天命の暗号(読書メモ後半)

 前半の続き


【第五章 聴き方から天命をつかむ】


質問⑪「あなたは、人の話をどのように聴いていますか」

人の秘されたものをあなたがつかめるかどうかで、仕事や人生の質は大きく影響を受ける。良い人間関係を結ぶには、その人が繰り返す言葉が指し示す本質を聴くことが大切。それが天命だとしたらどうだろう。

聴く=何らかの意志を持って聞くことを意味する。

人が話す言葉を耳を澄まして聴くことで、人の心の奥底に潜む、その人すら知らない本質をつかまえる。人には言葉を超えて伝わるものがある。

○聴き方

〈第一の聴き方〉達成的傾聴

人の話を「自分にはできるかどうか」「やるかどうか」と聴いている。目的や目標を達成することが価値の基準。人生で求めるものは達成であり、そのために行動するという視点。しばしば人の話を聴かない。「とにかくやってみよう」「まずやってから考えよう」「負けたくない」「情けない」「理屈ではなく行動だ」「誰もついてこないのではないか(不安)」

〈第二の聴き方〉親和的傾聴

自分のグループの仲間かどうか、利益があるかどうか。という観点が基準。自分の所属する組織の平和や繁栄を求める。そのために自分の役割を果たすという視点。関係があると思えば、皆のために役に立ちたいと考える。「自分の役割は何だろう」「仲間の役に立っているのか」「仲間のためにならない」「自分は役に立っていない」「仲間のためなら」「会社のためなら」「一緒にやろう」「ルールや時間を守れ」「皆が言うから」「仲間外れになるのではないか(不安)」しばしば、何を考えているかわからないと言われる。

〈第三の聴き方〉献身的傾聴

人間同士の思いやりや優しさに涙する。「自分は相手に何をしてあげられるだろう」という観点。話す相手が自分にとって好ましい人であることが前提。相手との共感や思いやりに基づく幸せを求め、そのために相手を理解しようとし、自分も理解されたいという視点。「好ましいか」「自分は必要とされているか」「理解されないと許せない」「何とかやってげよう」「嫌われている」「必要とされていない」人間関係の基本はあくまで一対一。組織の一員という意識は乏しい。

「あなたのためなら」「喜ばせたい」「してもらった」「してあげた」「人間関係が大切」「コミュニケーション」という言葉を頻繁に使う。

話が長いのは、相手の気持ちを考え、遠回しに言うので時間がかかる。また、自分のことをわかってもらいたいため長々と話をしてしまう。

〈第四の聴き方〉評価的傾聴

真善美を峻別する観点。人生で求めるものは真理。そのために物事を観察、分析し工夫するという視点。「うまくいくかどうか」「どのように実現するのか」「もっとうまくいく方法はないのか」未来を予測し、できるだけ無駄や失敗をなくしたいと考える。感情を入れずに合理的、分析的に考えながら聴く。しばしば「冷たい」「利に聡い」と言われる。

「わからない」「面白くない」「そうじゃない」など批判的に聴く傾向。

「センスがない」「それは難しい」「結果はこうなる」「無駄なことはしたくない」「わからない」「失敗したくない」「他にある」と言った言葉を頻繁に使う。「自分の底が知れる」「馬鹿だと思われる」という不安がある。なぜなら人生で真理を求め続けるには、常に自分の能力が不十分だと思っているからだ。

相手の聴き方をつかむことで人間関係が前進する。また相手の天命がどの領域にあるのかまで、大まかに推理することができる。


質問⑫「あなたは、なぜ特有の聴き方をしているのですか」

<達成的傾聴の強い人>達成族=物事を切り拓き前進させる役割

<親和的傾聴の強い人>親和族=社会や集団の中に調和をつくる役割

<献身的傾聴の強い人>献身族=人を癒やしたり育てたりする愛情に溢れた使命。愛の天命。

<評価的傾聴の強い人>評価族=物事の真理を探究する役割

人は異なる天命によって、それぞれ異なった聴き方で、世の中を見て感じている。


質問⑬「あなたは、いつもどのように人を見ていますか」

長所も短所も自分の聴き方、世界の見方によって決定づけられている。よく観察してみると、特定の傾向を持った人を批判している。その批判の傾向は、あなたの聴き方に起因。


(おわび)四種の分類の分析は長いためここでは省略する。詳しく知りたい方は、本書を取り寄せて読んでいただきたい。

もしこの四つを自由自在に聴き分けることができれば、あなたは究極の離見の見を手に入れる。あなたは自分の「人の見方の偏り」を知るだけでなく、自分の人生や事業にどのような人が大切なのかも見えてくる。四つの傾聴能力の人たちが偏りなく周りに存在している必要がある。人の聴き方から天命をつかみ、それに関わることを新しい見方として実践すれば、真の生きた哲学としてこの世界観が息づくだろう。その時、人を見る目が変わり、人生の質が進化し始める。


