本と神社と星座を携えて
*写真 : 本日の日の出
1月4日6時50分
人間とは、やっかいな生き物だ。
自身を高みから眺めることも出来るし、感情にドップリ埋没してしまうことも出来る。
明け方前の、夜の濃い時間帯に目が覚めてしまった時、自分の闇も濃くなるように感じる。酸素を求めて水面でパクパクしている金魚になった気がする。まるで自分が小さな水槽に囚われてしまったかのように。
今朝、早めに目が覚めてしまったので、4時になるまで布団の中で、金魚のようにパクパクしながら過ごしていた。昼間、考えないようにしていたことが頭に浮かんでくる。突然、胸の奥深くから、こんな言葉が浮上してきた。
「なんておそろしいこと······」
ハッキリ聞こえてしまった。
そうか、私はこう言いたかったんだ。ちゃんと言わせてあげられなかった。自分の本音を聞いて、不思議とホッとする。言ってくれてありがとうという気持ちになる。
そして、この言葉に捕らわれてしまうと、身がすくんで動けなくなりそうなので、埋没してしまわないように、意識を曖昧な位置に持ってくるようにする。
漂いながら、楽しいことに意識を向けていく。水槽の中の金魚から、大海原を自由に泳ぎまわるイルカをイメージしていくような感覚で。それにつれて、夜が薄まり、明け方の気配が徐々に漂い始める。
まだ光は見えないが、確実に酸素は濃度を増している。本能的に朝が近いこと知る。もうすぐ、鳥たちが目覚めて歌い始める。もう大丈夫だ。
(ちなみに、今朝の第一声は、カラス。日の出のピッタリ一時間前だった。)
昨日は、スーツケースに一週間分の荷物を詰めた。半分は着替え。もう半分は、いかに楽しめるか考えたもの。本がやたら多い。こんなに読めるかな?と欲張りな自分に苦笑。おかげで、荷物はズッシリ重くなった。読書三昧の日々を想うと、ニンマリしてくる。フォーカスを変えれば、自分のエネルギーも瞬時に変わる。そんな自分を面白いと思う。
意識って、結構自由なんだなあと思う。
映画『ラーゲリより愛を込めて』が気になっている。シベリアに抑留された日本人の実話だそうだ。零下40度にもなる過酷な土地で、苦しみを味わいながらも、希望を見失わず生き抜いていくストーリー。絶望⇔希望 は二極のセットだから、究極の地球体験を選択した勇敢な魂の記録と言える。
そう考えると、光と闇を行ったり来たりする人生は、地球体験の特徴であり、光が輝くほどに闇も濃くなるシステムになっている。先人の魂たちは、もの凄いチャレンジャーと言えるのではないだろうか。
私も第二次世界大戦の前世記憶がある。私の魂も百戦錬磨だ。そうだ。何百回と転生を繰り返したこの魂は、ちょっとやそっとじゃ、びくともしない。私の中には、光と闇の二極体験を飽きるほど繰り返した老練な魂が宿っている。そして、今世は、数々の光と闇を融合させていく、最終段階に突入中。つまり、闇を抱きしめ愛を送ること。二極からゼロへ。
転生の度に、肉体脳の記憶はリセットされるので、自我は毎回、生まれたての小鹿のようにピュアだ。二極体験を新妻のように一喜一憂する自我を真我は、愛おしく眺めているのだろう。「貴重な体験なのだから、存分に味わいなさいな。」と。
そう言えば、明け方に胸の奥から聞こえた「なんておそろしいこと···」という声は、初々しい新妻のそれに似ていた。そんな自分の内面を抱きしめたくなる。
私は、今回の禊(身削ぎ)体験で、どのように光と闇を融合するのだろうか。これを誰かから聞いた知識ではなく、自身で感覚や感情を目一杯使って、痛みと共に落とし込むのだ。知恵を智慧にするためには、ひたすら純粋に体験するしかない。
魂目線から見れば、これが地球体験の醍醐味だ。
「これをやらずに(源へ)帰れまへんがな。」
と言うことだ。
魂の兄Yさんが、自ら撮影したA神社の動画を送ってくれた。神主さんの朗々とした祝詞奏上や太鼓の音がバッチリ入っている。拝殿や、S市の清らかな空も映っている。虹色の太陽の光が眩しい。入院中も好きなタイミングで動画参拝出来る!何と有難い!
また、星空アプリも教えてくれた。今、空にどんな星座が輝いているか、いつでも確認することが可能。病室にいながら、星空散歩が出来る優れものだ。
今朝、早速ダウンロードしてみた。1月4日4時44分 オリオン座が地平に入る情報をチェック。
おぉ、しかも、エンジェルナンバーじゃないか。幸先が良い。
東の空には朝の4時台に、アルクトゥールスが輝いているらしい。その星の名を見て、思わず涙ぐむ。帰星した友人が、見守ってくれているのを感じる。
そうか、そこに、あなたは居るんだね。いつもありがとう。
心の中でそっと挨拶を交わす。
Yさんの優しい愛に感謝。いつもありがとうございます。
本と神社と星座を携えて、明日、行ってきます。
☆だいじょうぶ
Kさん(金星の女神様)から、
『だいじょうぶ』という詩を送っていただいた。
声に出して読んでいたら、みぞおちあたりが軽くなり、丹田がドッシリとして、エネルギーが満ちてくるのを感じた。
金曜日は、この詩を朗読してから、手術にのぞもうと思う。早速例の手帳に書き写す。
Kさん、愛の言霊をありがとうございました。
☆お祓いだけではなく
落ち込んだり、失敗するしたりして、重~い気分に陥った時に、どうするか?
日本人なら、近所の神社へでも出掛けて、神様に祓ってもらう人は多いかもしれない。
私も、大祓詞の祓いの力を感じて、毎朝太陽に向かい奏上している。
しかし、古代の神様は、「ほがらかさ」を大事にしてね!と伝えていたらしい。
神話に出てくる日本の神様たちは、元気いっぱいの生命力にあふれた、ほがらかな存在だったようだ。
Yさんに教えていただいたYouTubeを先ほど見たのだが、「ほがらかさ」を忘れないでね♪というメッセージが魂に響いた。
こうやって、必要な言葉は偶然を装って、ちゃんともたらされてくる。
大切な事を見落としそうになっていた。今、思い出せて良かった。
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