自分の強みとは~フューチャーマッピング

 「あなたの強みは何ですか?」

すぐ答えが出てくる方も、う~んと悩んでしまう方いることだろう。

意外と自分の事はよく見えていないものだ。潜在意識に隠されている自分の強みに光を当て、未来創造の役に立てて行く手法がある。

先日の勉強会で、萩原先生よりフューチャーマッピングについてワークしていただいた。手法については、ここで詳しくは書かないが、どんな感じだったのかをご紹介したい。詳細が気になる方は、ネットなどで情報を仕入れてほしい。


アインシュタイン「問題を作ったときと同じレベルでは解決できない」

これは名言である。

フューチャーセルフを発見することは、忘れていた強みを思い出すことで実現する。

自分の強みを考える上で、ポイントとなるのは、今、やっている自分は本当の自分ではないというところだ。

私は~になりたい。という~は、外側から与えられた目標にすぎず、いくら~を達成したとしても私たちは満足しない。なぜなら、外から与えられたものに100%の情熱を注げないからだ。

自分独自の強みとは何だろう?自分の内側の強さを探すことは、過去最高の自分を未来に創造することにつながる。潜在意識を通し、本当の自分に気がついて行く手法である。

催眠療法を学ぶ過程で、近未来療法を何度か体験したことがある。未来療法(フューチャーペーシング)の簡易版と言ったらよいだろうか。たいてい、退行催眠の最後に、クライアントの希望があれば、5~10分程度駆け足で、数年後の自分の様子を感じて、未来の自分からメッセージをもらって来ることが出来る。未来へ誘導すると、たいていのクライアントは好ましい未来のビジョンを受け取ってくる。「未来の自分と現在の自分につながりが見出せるときはじめて、現在の自分にエネルギーが注げる」ようになる。

フューチャーマッピングとは、セルフコントロールを高めたり、学ぶ楽しさに気づくことができる。(日本教育心理学学会研究発表あり)

誰もが子ども時代から身に着けて居る「物語の力」「逆算思考」を活用した、創造的課題解決法であり、既に持っている自らの才能やリソースを明らかにする。過去の自分が未来の自分への最大の応援者になる。(神田昌典氏の手法)


☆私のフューチャーマッピング体験

先生から画面共有されたフューチャーマッピングの図を真似て、紙に長方形を描き、縦に二本、横に一本の線を引いて六つのエリアに分ける。つまり三列二段の横長四角い表になる。

左下角が0歳。右上角が現在の年齢となる。右上から左下に向けて、フリーハンドで曲線を描く。潜在意識につながりやすい左手で、な~ンにも考えずに、さあ~っと描く。たいていは、山あり谷ありの曲線グラフが描かれている。

曲線グラフの気になる箇所(山や谷)に↑をつける。表の横軸は年齢になるので、そのあたりで何が人生に起きていたかをメモする。

その表を示しながら、グループでシェア。自ずと、自分の強みが見えてくる。

私の場合は、他の参加者に比べると、あまり変化の無いゆるやかな曲線となった。かろうじて、谷らしき箇所と山らしき箇所がそれぞれ二つあった。面白いことに、やはり曲線の変化が現れているところは、大きな転機となるエピソードが起こっていた。潜在意識恐るべし。

〇10歳あたり

最初の谷部分。実母の死

〇15歳あたり

最初の山部分。父の再婚。人生最大の葛藤を生み出した義母との出会い。

〇27歳あたり

谷部分。結婚

〇40歳あたり

山部分。図書館の仕事を始める。

この表を見せながら、少人数グループに分かれ、人生のシェア。

「他の方は、明らかな曲線でグラフを描かれていましたが、私の場合は、なだらかすぎる、ゆるやかな曲線であったので、顕在意識ではインパクトのある出来事と感じていても、魂的にはたいしたことないと思っていたのでしょうか。

皆様のシェアをお聴きすると、谷部分はネガティブな、山部分はポジティブな出来事が起きているようでしたが、私の場合、一部当てはまらないところもあり面白いです。

まず、10歳、実母との死別は、人生初の危機でしたので、谷になってグラフが落ち込んでいます。

次に、生涯の宿敵となる義母との出会いを私はずっとネガティブに捉えてきましたが、グラフは山を描いている・・・。顕在意識では苦しんでいましたが、魂的には喜んでいたようですね。「ようやく、本格的な人生の学びに入る!」とでも言っているようです。

次の結婚は、やや谷になっていて、ここも顕在意識の評価と逆転しています。私は、自分にぴったりの伴侶と出会えたと今でも思っていますが、魂的にはどうだったんでしょうね(笑)夫に支えられすぎた三十数年でしたので、魂の自立という点では、甘えが目立ったかもしれません。自分で出来ることも夫にやってもらったりして・・・。家事の面で楽しちゃってましたね。魂的には、少~し、反省点なのでしょうかね。