【第六章 天命を仕事、人間関係に生かす】


質問⑭「あなたの今の仕事は、天職ですか」

天命が仕事に具現化されたものが天職

仕事や事業、人生の中に、意志を持って、あなたの天命は表現されているだろうか。


質問⑮「あなたは、人をどのように動機づけていますか」

人の天分を引き出し輝かせること。

人にはプラス思考とマイナス思考がある。モチベーション低下もマイナス思考も自然の感情。心のケアをすると、一時的に気持ちは良くなるのだが、すぐ次の「揺れ」が出てくる。心だけに焦点を当てることは、人にかえって余計な苦しみを与える。

揺れ動く心を認めて天命を扱う。

人は自分の魂の想いを受け取られると、本当に自分のことがわかってもらえたという体験をする。そしてそこから行動しようとする。これは人を力づける奥義。もしあなたが「天命がある」というところから関り続けるのなら、お互いの天命を知ることができ、そこから尊敬と愛情のある関係ができあがる。


質問⑯「あなたは、人とどのような関係をつくりたいですか」

志の共有が関係をつくる。自分の天命を自覚し、それを人生でやりぬくと決意することが必要。天命を志にまで高めることが求められる。このような姿勢で人と関わり続ける中で、お互いの天命、できることが異なるにもかかわらず、それらを共有し、強い絆ができ、実際に協力し合うようになっていく。

〈天命の特徴〉

1,心の奥で誰もが例外なく「世界を平和にしたい」「良い世の中を創りたい」という普遍的想いがある。

2,お互いの異なる天命への志と「何ができるか」を共有することで尊敬と愛情が生まれる。お互いの志と専門性を知る同志を大切に思い協力し合うようになる。

不思議な関係ができるのは、それぞれ異なる天命が深いところでつながっているから。目指すは一つの山頂であり、そこへ至るルートが異なるだけ。目指す山頂を無意識に共有しているからこそ、共に切磋琢磨し、尊敬し合いながら、上昇していく。


【第七章 天命の暗号を解く】


質問⑰「あなたの本当にやりたいことは、どこにありますか」

あなたのやりたいことは封印されている。

自分の天命に課せられた基準があまりに高く、しかも真剣に取り組むほど、できていないという嘆きが出てくる。嘆きの対象である「人を育て幸せにする(例)」ことが、自分の天命と密接な関係があるとは、気づかないだけでなく、とても容認できない。その人固有の分野で嘆いている。嘆きは巧妙に形を変えて出てくる。天命に対する悲鳴は、諦め、怒り、不安、焦りといった形でも現れる。

諦観:嘆きによる感情の起伏を抑えて天命から逃げている。

夢:嘆きからかけ離れた心地よい夢を描くことで巧妙に逃げる。天命の領域ではないことに自分のやりたいことを見出そうとする。

成功者の言葉によって封印される。「楽しくてワクワクすることを人生でやるべきだ」など。苦しい事や嘆いていることから目を背け、否定し、嘆きには程遠い本当はやる気もない夢や目標、ヴィジョンを持ってしまう。これによって天命は一層心の奥深くに封じ込められてしまう。心のワクワクと魂のワクワクは区別しなければならない、

