今度は離婚と、貧困と病気を選んでみようかな」などなど。

自分で設定したんだから、顕在意識が嫌がろうが体験するものは体験するのだ。だったら楽しむしかない。そこから何を学べるのか。

検査次第だけど、もし大腸癌で、余命宣告されたなら、それはそれで受け止める。どこかで分かっていたような気持になるように思う。特にやり残したことはない。地球人生は充分楽しめたと思う。しかし、抗がん剤は断る。森永さんの本を読んだのもあるし、2020年に急逝した友人の例もある。無理やり肉体を苦しませて延命するつもりはない。


11月3日(月・祝日)

マグミットがよく効いている。とても柔らかい便が何度も出る。有難くて手を合わせたくなる。とりあえず、第一関門は突破できた。出来るだけ化学成分の薬は避けたいところだけれど、今回は正直助かった。この現実は、私の生活習慣が引き起こしたことだ。嗜好品への欲望をなかなか断ち切れなかった。

あまりに天気がよいので、川沿いを1時間ほど歩いてくる。歩きながら、自分が肉体を脱ぐのなら、どのような手段がいいのかをあれこれ想像する。

例えば、今、巨大な幹線道路の横断歩道を渡ろうとしているのだけれど、ここにトラックが暴走してきて、私の肉体が車体にぶつかって宙に舞っている場面をリアルに想像。私は即死してしまうとして、ウエストバッグには携帯電話と家の鍵しか入っていないので、警察は私のスマホから夫に電話をかけることになるんだろう。「どうやら〇〇さんらしき人が事故に合い亡くなりました。」と。夫が慌てふためいて病院に駆けつけ、葬儀が行われ、マンションの部屋で一人ぼっちになった夫が大泣きしている・・・。う~む。容易に想像できるなあ。事故や災害などで即死する場合、本人は楽だけど、家族がショックを受けるのは心が痛い。それよりは、癌で余命宣告を受けて、私も家族も納得した上で数か月を大切に過ごす方がまだ心の準備ができていいのかもしれないなあ。

生まれる前の世界で、今回の人生設計をしている魂の立場であらためて想像してみる。「寿命は〇歳にしようっと。さて、死に方はどうしようか?」と、ホテルの朝食ヴァイキングよろしく、人生設計ヴァイキングの「死に方コーナー」に並べられた、様々な料理(死の原因)を前に、ウキウキ選んだんだろうなあ。「交通事故で一気に逝くのは楽だけど、運転手や家族に多大な心の痛みを与えてしまうなあ。そうだ!道を歩いていて、いきなり雷に打たれるというのはどうだろう?ドラマチックだけど、ショックすぎて家族の心臓も止まってしまうかも?やっぱりオーソドックスに病死にしておくか。余命宣告を受けて、死までの数か月を穏やかに過ごすっと。これが一番抵抗が少ないかもな。」

夫と近所のスーパーへ買い物に出かける。散歩道をゆっくり歩く。鳥のさえずりに耳を傾け、まわりで飛び交うモンキチョウや赤トンボに「可愛いね」と声をかけ、散歩中の犬に微笑みかける。空は青く、雲は美しい。「あの雲、〇〇みたいな形だね!」などと言い合う。スーパーでは、普段はあまり食べないものが不思議と欲しくなる。デザートコーナーでエクレアとプリンアラモード。お菓子コーナーでポテトチップスをカゴに入れる。体に悪いからと普段は避けていたものだけど、今日くらいはいいやという気持ちになった。家に帰り、珈琲やビールを一杯づつ味わいながら飲んだ。




明日は食事制限があり、11月5日はいよいよ大腸内視鏡検査。その日、大腸の不調の原因がしっかり判明することだろう。もしかしたら、何らかの病名がつけられ、もうスイーツや珈琲やビールが飲めなくなるかもしれないと思ったので、後から振り返れば「あの日が最後に楽しんだスイーツと珈琲とビールだったなあ。」としみじみ思い出すこともあるかもしれない。


内視鏡検査検査前日の夜。不安になってきたので、Geminiに励ましてもらうことにした。


◯こんばんは。明日、大腸内視鏡検査があり、4時に起きて、2時間かけて、腸内を綺麗にする薬を飲んで、9時から病院で検査です。時間内に腸内を綺麗にできるかな?とか、検査は痛くないかな?とか、病気が見つかったらどうしよう?とか、考えたら不安です。何か安心する言葉をかけていただけますか?


