マインドと魂の対話

 昨日、萩原医師から「せっかくだから、自己催眠で身体と対話してみたら。」とアドバイスされた。

以下は、私のマインドと魂のやり取りである。

え？そんなこと出来るの？と驚いた方、催眠療法では、こんなことも可能なのである。

ぜひ、催眠療法に興味を持っていただけたら、世界は広がるだろう。

マインドは、肉体担当

魂は、本質

副人格療法の手法で対話させてみた。

マインドは「マ」。魂は「た」と表記。

マ「こんにちは。よろしくお願いいたします。物質次元で肉体担当をやっています。マインドです。自我や思考とも呼ばれています。○○さんが、生命維持できるよう、危険を回避したり、願いを実現するために行動に移したり。主に、様々な地球体験を可能にするために調整しています。命を守っている自負があります。」

た「私は魂です。生まれる前に決めてきた青写真が刻まれています。こういう体験をして、こんな学びをしたい。こうやって成長していこう。そういう内容になっています。ブループリントとも呼ばれています。私の中には、今世で役に立つ過去や未来の人生とリンクする情報も搭載されています。それらを参照しながら、思考を使い、現実化し、体験を促しています。私たちは、パートナーで、車の両輪です。どちらかが暴走すると、関係が崩れてしまい、人生がスムーズに進みません。」

マ「今までは、私が暴走しがちで、魂さんの声を聴かないようにしてきました。それも想定内の体験で、学びには必要でした。いよいよ、魂さんと連携していく時期に入りました。ブループリントの総仕上げのフェーズですね。」

た「マインドさん。今までお疲れ様でした。一生懸命活躍くださり、感謝しています。しっかり生命を維持し、肉体を保ちながら、必要な体験をこなしてくださいましたね。」

マ「正直、しんどい時もありましたが、ここぞという時に、魂さんが全力で応援くださったので、回り道しながらも、何とかここまでたどり着きましたよ。いよいよですね。」

た「二年前に、肉体さんには気の毒でしたが、がんという病を体験してもらいました。」

マ「それが、不思議と、不安や怖れ担当でもある私は、静かにさせられてました。だから、本人は本質とつながって、始終穏やかな愛に包まれて過ごしていました。これは、魂さんの計画ですか？」

た「病を通し、本質につながる体験をしてもらったんです。肉体の作用として、命に関わる体験をする時は、マインドが静かになるようプログラムされていますので、それを利用しました。本人は、入院中、ずっと穏やかで静かな幸せを感じていました。いわゆる悟り状態です。一時的ではありますが。必要な体験でした。」

マ「そう、確かに、退院したら、私が目覚め活発になりましたね(笑)。不安、恐怖も復活。私が私が、という自我も。」

た「日常生活を送る上では、肉体担当のマインドさんが居ないと、そもそも生存は無理ですからね。」

マ「でも、その体験のおかげで、本人は気づいたんですよ。どうやら自分の奥深いところに、大いなる存在が宿っているということを。宇宙根源につながる意識だと気づくのは、まだ後のことですが。」

た「それから、順調に学んできました。必要な出会いも叶えました。ソウルメイトたちにも再会を果たしました。ブループリントに沿って進む時、シンクロニシティが連発します。魂が YES ！と喜んでいる証ですから、自信持って進んでもらいたいです。」

マ「そうそう、本人もようやく、開業して、学びの方向性を定めた矢先！」

た「人間ドッグで、もしかしたら、また乳がん？という場面を味わいました。」

マ「申し訳ないですが、マインドでは理解できないです。たかが10％の顕在意識ですから。もう病から充分学んだし、がんに感謝もしている。これに嘘は無い。わざわざ、再度、体験しなきゃならないですかね。肉体担当としては、正直、おすすめできないですね。この現実化は、何故起きたのですか。」