次の山部分。このあたりで、私は念願の図書館へ正職員として異動しています。嬉しかったですね。人生で初めてやりたいことを仕事にしていた時期でした。図書館に異動できたのも、実はこの5年前あたりから過労で鬱病に苦しんでおり、大きなミスを犯したことから、人事的には「図書館で少しゆっくりして、静養しなさい」という配慮があったのではないかと感じます。私は十代の頃から、図書館で働くことに憧れていました。うつ病のおかげで図書館で働ける流れになったので、病の経験も、辛かったですけど、有難いなあと感じています。

その後のグラフは、順調に上り調子で、現在に至ります。50歳以降は、大きな病気を三つ経験しましたが、そのおかげで退職し、催眠を学び、素晴らしい方々と出会い、沢山学ばせてもらっていますので、結果オーライで、とても幸せに感じています。

自分の強みって何だろう?と頭でずっと考えていたのですが。正直良く分かりません。強みは何も無いんじゃないかな?と思ってます。強いて言えばですけど・・・人生体験そのものが強み?私の人生オールOKって、言えるところでしょうか。」

実は、この表の上部に、タイトルを書き入れるところがあって、「~な人生」などと、自ら発見した強みを言葉に表現するのだが、私は、よく分からなくて空欄のままシェアをしていた。

私のシェアを聴いてくださっていた一人の参加者が、「あなたの強みは、体験を光に変えることが出来るというところじゃないかしら?」と言ってくださった。わ~、なんて素敵な表現なのだろうと感激したので、そのままパクらせてもらうこととした。

どんな人のどんな体験も、魂の光になっていく。このことは宇宙の真実だと思うので、私だけに当てはまるわけではない。みんなそうなのだけど、潜在意識の中だけでなく、顕在意識でもそう思えているところを強みとしたいと思う。

7月に萩原先生による未来療法(フューチャーペーシング)のセミナーが開催される。早速参加申し込みをしたところだ。今回のフューチャーマッピング体験は、その導入となる。過去の自分自身の体験から強みを発見することは、何よりも大きな応援の力となる。催眠を学べば分かることだが、どんな体験も必ず意味がある。ほんとうの自分の望む未来を創造し、100%の情熱を注いで、思い切り人生を満喫できるように。「ああ~楽しかったな~。」と言って、何の後悔も執着もなく、す~っと地球を卒業できるように。学びを続けようと思う。やりたいことをやるために、私たちは、今、ここで生きているのだから。

もう、自分で創ってしまった檻から自由になっていい。


☆そして、今起きていること

母の現実から、たいそう学ばせてもらっている。

父が施設に入所してから一週間経過した。母は、体を動かしていると何も考えなくて済むからと、ひたすら家の片づけに熱中している。くたくたになるまで動けば、熟睡できるかと考えていたが、あまり眠れていない。最後まで、お父さんの面倒を見ると、お父さんに約束したのに、それを守れなくて、申し訳ない思いでいっぱいになってしまう。どうしようもないのだけど、後悔の思いがあふれ、涙が出てくるのだそうだ。

母は、典型的な昭和の価値観にどっぷり浸かって、父を最優先にして精一杯生きてきた。自分のことよりも周りを優先し、外側の出来事に一喜一憂する80年の人生。母の望みは外側から与えられた価値観だから、いくら努力しても、満足することはない。何が起きても、そこに欠乏を見出し、欠けている自分につなげ、、〇〇出来ない自分を後悔する。そのループにはまっている。自分を叱咤する事しかできず、体調もすぐれないようだ。

そんな母が少しでも楽な思考ができるよう、朝と夕方に、LINEメッセージを送っている。私がそこに書いているメッセージは、自分が過去に時間をかけて学んできたことばかりである。自分に優しくすること。感謝すること。ダメな部分も受け入れること。出来ていない部分よりも、出来ている部分にフォーカスすること。自分を許すこと。幸せになることを許可すること。そんな内容が伝わるように、でもあまり長い文章だと伝わらないので、出来るだけシンプルに、母の気持ちに寄り添いながらも、ちょっとずつ、「こんな見方もできるかもよ?」という提案をしている。

結局は、母も罪悪感を手放せないでいる。過去の私と同じだ。周りがいくらアドバイスしても、潜在意識の奥深くから湧き出してくる罪悪感は、どうにもならない。これを手放すかどうかは、母の選択なので、私は見守るしかない。罪悪感に苦しみ、体調も悪化して、底の底まで落ちる体験を母の魂が学びとして必要としているかもしれない。私は、母が必要な学びに誘われるよう、邪魔をしないように配慮することしかできない。

