美しい病

 がんを患い、医師に見放された患者のうち、500人に一人が、がんを消してしまうという。末期であり、全身にがん細胞が転移していてもだ。

なぜ、消えてしまうのか?彼らには共通点があるとか。

この話題は、昨夜視聴したYou Tube(桜庭露樹氏の番組)の内容から拝借している。

なぜ、消えてしまうのか?彼らは何をしたのか?食べ物か、特効薬か、おまじないか?

実は、「がんに感謝した。」のだそうだ。

感謝をすると、がんが消えていった。そういう体験をされた患者が実際に居るそうだ。

とある看取り師の方が、3000人くらいを対象に、死の間際に何を感じているのか聞き取りをした。大満足して亡くなる方の割合は1割。9割は後悔を残して亡くなるのだとか。やりたいことをやれないまま、亡くなっていく人が、圧倒的人数なのである。

その点から言うと、がんに罹り、余命宣告された方はラッキーなのだとか。自分の命があと何ヶ月と意識できるので、やりたいことを一つひとつ片付けることが出来る。

人は必ず死ぬ。誰もが100%。今日かもしれないし、明日かもしれない。100年後かもしれない。誰にもそれは分からない。死ぬのは確実なのに、なぜか人は、自分の肉体が永遠だと勘違いして生きている。そうして、やりたいことをやらないまま、死を迎えてしまうわけだ。

いつか出来る。でもやるのは今ではない。そう思って、現状から抜けられず、変わり映えのしない日常を、満ち足りない何かを感じつつ、やり過ごして生きている。

アントニオ猪木さんの話しである。彼はがんにより、余命宣告を受けた。彼はお世話になった方々にお礼を申し上げに行くという、全国行脚の旅をYou Tubeで公開しているらしい。彼は、「私は、がんに感謝をしている。なぜなら、がんのおかげで、こうやって、お世話になった方々に直接お会いして、感謝の気持ちを伝えることが出来ている。がんにならなければ、お礼行脚の旅を実行していなかった。後悔なく死を迎えることが出来るのは、がんのおかげだ。」と語ったとか。猪木さんは、このように自らの姿を見せることで、最期まで人々に勇気を与えて続けてくれている。彼の魂の役割なのだろうなあと感じた。

この話の聞き役だった番組進行役の方は、「がんは、なんて美しい病なんだ•••••」と、思わず感想を漏らした。私も彼の感想に大層共感した。

がん細胞が生まれる仕組みは、『はたらく細胞』という漫画で読んだばかりだった。「同じ体から生まれたのに、なぜ僕(がん細胞)は、仲間(白血球)から攻撃されなきゃならないの?」と泣いているシーンがあった。

とある医学者の説によると、がん細胞は、浄化装置だとも言う。がんの原因は、血液の劣化だとエドガー・ケイシーも指摘する。生活習慣や考え方のクセなどにより、体の働きのバランスを崩した結果、毒素の排出が間に合わなくなり、全体を生かすためにがん細胞が悪役を引き受けてくれているとも言える。

私たちが、がんをきっかけに、生き方を変えれば、心も体も健やかに、魂の目的を遂行できるのだ。「このまま進むと危ないよ。どうか、生き方を変えてください!」がん細胞は、それこそ体を張って、自ら犠牲になることを覚悟して、私たちの顕在意識に強烈にメッセージを伝えてきているわけだ。

このことは、催眠療法でもよく分かる。細胞と対話する手法があるのだ。私がお話したがん細胞たちは、みんな愛のエネルギーを放って、美しい光として輝いていた。私を生かそうと、一生懸命メッセージを送ってくれていたことが伝わってきた。今は、手術により、肉体から去ってしまったが、彼らの愛は私の中にいつまでも残っている。私は、彼らの働きにより、生き方を変えることが出来た。沢山の学びに感謝しかない。

病も、突き詰めれば、愛のエネルギーから生じている。私はそう思う。

もし、明日死ぬと決まっているとして、私は死の間際に、何を思うだろうか。

後悔は無い。思い切り生きた。やりたいこともやった。感謝も、その都度表現してきた。

そうだ、確かに、がんになってから、私は変わった。やりたいと思ったら、即行動に移すようになった。だから、後悔が無いのだろう。いつ死んでもいいくらい、満足している。感謝の気持ちばかりが湧いてくる。ただ、一言、ありがとう。それしか無い。

美しい病を体験できて、私は今、とても幸せだ。


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