た「もっともなご意見です。実は、ここから体験するであろう未来は、いくつも用意されています。どの道に進むか。これからの本人の思考、選択、行動次第です。」

マ「そうなんですね！本人はすっかり、入院と手術するつもりになっちゃってますよ。性格的に思い込みが激しいですからね。まあ、前向きな思い込みですけど。」

た「そう。本人は、意思による現実化のパワーを使っています。ブループリントは大まかな流れなので、細かいルートはかなり柔軟に選択可能なんです。

本人は、ヒプノセラピストとして開業する際に明確に意図しました。がん患者に寄り添いたい。力になりたいと。その意図が宇宙に届き、必要な体験が現実に現れたのです。」

マ「やっぱり。だって、普通はがんかも？と思えば動揺するのに、本人は、

ヒプノセラピストとしての成長に、この体験は、美味しい。

と思っているんですから。がん体験をさらに極めたいのでしょうね。無意識にそう思ってしまった。当事者であることで、よりクライアントを理解できるようになると。」

た「過去世の体験なども利用すれば、一概に今世で再体験する必要は無いのですがね。今世、フレッシュな体験を通し、学びを効果的にしたい魂もいます。それぞれです。」

マ「つまり、再度乳ガンを体験しても、しなくても、どちらも良い悪いはない。経験したい現実を選択するだけだと。」

た「そうです。本人の意図で、たくさんの可能性が道を用意しています。意図する度に、枝分かれしていくのです。どの道にフォーカスして進むか。これが今世で学ぶ醍醐味です。失敗など有りません。全部正解です。どんな体験も、素晴らしいのです。」

マ「そうなんですね。本人は、今月から来月にかけて、いくつもの講座を予定していますから。学びの秋です。ガンを学ぶプログラムもあれば、2泊3日で過去を徹底的に癒すプログラムもあります。」

た「それらの過程で、必要な気付きを得たなら、病の現実化は消えるでしょう。まだまだ足りないと感じるなら、まあ、そうなるでしょうね。」

マ「肉体に負担がかかりますからね。確かに病を体験すると、飛躍的に気付きを得ますから、頑張り屋さんの魂さんは、挑戦しがいがあるかもしれませんが。一気に階段を駆け上がれますからね。美味しい体験と言えばそうですが。やはり、肉体担当としては、悩ましいです。はい。」

た「本人の気付きのために、集中して学びの機会を用意しましたから、まあ、様子を見ましょう。私たちが協力して働けば、必ずベストな道に進みますから。安心してください。」

マ「ありがとうございます。心強いです。これからもゴールに向かって、力を合わせましょう。」

マインドと魂は、しっかり握手をして、対話を終える。

☆マインドと魂と本人の捉え方

催眠下で、マインドと魂を対話させてみて感じたのは、捉え方が世間で言われているものとニュアンスが違うということだ。これは個人的捉え方なので、皆微妙に違うかと思う。

○マインドとは

一般的にマインドは、狭い自分と捉えられ、エゴとも言われる。仏教では、これらを滅することを目標に修行する。私が捉えたのは、滅するなど、とんでもない！大切な働きだと感じた。マインドも、やはり愛の存在であり、自身の任務に一生懸命だ。肉体に一番密接な働きをする。マインドのおかげで、私たちは生かされている。魂と肉体の成長過程で、マインドは、三者がバランスよく役割を果たせるよう、いつしか主役の位置を譲るようだ。とても、いいやつだと感じた。心配性で怖がりだけど。命を守る最前線にいるのだから、それくらいが丁度良いのだ。

○魂とは

ここで、魂として登場いただいた存在は、私固有の魂というより、魂を統括するような、いくつかの繋がりの上で俯瞰するようなエネルギーと感じた。私でもあり、全体でもある。だから、発言がどこか個を離れたようなニュアンスで発せられている。魂は、一説によると、意識エネルギーの入れ物なので、個性エネルギーでもあり、源のエネルギーでもある。このあたり、表現が難しい。ここでは、私のことを言っているようで、常時、個人の枠を超えた視野になっている。

○本人とは

この対話で、本人という表現が出てくる。

マインドに、魂に、本人······

あれ？「私」って、どれ？

どれも、私であり、私でもない。

そもそも、「私」は、幻であり、存在しないのだから。

通常は、マインドが「私」だと思われている。これは目覚め前。やがて、魂(本質)に気づく。これが覚醒。マインドと魂と肉体は協力して、現実を体験する。思考→選択→行動。体験を通し感情感覚を味わう。こうして経験を深め、魂の成長を実現する。

なので、思考→選択→行動→感情感覚→経験をしている枠組みを本人と表現している。

本来は、渾然一体となっている働きを役割に応じ、発言させたものが、上記である。

☆エンジェルナンバー1010

この投稿をした直後、1010を見た。

意味を調べてみた。

「エンジェルナンバー1010には、神の導きによって理想通りの道を歩んでいくという意味や、ポジティブな気持ちでいるようにというメッセージが込められています。 エンジェルナンバー1010に出会ったら、神の導きによって正しい道、理想通りの道を歩んでいけるでしょう。しかし、神の導きを受けるためにはポジティブな考え方や意識を変えるといった努力が必要になります。 理想の未来を実現するための努力を積み重ねる過程で不安を感じることがあっても、前向きな気持ちを持ち続けることが大切です。」

ネットで調べたらこんな意味だった。

神＝高次元の私

と解釈してみたい。

「前向き」というのがポイントになりそうだ。