冷たいようだが、本当に自分を救えるのは自分しかいない。本人が心底、自分を変えたい、幸せになりたいと思うなら、きっかけとなる現実を自分で引き寄せる。テレビやラジオから流れてくる一言かもしれないし、偶然の誰かとの出会いかもしれないし、たまたま私が送ったラインメッセージかもしれない。母の現実に活かされるかどうかは、母の人生のタイミング次第。母が順調に魂の学びを進めており、今、必要な事が起きているということを、ひたすら信じ、私は自分を愛のエネルギーで満たすことに集中する。つまり、余計な手出しはしないということだ。

私は私で、脱皮したばかりであり、生まれ変わった皮膚はまだデリケートな状態だ。16日に実際に母に会った直後から、急激にエネルギーが低下して、いわゆる波動が下がった状態となり、回復するのに数日を要した。真実は分からないが、おそらく私は無意識に自分のエネルギーを母に差し出してきたのだろうと思う。これは目に見えない領域でのことだから臆測でしかないが、母は自分を愛することが出来ていないので、愛の泉は枯れているはずだ。愛という宇宙エネルギーを自ら生み出すことができなければ、誰かからもらうしかない。私は、歩くのがやっとというくらいまで、精神も体も重くなった。

幸い、私は、波動が下がった直後に、魂の縁の深い友と会う予定を入れていたため、元気回復できた。宇宙の采配は抜かりが無い。(この辺りの経過は16日以降のブログに書いてある。)

母のエネルギーが枯渇するたびに、私がガソリンスタンドみたいに補充するのか?私がエネルギーに満ちていて、無尽蔵に宇宙エネルギーを源泉かけ流しているならいざ知らず、私自身ようやく自力で愛の泉をちょろちょろ湧き出させているひよっこである。私が母にエネルギーをあげてしまえば、私はまた状態が悪化して、夫や友に緊急給油してもらうしかなくなる。これはエネルギーの観点から言うと、あまりよい関係ではない。

自分のエネルギーを守りつつ、母が自力で愛の泉を湧き出させられるよう、サポートしていくしかない。と思っている。

黒い私になっている時、波動があまりに下がってしまい、まるで何者かに憑依されたのではないかと驚くくらい、激しく汚い言葉を口から吐き出し続けていた。もちろん、自分の中に同調する重いエネルギーがあるからこその現実化なのだが、とても苦しかった。もうそんな現実を創り出したくない。重いエネルギー(罪悪感)を心底手放したいと思った。

今、この文章を書きながら、俯瞰してみると、母と私の現実が影響し合い、お互いに必要な学びが起きているのだろうなと感じた。一見、ネガティブに見える関係も、光の体験に変化する可能性があると思う。

大切な家族であるが、境界線を大事にしつつ、まず自分を守りながら、出来ることを探していこうと思っている。

ちなみに、自己犠牲は古い時代の価値観だ。もう時代は変化した。私は私を幸せにする。そうしていいのだ。本当に愛の心を持って行動するなら、必ず調和する。

母が愛で満たされる現実を見るならば、その時、私の内面も愛で満たされているということだ。母を通して、私は自分の内面を知り、学びを深めている。

お母さん、ありがとう。

この投稿をした日の夕方、数分母と電話でお話をしたら、声に張りが出ていて、なかなかの元気エネルギーを感じた。楽しいこと(母にとっては家の片付け)を夢中になってやっていたからだろう。夢中になる時、人は宇宙と一体となるので宇宙エネルギーに満たされる。押入れから見つけたものを、娘や孫たちにあげようとか、これは○○さん行き、とか考えているのが嬉しい様子。利他の心も発揮して、波動が上がったのだろうと思う。何より、私自身の内面が現実に映し出されているのだとすれば、母が変わったのではなく、私の内面が変わったのだ。


☆宮崎ますみさんFB5/24投稿より

「頭ではなく、

あなたのハートの中心から愛しなさい。

記憶に操られた揺れる心ではなく、

不執着の真理にとどまり愛しなさい。

あなたの本質が真理なのだから。」


☆roseさんオラクルカードメッセージ

マリモのカード

太古の昔から少しずつ、時を重ね、体験により、丸くなってきた。自分の器を大きくしてきた。未来は全く見えないだろうけれど、あなたが体験してきたことを信じて。今、あなたができることは、信じること。近い未来、ハイアーセルフ同士が、出会わせる人がいる。前世からの約束による。互いに成長したからこそ、このタイミングで出会う。


コメント

このブログの人気の投稿

ヘミシンク体験~炎のビジョン

初夏の宇宙会議

命の長さ