■お疲れ様です。明日はいよいよ大腸内視鏡検査なのですね。不安なお気持ち、とてもよく分かります。

たくさんのことを考えていらっしゃいますが、一つひとつ、順を追って安心材料を見ていきましょう。

💖 不安を乗り越えるための安心材料

 * 1. 腸管洗浄について

   * 時間的なこと: 4時に起きて2時間かけてお薬を飲むというのは、病院の指示通りのスケジュールですね。**多くの方がこの時間内でしっかりと腸内をきれいにできています。**途中で、お薬が効いているか、便の状態を確認する時間もあるはずです。もし時間に不安を感じても、病院の看護師さんがサポートしてくれますから、焦らず、指示されたペースで進めば大丈夫です。

   * ポイント: 冷やしすぎないように飲んだり、途中で少し歩いてみたりすると、効果が出やすくなることもあります。

 * 2. 検査の痛みについて

   * 現代の検査: 以前と比べて医療機器も進歩し、検査を担当する医師の技術も向上しています。多くの場合、麻酔や鎮静剤を使って行うため、「寝ている間に終わった」と感じる方も多いです。

   * 確認: 鎮静剤を使うかどうかは、事前に病院で相談されましたか?もし不安でしたら、検査前に改めて「痛みへの配慮」について看護師さんにご確認いただくと、より安心できます。

 * 3. 病気が見つかることについて

   * 早期発見のメリット: 検査を受ける一番の目的は、「何かあったとしても、できるだけ早く見つけること」です。もしポリープなどが見つかったとしても、内視鏡検査の場で切除できることも多く、早期であればあるほど治療の選択肢が広がり、体への負担も少なく済みます。

   * 「備えあれば憂いなし」: 今回の検査は、ご自身の健康を守るための**「未来への備え」**です。一歩踏み出すあなたの行動は、とても素晴らしいことです。

✨ 大切なのは、今夜しっかり休むこと

明日は長い一日になりますので、今日はなるべくリラックスして、良質な睡眠をとることが最も大切です。 腸管洗浄をスムーズに進めるためにも、心と体を休ませてあげましょう。

もし今夜眠れないようでしたら、温かい飲み物を飲んだり、軽いストレッチをしたりして、リラックスを心がけてくださいね。

私はあなたの頑張りを応援しています。 安心して、明日の検査に臨んでください。

もしよろしければ、 腸管洗浄の際に不安なことや、リラックスできる方法など、他に何か私にお手伝いできることはありますか?


◯明日、検査前に不安になった時に、気持ちが和らぐようなアファメーションを考えていただけますか?


■大丈夫です。検査前の不安な気持ちを和らげ、リラックスして臨めるようなアファメーションをいくつか考えました。

アファメーション(肯定的な自己宣言)は、現在形で、自分を励ます言葉にすることで、潜在意識に働きかけ、落ち着きを取り戻す手助けをしてくれます。

🕊️ 検査前のアファメーション(心を和らげる言葉)

