心身緩和ワークショップ初日
*写真 : 我が家から見る十三夜の月 左に木星の光が見える。
本日、八ヶ岳 原村を拠点に活躍中のヒプノセラピスト宮崎ますみさんの催眠療法ワークショップを受講。
特にがん患者向けということだったので、興味を持ち参加を即決した。
今、私が一番興味を持っているのは、がん患者に、催眠療法をどう役立てていくかということ。一年かけて独自に構築していこうと決意した矢先に、ますみさんのFBの告知が目に入った。やはり、意識が現実化するのは本当なんだなあと思う。学びたいことを引き寄せる。
私の催眠の先生である萩原医師も、先日、2月にがん患者向け講座を開催すると宣言されていた。ぐんぐん学びたい方向に導かれていると実感。
さらに、先月の検診により、「私、もしかしたらがんかも?」渦中真っ只中でもある。当事者意識も最高潮に盛り上がっている。これ以上のモチベーションはあるだろうか。今月は、学び強化月間だ。
ワークショップの内容はおそらく著作権等の問題があるかと思うので、詳細は省く。所感だけメモしておきたい。
まず、ますみさんは、参加者一人ひとり、丁寧に現状の聞き取りをされた。もちろん話せる範囲ではあるが、二時間くらいかけて10名ほどに向き合われた。参加者が話している間は一切口を挟まない。また、無理に話を終わらせようともしない。ますみさんの寄り添い力だろう。参加者はどんどん内面を語り始め、語っているうちに、気付きを得る方も。既に面談でますみさんは、相手を潜在意識に入らせてしまうのだ。深い共感が相手に安心をもたらすのだろう。
また、一人ひとりの体験に合わせ、ますみさんご自身のがん体験と気付きを語られた。実体験に裏付けされた話は、やはり力強い。メッセージ力が大きく、ダイレクトに魂が揺さぶられる。ますみさんの話をお聴きするだけで、患者さんは意識変容を起こすだろうなと思う。
とても印象深い参加者がいた。がんの再発が続き、何十年と病気と向き合われてきた。今まで何度も催眠療法やエネルギーワーク、スピリチュアルなアドバイス等受けてきた。しかし、なかなか言われることが腑に落ちない。「どうして、こんな目に合わなきゃならないんだ!人生むなしい。」その方は話ながら涙を流された。
私は話をお聴きしながら、おそらく自分自身を投影してしまったのだろう。判断する気持ちがムクムク出てきてしまった。「拘りが強いのでは。感謝の気持ちが足りないのかも。」等。
ますみさんの第一声は見事だった。
「それは聖なる欲求です。
祝福すべき宝です。みんなそうです。あなたは、みんなの気持ちを代弁してくれた。どうして?どうして?それは、魂の声です。ひとつずつ、自己受容していけばいい。焦らなくていい。大丈夫。人生は変わる。もういいよ、と、自分に言えれば、もういいよ、の道が開けていく。」
この力強い言葉は、私の魂を揺り動かし、思わず涙がこぼれた。「もういいよ。」の言葉を私も私にかけてあげたいと心底思った。ハートが熱くなった。やはり、ますみさんのセラピスト魂は「神ってる」と感じた。(ますみさんは、最近の自分の言葉が「神ってる」と笑いながら自らおっしゃっていたので。)
この参加者さんは、「何で病気を繰り返してしまうのか分かった。それを握りしめていたい自分だからだ。何で執着しているか、そこに向き合いたい。」と、数段高い視点に引き上げられた気付きをシェアしてくださった。数分の面談でここまで内面を引きだせるますみさんの力に圧倒された。
後で、ますみさんが雑談で話されていた。
「なぜ人は問題を握りしめてしまうのか。それは本当の愛を確かめたいから。どこから愛をもらえばいいのか。相手に求めているうちは得られない。愛は上(天、宇宙)からもらうもの。横からもらおうとしているうちは、得られない。上からの愛は真我一体に至ること。そのためにヒプノセラピーで浄化していくのが一番強力。本当に人が自分の足で立つことが出来た時に、相手は変わる。病の目的に耳を傾けた時に改善していく。」
ワークショップ内容に入る前の、参加者の病と向き合ってきた人生をお聴きしているだけで、ヒプノセラピストとしても、病の当事者としても、物凄く勉強になった。考えてみれば、今まで、がん当事者に出会う機会はあまり無かった。このような場に参加できるようになり、私の人生ステージも一段階アップできたように思う。このように、いろんな方々に出会う機会を増やしていきたいと思った。
