天気の子~スターシード的解釈
「世界は最初から狂っていた。
ぼくは、選んだんだ。
ここで生きていくことを。
ぼくたちは、きっと大丈夫。」
今、Amazon primeで、新海監督作品が観られる。
ようやく、『天気の子』を観ることが出来た。
あれは、2019年10月だっただろうか。
大切な友人Yさんと、高円寺で会った。激しい土砂降りの一日だった。この日、令和天皇の即位の儀式が行われ、虹が皇居にかかり、瑞兆を見たと騒がれた。まさに、あの日のことだ。
私たちは、日本で唯一と言われる、気象神社をお参りした。こじんまりした神社だが、お天気の神様というのは珍しい。ここの絵馬は、下駄のデザインをしていて、可愛らしい。
私はここで、一週間後に控えた小笠原旅行の晴れを祈った。
御利益は抜群だった。日程が一週間ずれていたら、台風直撃だったため、小笠原上陸は叶わなかった。私は、小笠原で、大好きなウミガメと触れあった。その日の朝、海に虹がかかったと、地元のガイドが教えてくれた。
私は、Yさんに、小笠原の美しい海の写真をLINEで送った。
話は戻る。高円寺で二人で会った時に、私はYさんから『天気の子』の感想を聞いたのだった。確か、結末に賛否両論あると語っていた。Yさんは、この映画が大層気に入り、ネタバレしない程度にお勧めしてくれた。私は、その時、「観に行ってみるね。」と答えたのだった。
結局、私は映画を観に行かなかった。仕事に忙殺されるうちに、公開日が過ぎてしまった。Yさんが、あんなに勧めてくれたのになあと、心のどこかで引っ掛かっていた。
あの日、二人で高円寺の街を歩きながら、ポツリポツリと、話をした。Yさんは、ガン手術後の闘病について、静かに話をしてくれていた。抗がん剤の副作用でYさんはかなり弱っていた。現代医療の常識に警鐘を鳴らす勉強会に参加しており、自然の身体に良い食材を扱う事業を起こしたいと、夢を語っていた。Y さんは、人間の自然治癒力を高め、病気に苦しむ人が減るように、そんなお手伝いをしたいと、自分の苦しい体験を糧に誰かの幸福につなげたいと、未来を描いていたのだった。
2020年秋。Yさんの体調は急変し、魂の故郷へ旅立った。
Yさんの魂が、宇宙のアルクトゥルスという星へ帰ったと、Yさんの友人の誰かがリーディングしていた。私はアルクトゥルスヒーリングというのを見つけて、何か分かるのではないかと、ヒーリングサロンを訪ねた。(詳しくは過去のblogに書いた)
ヒーラーさんから、「あなたは、Yさんの志を引き継ぐようね。」と言われた。Yさんは、身体に良い食材を扱う事業を計画していたはずだ。Yさんのご主人に連絡を取ったが、詳細は何も分からなかった。
Yさんからの宿題が解けないまま、月日が流れた。2021年、命日から一年経過し、私は催眠療法の基礎セミナーを受講するために電車に乗っていた。スマホがGoogleフォトのサービスで、自動的に四年前の同じ日の写真を送ってきた。受信した画像は、何と、Yさんの満面の笑顔だった。催眠の勉強を始めることをYさんは、遠い宇宙から祝福してくれているのだろうかと、嬉しくなった。不思議な偶然があるものだなあと、頭を傾げたのだった。
今日、『天気の子』を観ながら、私は心の中でYさんに話しかけていた。「ようやく、観れたよ。あの時の約束、果たせたよ。」と。
映画の最後のシーンでの主人公の台詞をしみじみ味わった。
私には、遠い星から地球に転生した宇宙存在の呟きのように感じられたのだった。以下はスターシード目線の私の解釈だ。
はなから、分かっていた。調和の無い、制限だらけの、欠乏感だらけの世界だと。(=世界は最初から狂っていた)
それでも、地球に生きている。なぜなら、私たちは、それを自分で選んだんだのだ。(=ぼくは選んだんだんだ。ここで生きていくことを。)
私たちは、ここに愛を表現するためにやってきた。それが魂の使命。愛を表現する限り、私たちは、大丈夫。そういうようになっている。(=ぼくたちは、きっと大丈夫。)
『天気の子』と言えば、あの土砂降りの日の高円寺を思い出す。あの日の記憶がよみがえる。雨脚のあまりのダイナミックさに、思わず「龍神様を連れて来ちゃった?」と、ふたりで大笑いしたっけ。何だかとても愉快な気分になったのだった。
あ、そうか。
今、ようやく、繋がった。
Yさんは、人間の自然治癒力を高め、病に苦しむ人が減るように、お手伝いしていきたいと願っていた。Yさんが注目していたのは、食材の分野だったけれど、私が今取り組んでいる催眠療法も、目指す世界は同じであることに、今気がついた。
Yさんと同じ病にかかり、今、導かれるように、同じ志を持って学んでいる。何て不思議なご縁なのだろう。
皆さんは、『天気の子』ご覧になりましたか?Amazon prime観られる方は、ぜひ!
宇宙仲間の方は、ぜひ、感想をお聞かせくださいね。
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