嘆きを乗り越えたからこそ、そこに魂のワクワク、楽しさがある。まさに「天命を楽しんで生きる」という「楽天」が現れる。

あなたの本当にやりたいことは、すでに人生の中にある。あなたは嘆きながらもすでに天命を実行してきたのだ。

心の雲が取り払われたとき、天命という月光があなたの憂き世を照らしてくれる。


質問⑱「あなたは自分の天命と、どのように関わっていますか」

○天命との関り

1,自覚されない天命

なぜ本人も嫌がることを、しかも何の得にもならないことを繰り返すのか。繰り返す非合理な行動こそ、天命を実行していたと見ることができる。

2.自覚された天命


○意識されない天命との関わり方

1,自分には関係ない。恰好っつけないで仕事に専念すればいい。

⇒天命に直面できず逃げている

2,もっと他に別な生き方をしたい

⇒自分の天命を嘆いている

3,おこがましい。畏れ多い。しかし今やっていることは生涯続けていく

⇒天命を畏れている


○天命に志す生き方

私たちに与えられた最後の最も崇高な自由は、天命を受け入れ、志し、それに向かって歩んでいくことにあるのかもしれない。


質問⑲「あなたの天命は変化しますか」

天命ポインターそのものが変化する。関わり方の進化によって、行動もまた進化する。目に見えない天命の一部に触れたのであり、様々な角度からそれに触れ、異なる深さで関わるようになってきた。大切なのは言葉そのものではなく、それが指し示すものを捉えようとする姿勢だ。天命は動詞で表すことができると記したが、動詞が天命そのものではない。動詞が指し示す本質が大切であり、複数の動詞で示されるものは、実は一つの天命という存在。したがってそれらの動詞は関連している。

天命は必ずしも明確になる必要はない。天命を探求し触れ続けることに意味があり、その中にパワーがある。問い続けることが人生。「これではないか。いやこうかもしれない」と探求することで、多くの人たちの運命が好転し、立ち姿まで美しくなっていく。


質問⑳「どのように、天命の封印を解けばよいと思いますか」

私たちには、どんなに環境が変化しようとも決してゆるがない「何か」がある。その「何か」が人を突き動かし、人の世界をつくっている。それを「天命」と呼ぶ。天命の領域に直面し志すことで、次第に自分の心や感情に振り回されない不動の軸を持つようになる。


○天命と心の関係

1,心に魂が従う関係

天命は心の揺れにかき乱される。天命から発する嘆きをマイナス思考として否定する社会構造ができあがっている。

2,魂に心が従う関係

魂の領域である天命の軸は揺るがないから、心の振幅もその範囲に限定される。不動の心。心の安定。この関係を目指すことが封印を解くことになる。


○天命と心の関係の進化

〈第一段階〉逃げる

天命に直面する⇒嘆きが出る⇒マイナス思考だとして現代社会では排斥される⇒嘆きを避ける⇒天命の領域からますます遠ざかる⇒ワクワク楽しい事を追求しようとする⇒天命に関することに触れられると話題から逃れようとする

〈第二段階〉嘆く

天命に直面する⇒「とてもできない」と悲鳴を上げる⇒「どうして私だけこんな目にあうのか」「早く仕事をやめたい」「リタイアしてゆっくりしたい」「これが天命ならあんまりだ。とてもできない」などとなる。天命に圧倒されている。⇒最も強い特徴を欠点として互いに批判。自分の個(特徴)を嘆く

〈第三段階〉畏れる

嘆きや悲鳴は少なくなる⇒天命に関することを口にしなくなる⇒「そんなおこがましいことできませんよ」「畏れ多い」「大それた」「でもやるしかない」と否定しているのか受け入れているのか分からない⇒天命を受け入れることを心が畏れているが、天命の領域に触れている

〈第四段階〉志す

人生の統合⇒一貫した不動の柱を見出す⇒志す

*各段階を行き来する。第四段階に到達しても次のレベルが存在する。また新しい第一段階から始まる。


(カウンセリングの学びをしている人の例)

聴く(聴くだけ)⇒伝える(聴く+話す)⇒導く(聴く+話す+方向づける)

このように人との関わりが深くなり、段階ごとにハードルが高くなる。天命動詞が変化し、四段階が繰り返し現れる。

この四段階はあくまでハシゴの役割。このアクセスを離見の見で見る必要がある。この見方を人生に適用出来た時、今いるところを乗り越え更なる高みに到達できる。

もう「嘆き」ではなく「望むところ」へ。それが最終章となる。


【第八章 天命に志す】


質問㉑「あなたの魂が望む本当の成功とは、いったい何ですか」

天命との究極の関わり方は、自分の過去の人生の中にある天命を受け入れ、それを志す生き方。人は、天命に志したとき、それが仕事や人生の中に現れはじめる。


○成功哲学の二つの潮流

1,来世志向の成功哲学

文明の発祥以来存在してきた伝統的人生哲学。天国に行くために、来世における復活のために、過去を反省し今を律して生きる。人生の目的は魂を磨くこと。その修行に生きる。

2,未来志向の成功哲学

現世において未来における物質的豊かさへの希望を持つようになる。近代哲学。「人生は思い通りになる」「思いは実現する」。過去を過去として完了させることで、未来に影響させないと主張。過去は否定的存在。未来に自ら限界線を引くことになる。いくら本を読み研修を受けても、実際にそれを実行出来る人は数パーセントもいない。


