宇宙の住所

 


『図説 宮沢賢治』河出書房新社発行
こちらも、魂の兄から送られた。宝物の一冊。

本日は、宇宙家族からの手紙というテーマで書いてみたい。
(いきなりどうした?)

というのは、「イーハトーブの自然と賢治」という章の冒頭に、このような記述があったからだ。

「イーハトーブの宇宙における住所を正確に示すと次のようになる。

おとめ座超銀河団
 局所銀河団
  天の川銀河
   オリオン腕
    太陽系
     地球 
      日本国、岩手県」

この住所表記を見て、ハートの奥でうずくものを感じた。
泣きたいような、笑いたいような、何とも不思議な感情を味わった。
これは、郷愁なんだろうか。
私を縛っていた鎖のひとつが、パ~ンと砕けて
ハッと目が覚めたような気持ちにもなった。

宇宙住所があるのだから、手紙だって届くはず。
想像の翼を広げていく。


☆宇宙家族からの手紙

宇宙郵便局があって、いくつもの銀河を超え
銀河鉄道が、何億光年離れた星々へ手紙を届けてくれるなら

遥か、遥か、遠く
まだ、人類の科学力では発見されていない銀河のひとつに
私の故郷星があって
そこには、居心地のよい家があり
私にそっくりの家族が住んでいて
私の帰りを待っていてくれる

家族が宇宙ポストに投函したお手紙は
そろそろ私の手元に届くだろう
そこには何て書いてあるんだろう
何語だろう
エスペラント語だろうか
ちなみに、賢治は「岩手県」をエスペラント的に
イーハトーヴと表現した
エスペラントの響きは宇宙の響き

人間の想念の力は、一瞬で宇宙の果てまで届くのだとか
私が、宇宙の家族を想って、発した感情のバイブレーションを
向こうはリアルタイムでキャッチしてくれている
二元世界で、ドラマを創り出し、豊かな感情を味わっている私に
「おお、今日も楽しんでいるね。」と

何のために、こんな遠くまで来てしまったのか
ここではない何処かをついつい求めてしまう私に
宇宙家族は笑って言うだろう
「遠いも近いも無いさ
距離なんて本当は無いのさ
私たちの正体は、自由な意識エネルギーだから
想えば届く
それを思い出せばいいだけさ
だから、思いっきり楽しんで
今、目の前のことを、楽しめばいい
おまえは、それをやりに行ったのさ」

自ら、不自由な檻に入って遊び惚けていた私は
手紙しか無いと思い込んでしまった
ノスタルジックな通信手段なんだけど
やっぱり手紙って、ドキドキする
そうか、これが地球の面白さなんだ

そんな時代が長かった
そう、ここでは、いろんな制限がある
地球転生150回目を迎えた
これでも、まだ少ない方なんだ
私の地球友は、750回だって、この前おしえてくれた
百戦錬磨のしなやかな魂の持ち主
彼女はとてもカッコイイ
きっと、たくさんドキドキして、生きて来たんだね
豊かな感情って、こんなにも面白い

そうそう
私の大好きな『銀河鉄道の夜』のイメージになった
岩手軽便鉄道
こぶりで可愛らしい蒸気機関車の写真を本で見た
銀河ステーションを出発した、夜の軽便鉄道は
やっぱり、手紙を運んでいたんだ

地球滞在期間は、あとどれくらい残っているのか
分からないことを楽しむのも、地球の醍醐味
宇宙郵便局に託した手紙
そろそろ私の手元に届く頃?
分からないからドキドキするね

昨日の夜、台風一過の夜空は、みごとに澄み渡っていて
金星があまりに力強く輝いていたので
光の音が聴こえるようだった
ふと思ったの
銀河鉄道が金星ステーションにいよいよ到着したのかな?


マグノリアの花を想うと
故郷の香りが偲ばれて
透明な涙が流れそうです

今、朝の8時を過ぎたところ
金星はどのあたりにいるのかなと調べてみた
ちょうど、東の地平線から昇ってきたタイミングだった
あれから、一晩かけて、地球の裏側をぐるっと旅してきていたのだ
私が夢を見ている間
金星は反対側で何を観てきたのだろう

金星のみなさま
おはようございます

金星のエスペラント語
Venuso

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