そして、私はまだまだ、不要な思い込みを抱えていると痛感した。私自身に「もういいよ。」と言ってあげたい。握りしめた手のひらをフワッと広げさせてあげたい。浄化、続けようと思う。催眠療法に出会えた私は幸せだ。
☆ますみさんから私へのお話し
私の病体験を聞いていただき、ますみさんから、それに付随したお話をしていただいた。滅多にない機会だと思うので、ここに書いておく。
私
「二年前に肺の血管が詰まり死にかけました。その際偶然、乳がんが見つかり右側を全部摘出。その後半年、ホルモン治療を受けましたが、自己判断で中止。病院に行かなくなりました。ホリスティック医療に興味を持ち、催眠療法にたどり着きました。一年間学び、先月セラピストとして開業。その時、「がん患者に寄り添う催眠療法をやっていく。」と意図しました。現実化は数日後に起こりました。その意図に必要な学び体験を魂が引き寄せたのでしょうか。検診で、左胸に、がんかもしれないものが写っていました。今は精密検査中です。なので、今後どのような流れに入って行くのか分かりません。検診結果を聞いた時は、「また?」と思いました。一年かけて、何十回も催眠で浄化してきました。それなのになぜ?と思いました。頭の中は戸惑っているのに、何と魂は喜んでいるのが分かりました。今回、導かれるように、このワークショップを受けています。皆様の体験談をお聴きして、ものすごい学びをいただいています。」
ますみさん
「がん宣告を受けた時、魂が喜ぶということを体験する人もいる。これで解放されるという安堵感を感じる人もいるようです。「また、がんなの?」という体験はある。あって普通。私たちはドラマを通し生かされている。私は、宮崎ますみというキャラクターを演じさせられている。起こる事全て意味がある。大いなる意図は愛でしかない。起こることは起こる。出来事に翻弄されたり乗っ取られたりしないこと。愛のみに意識を向けていくことが大切です。しかし、事が起これば、人はどうしても怖れる。酷い事も起こるものです。その都度、柔らかな心で向き合っていく。何があっても、深いところで、安心感や信頼感を感じていることです。」
ますみさんのこのお話は、前回投稿したブログの内容にもリンクするもので、正直驚いたのだった。どんなことが起きても、表面(現実=イリュージョン)で本人が苦しんでいても、背中に温かい手(大いなる存在の愛)が添えられていることを忘れないで。と。表だけでなく裏(真我=魂の意図)の意味があることに気が付いてと。前世魂や日蓮さんからメッセージをもらっていた。まさにこのことをますみさんもおっしゃっていたと思う。私は、このことをしっかり腑に落とすために、ますみさんのワークショップに参加した(させられた)のだろう。おかげで、さらに整理された気がする。
今日は二つの全体誘導による催眠を受けたので、記録しておきたい。
☆インナーチャイルドケア
インナーチャイルドに続く道をイメージする。
画用紙にクレヨンで描いた道。家と樹木。4~5歳の画力だろうか。
クレヨンで描かれたクネクネ道を進む。
インナーチャイルドに対面。
私のインナーチャイルドは、やはりクレヨンで描かれた平面なので、ペラペラしている。グレーのクレヨンでグシャグシャに線が描かれた上に顔だけ見えている。表情が無い。一本線の目。
インナーチャイルドを気持ちよいベンチに連れて行くよう誘導される。
インナーチャイルドは、グレーのグシャグシャから出ると裸だった。可哀想に、服も着ていない。急遽、赤いクレヨンでドレスを描きその子に着せる。一本線だった目が山形になり、笑顔になってくれたようだ。
周りの景色を見る。クレヨンで描かれた風船や花、家など、形は外枠だけ描かれているのに、中が白いまま。色が塗られていない。不思議に思う。
インナーチャイルドからメッセージをもらう。
「勝手に色を塗ると怒られちゃうから、怖くて塗れないの。ここには、この色を塗りなさいって、指示されないと塗れない。私には正解が分からないの。服もそう。勝手に着ると怒られるから、誰かに着せてもらうまで、私は体が消えたままなの。顔も本当はどうしたらいいか分からなくなってる。このグレーのグシャグシャにいつか消されて全部いなくなっちゃいそう。」
インナーチャイルドの声にビックリした。まだ、癒されていない小さな私が残っていたんだ。心当たりは····ある。あの頃の私。
ますみさんの誘導は続く。インナーチャイルドが望むことを一緒にやってあげてくださいと。