○自らの選択の積み重ねが唯一の現実

今ここに存在する「あなた」は、人生の出来事の積み重ねでできあがった特別な存在だ。今ある「あなた」は、唯一特別なものであり現実なのだ。私たちの人生は、今あるものしかありえなかったし、それ以外の道を選ばなかった。


○多くの人の考え

「今、自分は本当に望んでいることをしていない」「きっと他に天職があるはず」「今、そして過去が不十分であるがゆえに、自分の人生には問題があり、思い通りにならないのだ」

想いを実現するには、新しい未来をつくり、それを実現するための新たな構造が必要であり、過去や現在を否定し、新たな生活習慣をつくらなければならない。

自分の行いや考えは、自分の意志で重なう主体的なもので、自分の意志を研ぎ澄ませて生きれば達成できる。


○天命志向の成功

志に生きる。志は遺伝子のように連綿と受け継がれ、永遠の命を持つ。

自分の人生は思い通りにはならない。それを受け入れることは究極のプラス思考。自分の先祖をも含む過去を振り返り、動かない本質を見極め、そこから現れる志を実現していくことで、未来に向かって誇りを胸に生きることができる。

自分の現在という今に、過去と未来を含む「中今」の生き方。

ただ、自分の過去の人生に一貫してある本質に志し、未来の人たちのために今を生きるだけ。成功するからやるのではなく、失敗するからやらないでもない。自分の天命に志したからやる。利他の志は、必ず受け継がれていく。


○あなたの成功とは

「五十にして天命を知る」(孔子)

あなたの魂が真に望んでいるのはいったい何だろう。あなただけに与えられた天命に志して、過去と未来を含んで全身全霊で生きるプロセスこそが、人生の成功。

あなたは自分の人生を貫く「天命」に志すことができる。それを現実の仕事に形として現し始めたとき、それは、あなたにしかできない独自性を帯びた仕事になっていく。そしてあなたの志は、後世の人たちに必ず受け継がれる。


○人間の幸せとは何か。三つの精神

「魂」:専門性~得意分野・技術・知識

「心」:快楽性~賞賛・喜び・心地よさ・損得

「霊」:普遍性~世界平和・地上天国

「あなたには良い世の中を創りたい。人々を救いたいという途方もない崇高な想いがあり、それが本当のあなたである。」そしてそれはすべての人の中にある。有限な肉体と心を持ちながら、自分が崇高な想いを持つ霊的存在であることを受け入れた時、初めてこの霊魂心を満たすことが可能となる。あなたは自分のない世の中を創りたいという崇高な想いを受け入れ、専門性を発揮し、それが喜びとなる。有限の中に無限の命を吹き込むことができる。

雑巾の一拭きに平和の願いを込める。

一服のお茶に愛を込める。など。

霊魂心のすべてが満たされるとき、本当の幸せがもたらされる。あなただけでなく、周りの人にもこの三つが満たされるように、家庭や仕事を変えていくことができる。


質問㉒(最後)「あなたは、今までの人生を受け入れ、自分を認めることができると思いますか」

私たちは、この時代、この国に、両親によって生を受けた。引き継いでいる遺伝子も、育った環境も選ぶことはできなかった。いわば私たちは、両親によって「この世界に投げ込まれた」といえる。人生を自ら肯定し統合していけば、その過程で、自分の意志ではない「投げ込まれた世界」の中に、自分を「投げ込む」という、人生への関わり方の質的転換が行われる。あなたは、投げ込まれた自分の人生を、自身を取り戻すことができる。仏教的にいえば、大いなる「他力」の中に、「自力」が生まれる。

私たちは、人生を心に翻弄される構造の中で生きて来た。それは、私たちの心が魂との関り方を進化させるプロセスであった。さまざまな経験から心が鍛えられ、しだいに心と魂の想いが一致し、すべての人間の中にある霊性「崇高な想い」から生きることができるようになる。