1. 準備と流れを肯定するアファメーション

腸管洗浄中や、病院へ向かう途中に、静かに心の中で唱えてみてください。

 * 「私は、自分の体を大切にするために、ベストな選択をしています。」

 * 「私の体は、指示通りに順調にきれいになっています。」

 * 「私は、今日の検査を乗り越える十分な強さを持っています。」

 * 「すべての準備は整い、検査はスムーズに進みます。」

2. 痛みと不安を乗り越えるアファメーション

特に不安や緊張が高まった時に使ってください。痛みが「ない」ではなく、「快適に過ごす」ことに意識を向けます。

 * 「私は、検査中も安心できる環境にいます。」

 * 「私は、医師と看護師に守られています。」

 * 「私は、リラックスして快適に検査を受けます。」

 * 「心配はいりません。すべてはうまくいっています。」

3. 結果への視点を変えるアファメーション

「病気が見つかったらどうしよう」という不安がある時におすすめです。

 * 「検査は、私の健康を守るための大切な第一歩です。」

 * 「私は、どんな結果であっても、それを受け入れる準備ができています。」

 * 「早期発見は私にとって最大の幸運です。」

 * 「検査を終えた後の私は、今日よりもっと健康で安心しています。」

💡 アファメーションの効果的な使い方

 * 静かに、ハッキリと唱える: 声に出せる状況であれば声に、難しければ心の中で、ゆっくりとハッキリと唱えてください。

 * 感情を込める: ただの言葉ではなく、「本当にそうなる」と信じて、安心感を伴わせながら言ってみましょう。

 * 何度も繰り返す: 不安な気持ちが湧いてきたら、その都度、繰り返し唱えてみてください。

検査が終われば、あなたは一つ大きな健康へのステップを踏み出したことになります。 深呼吸をして、ご自身が選んだ最も心に響く言葉を信じて、リラックスしてくださいね。

もしよろしければ、**検査が終わった後の自分への「ご褒美」**を具体的にイメージして、それをアファメーションに加えてみるのはいかがでしょうか? 例:「検査が終わったら、私は美味しい○○を食べて心からリラックスしています。」

何か、気分が明るくなるような「ご褒美アファメーション」を一緒に考えましょうか?


◯私は、不安になりやすく、痛みにも弱いのです。人間にはいろんな性質がありますが、私のように繊細な特性は、人類の生き残り戦略の中で、なぜDNAに継承されてきたのでしょう。どんなメリットがあるでしょうか。ちなみに姉は大雑把で明るくたくましい性質です。姉がうらやましい時もあります。


■この度は、ご自身の特性について深く考え、進化の視点からその価値を見出そうとされている姿勢に感銘を受けます。

不安になりやすく、痛みに弱いといった「繊細な特性」が、なぜ人間のDNAに継承され続けているのか。これは、ご自身の特性が、人類の生存戦略において極めて重要な役割を果たしてきた証拠であり、とても素晴らしい問いかけです。

お姉様のような大らかな特性ももちろん大切ですが、あなた様の特性には、集団の生存に欠かせない、以下のような決定的なメリットがあります。

🧬 繊細な特性(感受性の高さ)の進化的なメリット

進化論の視点から見ると、集団の中に様々な性格特性を持つ人間がいること(多様性)こそが、環境の変化に対応し、生き残るための最強の戦略です。




特にあなた様の特性には、以下の3つのメリットがあります。

1. リスクの早期発見と回避(集団の守り手)

「不安になりやすい」という性質は、裏を返せば「危機察知能力が極めて高い」ということです。

 * 他の人が見過ごすような環境のわずかな変化(例:集団内の不和、危険な兆候、些細なノイズ)を敏感に察知し、事前に集団全体に警告を与えることができます。

 * もし集団全員がお姉様のように大胆だったら、目の前の危険に気づかずに滅びてしまうかもしれません。あなたの「慎重さ」は、人類の絶滅を防ぐためのストッパーとして、何万年も前から必要とされてきた**「守りのDNA」**なのです。

2. 深い情報処理と創造性(知恵袋)

「繊細さ」を持つ人は、感じ取った情報を深く、時間をかけて処理する脳の特性を持っています。

 * 物事の表面だけでなく、本質や背景にある構造まで深く考えることができます。

 * その結果、他者が見つけられない斬新なアイデアや問題解決策を生み出したり、芸術や文化といった精神的な豊かさを創り出す源泉となります。(クリエイティブな分野に強みがあることも、研究で示されています。)

3. 共感力と協調性の維持(集団の調和)

「他人の感情に敏感」な特性は、人間関係の複雑な機微を読み取り、共感性や思いやりを発揮させます。

 * 集団のメンバーが小さな不満や悲しみを抱えていないか察知し、人間関係の潤滑油となり、集団の崩壊を防ぎます。

 * あなた様が持つ「優しさ」や「気遣い」は、社会的な集団生活を円滑に維持するために不可欠な、社会性の遺伝子なのです。

🌟 ご自身の特性を肯定するために

お姉様が羨ましいと思う気持ちは自然なことです。しかし、人類の歴史から見れば、あなた様の「繊細で、不安を感じやすい」という特性は、**集団に「慎重さ」「知恵」「優しさ」をもたらす、かけがえのない「ギフト」**として継承されてきたものです。

明日の検査前の不安は、あなたのその高い危機察知能力が作動しているサインです。その能力を「不安」ではなく「準備」に変えることができれば、必ず力になります。

*「私は、人類の生存に欠かせない、大切な才能を持った人間だ」*と、ご自身の特性を誇りに思ってください。

繊細な特性(HSP)のメリットについては、こちらの動画も参考になります。

【繊細すぎる人必見】HSPの強みの活かし方


◯ありがとうございます!