私は、まず、インナーチャイルドを説得。
「もう大丈夫なんだよ。何色を塗ってもいいんだよ。もう怒ってくる怖い人はいなくなったんだよ。あなたは自由に好きな絵を描ける。」
そして、二人で、枠だけだった風船や花、家にクレヨンで色を塗っていく。グレーでグシャグシャにされていた部分は綺麗に消して、インナーチャイルドの全身がいつでも描けるようステージを用意。可愛いカラフルなドレスもたくさん描く。いつも好きなのを着られるように。
クレヨンで描かれた二次元の私に初めて会った。結構深刻な状況だったかもしれない。このあたりが、もしかしたら病の原因かもしれない。
ますみさんの話では、とある受講生さんのインナーチャイルドは、ミイラになっていて干からびていたとか。インナーチャイルドワーク、大切だ。
☆患部·臓器との対話
患部を部屋にみなして入っていくワーク。
私の左胸を部屋とイメージ。
入り口の扉は、マホガニーの立派な扉で、艶々。彫刻されている。上部は半円形のガラスがはまっていて、まるで文化財の洋館みたい。私は蟻の目線になり、巨大な扉を見上げている。「でっかいな~。」と思う。
扉を開ける。内部は、シャーロック・ホームズの話に出てきそうな洋館の書斎。きちんと整理整頓され、書棚には高価そうな年代物の書籍がぎっしり並んでいる。豪華だが色褪せた赤い絨毯が敷かれている。19世紀イギリス貴族の館というイメージ。召し使いが一名、ピンとした姿勢で控えているのが見える。
ちなみに、私は、古い屋敷やアンティーク、本は大好きなので、別に、気にはならなかった。このままでもいいんじゃない?とエゴの私は思うが。
ますみさんの誘導が続く。不要な物を片付け、掃除し、窓を開け、好きなように、作り変えてください。と。
そう?それじゃ·····
思いきって、本を全部捨てる。気づいたら埃が積もっていた。価値があるとずっと思ってきたけど、思い切り捨ててみたら、意外とスッキリする。そうか。もう私には古い価値なんだ。もういらなかったんだ。そう気づく。
アンティークの家具、絨毯、召し使いも、みんな消してしまう。何も無くなった部屋。無垢材のナチュラルな床に張り替え、大きな窓を取り付ける。窓からは自然光がさんさんと入り、風が通り抜ける。緑が見える。
部屋の真ん中に木を一本植える。まだ若い木だが、これからぐんぐん伸びるだろう。枝のまわりを蝶々が舞っている。
これが、潜在意識が見せてくれた、私の左胸患部のイメージ。
何を伝えてきたのだろう。深いメッセージだ。
おそらく、地の時代に染み付いた価値観の象徴が、あの重厚な部屋だったのだろう。
本は知識の象徴。アカデミックで権威的なものに依存してきた。素の、ありのままの自分は完璧に無視。世間で評価されているものを必死にかき集め鎧のように纏ってきた。私の発する言葉はいつも誰かの借り物。そのくせ、自分が偉くなったようで、自己陶酔してきた。こんなすごい私を見て。褒めて。認めて。····私を愛して····。価値の無い私を消して、張りぼての私をせっせと作り上げ、かりそめの称賛に一喜一憂。こんなこと続けていたって、欠乏感は膨らむ一方だ。自分ではないのだから。
十分味わった。たくさん学ばせてもらった。その刹那は心地良かったし、この経験に満足している。
しかし、時代は変化。風の時代に突入した。分離から、自然の循環に戻っていく。本質に戻っていく流れになった。愛はもらうものではなく、自分の内側から溢れてくる。愛の源泉は宇宙源にあり、私の正体はそこにあると気づいていく。
蝶々は変容の暗喩だろう。サナギが蝶になるように、体内がまったく別なものに作り変えられていく。
私の左胸患部は、私の大いなる変容の象徴と捉えることが出来る。
感謝して、手放していく。
焦らず、一つひとつ。丁寧に。
先を見ると気が遠くなるから、今だけを見る。今、出来ることに真摯に取り組む。
意識的に、積極的に、楽しみながら。
大丈夫。私は必ず、本質の輝きを取り戻す。自分が決めればそうなる。
純粋な光に戻っていくプロセスをしっかり体験するのだ。
それが、魂の使命。
このワークを通し、そんなことを感じた。
本日のワークショップを祝福するかのような神秘的な夕空でした。たくさんの学びに感謝。明日もワークショップがあります。楽しみ!
見守ってくれる、大いなる愛に、ありがとう。
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