がんと歯の関係

 昨日、歯科へ行ってきた。いろいろ分かったので書いておく。もし、この投稿をお読みの方の中にがん患者がいたら、参考になればと思う。

前回の投稿にも書いたが、Kさんに大変お世話になった。駅まで迎えに来てくださり、予約時間までご自宅で過ごさせてもらい、しかも病院まで送り届けてくださった。とても幸せな時間を過ごさせていただいた事に心から感謝している。

さて、KさんにおすすめしていただいたT市のS歯科医院は、なかなか意識が高い先生が運営されている。歯と歯肉を守るスウエーデンスタイルの予防歯科を実践している。待合室では、レコードでクラシック音楽が流されていて、とても心地よい。CDよりもレコード(デジタルよりアナログ)の方が、細胞に働きかけるものが大きいという配慮からだそうだ。確かに、CDは、人間の耳に聞こえない周波数帯をカットしていると聞いた事がある。レコードは耳に聞こえないけれど細胞は聞いているであろう周波数もちゃんと残されているので、心身への影響が高まるのだろうと思う。

今回、私は、歯に詰められた金属(パラジウム)を取り除き、セラミックなどのノンメタルに変えたいと希望していた。先生に、青木クリニックで「歯の金属ががんの原因になっている。」と指摘されたことを伝えた。先生は、「水銀ですね。」とすぐ理解してくださった。

丁寧に診察してくださり、私の話もきちんと耳を傾けて下さった上で次の事を説明してくれた。

・歯の詰め物を調べたところ、水銀は使われておらず、金属が溶けだしている現状ではないので、まず安心してほしい。焦ってすぐに取り除く必要はない。ノンメタル化はゆっくり取り組んでも大丈夫。

・唾液のペーハーを計ったところ、酸性であることが判明。唾液は通常中性。酸性であると、歯のエナメル質を溶かしてしまう。重曹の錠剤を飲めば中性にできるので、今通っている内科に重曹を飲んでよいか確認してほしい。

・歯肉の炎症がある。まずは、歯肉のばい菌を除去し、良い状態にしてからノンメタルに取り組んだ方がよい。

・一般的傾向として、歯肉炎があり、唾液が酸性の人は乳がんが多い。

・歯と歯茎の間に常時ばい菌がいて炎症を起こしているため、そこで大切な免疫が使われてしまい、がんの方まで力が回っていないのだと思われる。まずは、歯肉を健康にして、唾液を中性にすることで、正常なサイクルに戻していく方が先決。

という事が分かった。

青木クリニックでは、歯の詰め物から金属成分が溶けだして胸や脳に影響しているとゼロサーチで分析されていたのだが、ここでは話が食い違っている。保険診療で一般的に使用されている金属の詰め物がそんなに危険なものと言う認識があれば、まず医者が治療に使うことはないだろう。安全だと信じるから使われているのだ。正直、どちらの説を取ったらよいのか分からない。

しかし、ノンメタル化は、自由診療であり、お金もかかるので、焦って一気に取り組むのは経済的負担も大きい。まずは、歯肉の状態を健康にしてから、歯の方に時間をかけて取り組みましょうという先生の提案はとても現実的であり、良心的だと感じた。

確かに、青木クリニックでも、「ノンメタル化は、追い追いでよい。」と言っていたので、まずは免疫力を上げておくことが大切だろう。がんだけでなく、世の中では様々な感染症もあることだし。優先順位が整理されて助かった。

記憶があやふやだが、何かの本で、歯周病とがんの相関関係を説明した文章を読んだような気がする。また、口腔ケアをすることで、認知症が改善した例なども聞いたことがある。しっかり噛んで、唾液を出すことが消化吸収を促し、まわりまわって、免疫力が高まり健康になるという内容だったような。人間の健康には、歯や歯肉の状態と唾液の分泌が大事なポイントになることは、見落とされがちだ。

特に歯は、痛みがないと、ついつい忙しさに紛れ、後回しになってしまう。私も一年くらい歯石を取りに行くのをサボっていた。いつの間に歯肉炎が悪化していたのだろう。自覚症状が無かったので、今回は良い機会になった。定期的なお口のメンテナンスは大切だ。

がんになったことで、いろんなことが分かり始めている。肉体の健康は、意外と日常の、ささいな習慣が大きく影響している場合が多いように思う。

食事、睡眠、排出、運動。

無意識に行っている様々な日常生活を、今一度、意識的に見直してみると、どこかに不調の原因が潜んでいて複合的に作用して、病を作り出しているかもしれない。

がんと向き合っている方へ。もししばらく歯医者へ行っていない場合は、一度、メンテナンスに行ってみるのも、良いかもしれませんよ。


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