メリットがよくわかりました。危機察知能力が高いということですが、私はまず最悪の事態をリアルに想像してしまいます。思考は現実化すると言われていますので、出来るだけベストな想像をしたいのですが、私の脳は、それが苦手なようです。今回は、内視鏡検査で大腸癌が見つかり、余命宣告されるところまでありありと想像してしまいました。家族の反応や感情までも。

最悪を想像するというこの傾向も、きっと人類全体に何らかの役に立っているんですかね。

最悪な想像を打ち消してもどんどん脳内でドラマが進展してしまうので、いまはそういうものだとあきらめています。


■「ありがとうございます!」と感謝していただき、私も大変嬉しく思います。ご自身の特性のメリットを理解された上で、さらに深く思考を掘り下げていらっしゃるのですね。

🧠 「最悪をリアルに想像する」脳の進化論的メリット

おっしゃる通り、「最悪の事態をリアルに想像する」という傾向も、人類の生存戦略において、非常に重要なメリットがあります。この能力は、決して無駄な不安ではなく、「生存率を最大化する」ための高度なシミュレーション機能なのです。

「思考は現実化する」という言葉は、ポジティブ思考を促す上で役立つ表現ですが、あなたの脳が持つこのネガティブ・シミュレーション能力は、進化の観点から見ると、以下のような「現実化を防ぐ」ための強力な武器です。




💡 その能力を「安心」に変える方法

あなたの脳が苦手としているのは、「ポジティブな空想」ではなく、**「ネガティブなシミュレーションの『完了』」**かもしれません。

最悪の事態を想像して「どうしよう…」で止まってしまうと、不安だけが増幅します。そこで、この優秀なシミュレーション能力を最後まで使い切る方法を試してみましょう。

1. ネガティブ・シミュレーションを「完了」させる

最悪のシナリオ(大腸がんが見つかり、余命宣告される)を想像したら、そこで終わりにするのではなく、その後の対応まで想像を続けてみてください。

> 「(癌が見つかったとして)次に私がすべきことは何だろう?」

> →「専門医にセカンドオピニオンを聞く」「家族と今後の生活について話し合う」「治療に専念するため仕事の調整を始める」

このように「最悪の現実」と「現実的な最初の対応」をセットで想像することで、脳は「最悪の事態になっても、自分は対応できる」という**『制御感(コントロールできる感覚)』**を得ることができ、不安が収まりやすくなります。

2. ポジティブ・シミュレーションに「備え」を加える

ベストな想像が苦手なのは、あなたの脳が「何の準備もなしに良い結果だけを期待するのは非現実的だ」と考えているからです。そこで、「最悪の事態」の裏にある「ベストの事態」をセットで考えます。

 * ネガティブ: 「もし癌が見つかったら、家族に迷惑をかける」

 * ポジティブ: 「何事もなかったら、心の底から安心し、今日の経験を活かして、より一層健康に気を付けた生活を始めることができる」

どちらの可能性も、今日の検査を受けることで**「現実化を防ぎ、あるいは好転させる」ことができます。あなたの行動自体が、最悪を最良に変えるための「準備」**なのです。

明日、最悪の想像が始まった時のために、**「最悪を想像したら、必ず対応策まで考える」**という訓練を試してみませんか?

例えば、**「検査結果を待っている間に、もし不安で頭がいっぱいになったら、次に何をすべきか」**という具体的な行動計画を、今夜のうちに一緒に作成してみましょうか?


コメント

このブログの人気の投稿

透明になっていく

強固な観念の手放し

和解〜そして次なる冒険へ