がん体験の意味

 



『高次元世界へ還る道』

48~49ページより抜粋

坂本「モンロー研究所とともにして私が一番気に入った点は、モンローが「私の言っていることを信じるな」と言っていたことです。」

光田「ブッダに会えばブッダを殺せ、ですね。」

坂本「ええ、人に言われたからどうではなく、あくまでも自分で体験したものを信じろと。モンローは教条主義を毛嫌いしていました。

「押し付けはだめだ。自分が体験して自分が知る。それ以外の方法で自分の信念を変えることはできない。だから全部自分で体験して知れ」というのが彼の主張でした。

ではどうして彼がヘミシンクを作ったかというと、目的は「自由になること」。いろいろな束縛や自分を制限するような信念、トラウマなどから自由になるのが目的で、その道具箱としてヘミシンクを開発したんです。だから、最終目的は、この地球生命系からも自由になっていくことです。

モンロー曰く「ここは学校で、卒業することができる。卒業生は『光輝く存在』になる」と。そこで「光輝く存在」というのが出てきますが、実はモンローが会ったそれは未来の自分自身でした。死んだ後のモンローが「光の存在」になってモンローを導いていたことが、後でわかるんです。」


☆「体験する」の意味

この本の文章に、今朝、物凄く惹き付けられた。

この2ヶ月の流れの意味が良く分かる気がした。忘れないよう記録しておきたくて、もどかしいような気持ちで、今これを書いている。

潜在意識からの大いなるなにかに繋がる感覚は、指の間からこぼれ落ちる砂のようなものだ。掬い取ったと思っても、あっという間にこぼれていく、実体の無いものだ。しかし、微かにだが、手のひらに感じていた感触は残る。

潜在意識から得た感覚が本質(宇宙源につながる一なる意識=ONE)だとすると、あっという間にこぼれていく原因は、人間体験を実現するために制限をかけている自我システムにあると思う。顕在意識は、生真面目に、その役割を果たそうとする。

日常を生きるとは、思考を働かせることでもあるので、常時本質を感じているわけにはいかない。たまに、行ったり来たりしているようだ。

顕在意識は、本質の感覚を理解できないから、潜在意識に繋がっていた時に受け取った理解をそのまま保持していることは難しい。あれ?わかったような気がしたんだけど、何だったかな?どうやったら再現できるんだろう?と、焦る。

こうやって、自我意識が優位になり追求を始めると、取りこぼした砂は、どんどん遠ざかる。

悟ろうとすると、悟りから遠ざかる。

それでも、私は、その感覚を何とか留めたくて、blogに記録している。ほとんど取りこぼした砂の、手の指にわずかに残された残滓みたいなものにすぎないかもしれないが。

ただ、今に至れば、すべてがある。欠けていたり、不足しているものは何一つ無いと誰かは言う。その通りだろう。

だから、私のこの足掻きは、きっと地球体験を遊ぶための、選択の一つなのだろう。私はこうやって、真なる私を思い出していく過程を味わおうとしている。このプロセスを、地球用語で、「体験する」と言うのかも。

「全部自分で体験して知れ。」というモンローの言葉が私のハートで燦然と輝いている。そうなんだ。私が今、現実化している意味はここにある。


☆がん体験の意味

私にとっての意味であり、人それぞれに違う意味があることを断っておく。

最終目的は、がん体験を通して、真なる私を思い出していくこと。モンローが言うところの「光輝く存在になる」。

具体的には、次のようなプロセスを経てきた。現在は途上である。

二年前のがん手術では、エゴが静まり、本質を初めて味わう。退院後、その正体を知りたくなり、目に見えない世界に興味を持つ。ふとした切っ掛けで催眠療法を知り、学び始める。催眠の基礎セミナーで、萩原医師にデモセッションを受けた際に、いわゆる「悟り」状態に至る。しかし、その感覚は数日で消える。催眠の面白さを知る。潜在意識から宇宙の仕組みなどを少しずつ受け取る。楽しく学んでいるうちに、ヒプノセラピストとなる。

2022年9月1日

ヒプノセラピストとして本格的に開業。「がん患者に真の意味で寄り添えるセラピストになる!」と明確に意図する。自分のホームページにも明記。公に宣言した。

2022年9月8日

人間ドッグで左胸に腫瘍らしきもの発見

9~10月

お金の制限が、良い意味で外れ、学びに積極的になっていく。がん患者のための催眠ワークショップ、エドガーケイシー療法、内面を浄化するための宿泊セミナー等、立て続けに参加。新たな出会いの加速。シンクロ頻発。

2022年11月2日

医師から、組織診断の結果を聞かされる。手術を決意する。

ざっとこんな流れで、おそらく潜在意識の私が学びを実現するための現実化を起こした。

小我(エゴ)である意識の言い分は、「一回、がん手術を体験したんだから、もう十分では?二回やる必要ある?足りない知識は、本を読んだり、人から聞いたりして補えばいいじゃないの?また痛い思いするわけ?」と、半ばキレ気味である。「あんた、やりすぎよ!」と、本質の私に意見。肉体を守るのがエゴの役割でもあるので、当然だ。

しかし本質の私(魂)は、私に、動かぬ証拠を突きつけてくる。

「あなたは、明確に意図しました。真の意味で、がん患者に寄り添うヒプノセラピストになる!と。真に。と。ほら、もう、借り物の知識では実現しないことは理解できるでしょう。あなたは、体験から学ぶ選択をしたのですよ。現実はあなたが望む通りに起きていますね。何と喜ばしい事でしょう。」と。魂に表情があるなら、満面の笑顔である。「この体験は、美味しい!」この魂のワクワクメッセージは、9月から気づいていた。(blogにも記録してある。)

一回目のがん体験時は、私は現代医療しか知らなかった。病は潜在意識からのメッセージであると考えることすらなかった。

二回目の今回は、現代医療だけでなく、代替医療も役立つことを知っている。沢山の選択肢から自由に選べることを。だから、車の両輪として賢く様々な恩恵を受けることが可能になっている。そして、催眠療法のおかげで、魂や、エゴ、身体の部位、インナードクター、病の患部と対話することもできる。いずれは宇宙源へ還る、永遠の意識体がこの意識の正体であること。体験を源に持ち帰りたくて、地球という遊び場で、幻を現実と錯覚することで目的を果たそうとしていること。つまり、「今を純粋に楽しんでいるひとつの意識」であることも理解している。

この比較を味わうためには、やはり、この現実化なのだ。う~む。私の魂さんは、やる気満々だなあ。


写真は今朝の日の出
悔しいくらい、パワフルな光。
目に映るすべてが、私を祝福してくる。
「大丈夫!すべてがうまくいってるよ!」と。


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