人生の究極のエネルギーの源泉は、直感では捉えられない、思いもよらない形で存在している。

人生の宝は苦難の中にある。勇気を持って人生に直面し、心を鍛え天命に志すなら、運命は力強く好転し、そのあとには輝く世界が待っているだろう。このような人生には、天命、天職を楽しむという、本物の「楽天」の世界が待っている。

本書でつかんだ方法で、周りの人たちの天命を見抜き、互いに天命を志し、その志を共有できる生涯の氣脈をつくる可能性があなたに開かれている。いったん志しても、また揺れることが人間の常。そのような時に志を共有するこの氣脈は、あなたの揺れを指摘し元の戻させてくれる。お互いの素晴らしさを知っている関係であるからこそ、仕事や組織に活力を生み、一人ひとりの人生を達成と満足に導いていく。

あなたには、どんな想いが魂の領域から出てきただろうか?


してほしいこと

①出て来た想いを二十八文字前後の短い一文にする。それを百日間、朝晩、九回ずつ唱える。⇒力が満ち、明るく行動的になる。天命が熟成されていく。

②大切な人の話に耳を澄ませ、相手の「天命動詞は何だろう」という意志を持って聴く。二人で未来を話しながら、互いの志と自身が持つ専門性を共有する関係(氣脈)を創る。

志と氣脈は人生を動かしていく両輪。氣脈のできない志は本当の志ではないとも言える。

あなたも志と氣脈で人生を切り拓き、共に天命に生きる新しい人生を始めませんか。


【あとがきより】296~297頁 一部抜粋

人間には二つの側面がある。欲に揺れ動く心と、その奥にある気高い魂の想いが存在し葛藤している。その葛藤が地球レベルで現れている。人類の危機である。

魂の究極な想いとは。「皆を幸せにしたい」「戦争や貧困のない平和な世界にしたい」という途方もない救世の想いである。

私たちは地球の事を考えて、志を立て、社会の問題を解決していく必要がある。

そのために大切なことは、縄文の時代から今に至るまで、脈々と日本人と日本文化に流れている万物に命を感じ、尊び、自然と共生する生き方である。そして、先祖を敬うだけでなく、未来の子どもたちを大切に考えて生きる中今の精神である。

この時空を超えてすべてを含もうとする「和の精神」は、日本人だけではなく、世界の人たちの心の奥底にも潜んで信号を送っている。

今こそあなたも、この時代の衝動を感じ、天命に志して、志ある人たちとつながって、共に世界の器を変えようではないか。

出口 光


【私からひとこと】

以上、二回の投稿に渡り、『天命の暗号』の22の質問と、出口氏の教えを流れを損なわないよう配慮しつつ抜粋し、私の読書メモの位置づけで紹介させていただいた。本格的に学びたい方は、ぜひ本をGETして読んでほしい。

こちらに投稿した目的は二つある。

もし、私の大切な友と、まとまった時間を共有できるなら、氣脈を構築する意味でも、22の質問タイムを過ごしてみたいと思う。スマホさえあれば、いつでもどこでも実行できる。私の都合である。(笑)

もう一つの目的は、たまたまこちらの投稿を目にされた方が、興味を持ってくださり、出口氏の本を購入したり、さらなる学びの場へ誘われるということもあるかな?と思ったからである。

何だか、突き動かされるように、二晩かけて、こちらの投稿をしたわけであるが、私の知らないところで、天命の暗号に触れた誰かの「幸せな世界」創造へのきっかけになったら嬉しい。その可能性にもかけたい。

私の天命は「地球に虹をかけること」だった。

私たちの本質の光を現実世界に目に見える形で具現化する働きを虹と解釈している。ブログの投稿も、私にとっては虹の一色である。ブログを書いている時間は自我が消えている(夢中。フロー状態)。おそらく、私の本質が肉体を動かしている状態だと思う。

今私は、志に立って、ゆるゆるとではあるが、歩んでいる。共に歩む仲間とつながれたら、とても嬉しい。

天命に触れるきっかけをくださったライフキャリアシートアドバイザーのS.Eさんに、心からの感謝を伝えたい。また、この本に出会えたことで、今までの様々な学びのすべてがひとつの流れにスッキリ収まった。とても心地よく晴れ晴れした気持ちになっている。腑におちるということだろう。腑(おなか)は、魂のいる場所とも言われる。心と魂がつながる瞬間を日本人は「腑に落ちる」と表現したのだろう。

人生をスッキリ腑に落としてみたい方、まずはライフキャリアシート体験から始めてみてはいかがだろうか。


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