年齢退行療法~ドクダミの群生

 退行療法セミナー後半が始まった。

年齢退行療法を学び直している。

私の体験を記録しておく。


☆テーマ

両親の作り出すドラマに影響されないようになりたい。

両親に関わると、どうしても翻弄されて、ネガティブに陥ってしまう。

それは、私が描く幸せのカタチから離れている選択をしている彼らを見て、ストレスを感じるからだと思う。ただ、それは私の価値観であり、彼らの求めるものではないかもしれない。

彼らには彼らの人生があると尊重し、客観視できるようになりたい。

何かヒントが得られるような過去があれば、その場面を体験し、癒したい。


☆安全地帯へ

高原のお花畑へ誘導される。目の前に白い花がクローズアップされている。背後に、背の低い白い花が咲き乱れているのが分かる。何の花だろう?何となくドクダミの群生地のような印象。顕在意識が働き、「もっと可愛い白い花ならいいのにな~。何でドクダミ?」と思っている。地面はジメジメしていて、どこを触っても冷たい。


☆幼少期の楽しい場面へ

8歳くらいか?一人で室内にいる。人形遊びをしている。「一人で想像して遊んでいるのが好き。想像しているうちに、人形が自然におしゃべりし始めて、勝手にストーリーが出来上がっていく。それが楽しい。」と言っている。


☆問題の場面へ

中学生の頃。家の台所に居る。そばに母(二番目の)が鬼の形相で立っている。

母を怒らせてしまい、もう料理を作らないから、あんたたちでお父さんの夕飯を作りなさいと言われ、困っている。

怒らせた原因はよく分かっていない。

「いつも小さなことで怒られている。何をやっても怒られる。先回りしようとしても、追い付かない。注意されたことをやってもまた怒られる。どうしていいか分からない。」と私が言っている。

意識交代し、セラピストが母に質問する。「何を怒っているのですか?〇〇ちゃんは、よく分からないと言っていますよ?」母は、「(その都度理由を)言っていますけどね。」と答える。

通常は、母親とイメージ上で対話をし、謝罪してもらったり和解をするのだが、母が憎悪のエネルギーをみなぎらせているのをひしひし感じる。「正義感が強すぎる。自分が正しいと決めた方法があると、そこから少しでも外れてしまうと許せなくなる性格。いつも怒りを沸き立たせる何かを見つけて感情を荒げている。」と私が分析をしている。とても和解できそうにない。

「どうしたい?」とセラピストから質問

「お父さん帰ってきちゃうから。ごはん作らないと!」中学生の私が半泣きで焦っている。

料理はほとんどしたことがない。台所を手伝おうとすると、やり方が違うと母を怒らせてしまうからだ。この時は、目玉焼きを焼いて、鍋でお米を炊いたのだったと記憶している。いつもは炊飯器でお米を炊くのだが、この時、母は炊飯器を使うことを許してくれなかった。仕方なく、鍋で作ろうとしているが、やり方がまったく分からない。水分量や炊飯時間が分からないから、確か現実では真っ黒こげのごはんが炊き上がったはずだ。

ただし、退行催眠療法では、現実を書き換えることが出来る。

セラピストの誘導で、大人の私がやってくる。

中学生の私にメッセージ。

「今は両親のもとに居て、辛いけど、ちゃんとこの後自立できるから。大丈夫だからね。」と力づける。この生活から脱して自立できることを知り、少し安心した様子となる。

この後、鍋での炊飯のやり方を中学生の私に教え一緒に料理をする。

中学生の私がしゃくりあげながら言う。

「ありがとう!大人の人が来てくれて、ご飯の炊き方教えてくれたの。とても助かったの。ありがとう。ありがとう。」

父が仕事から疲れて帰ってくるから、本当は美味しいごはんを食べてもらいたいのだ。しかし、料理の仕方が分からなくて、当時は大ピンチだったのだ。現実では、焦げたごはんと卵焼きを戸惑いながら食べている父の姿を見て、申し訳なくて胸が潰れそうになっていた。この体験が潜在意識に残り、「私は料理が苦手」という思い込みにつながったのだろう。

今回の催眠療法で、助っ人が現れ、ピンチを救ってくれたことで、イメージの中では、美味しいご飯が炊きあがり、父に喜んで食べてもらえるという成功体験に書き換わった。潜在意識は、現実とイメージの区別が無いので、成功体験の嬉しい感情や体感をしっかり記憶してくれる。


☆大人の私と中学生の私の統合

「この時の記憶はあったけど、こんなに辛い思いをしていたなんて。感情を体験と切り離していたから、分からなかった。大人になってからも料理苦手は相変わらずだけど、お鍋でお米を炊くやり方は知っていたから、教えてあげられて良かった。」と大人の私が言う。

「お母さんが嫌い。本当は好きになりたいけど・・・」と中学生の私が言う。

「大丈夫だよ。大人になったら、ちゃんと愛せるようになるよ。」と大人の私が言う。

「お料理する時に、私のことを思い出してね。」と中学生の私が言う。

二人でハグし合い、エネルギーの一体感を味わう。


☆ハイアーセルフに会う

エネルギー体のハイアーセルフがそばにやってくる。私へのアドバイスをお願いしてみる。

言葉ではなく、イメージを伝えられる。

一面のドクダミの花の光景。

最初は、どんな意味があるのかよく分からない。はて?と悩んでいたのだが、ふと気付きが訪れる。

以下は、ドクダミの群生を眺めて私が解釈したこと。


☆ハイアーセルフからのメッセージ

お母さんは、ドクダミなのです。

ドクダミという名なのです。

または、ドクダミという役割です。

例えば、この白い花がドクダミという名ではなく「マリリン」という可愛い名だったとしたら、どうでしょう。印象はまったく違いませんか?

あなたが、ドクダミという名のイメージに引っ張られて、勝手に解釈しているのです。

「ドク」という音の響きから「なんとなく禍々しい」とか「陰気」とか。思い込んでしまうのですね。

でも、「マリリン」だったらどうですか?

可愛いと感じて、部屋に飾ったりするかもしれませんね。

また、ドクダミは、生活にとても役立つ植物ですね。

お茶になったり、薬になったりします。

その辺に当たり前のように生えていて、見向きもされませんが、活用するととても人々の役に立つのです。

また、ジメジメした日陰に群生しますが、湿った土は栄養豊富です。そこに生える植物は生命力があります。力強さがあります。


☆安全地帯へ戻る

同じく、ドクダミの群生地だが、最初とは印象がまったく違っている。

現実は私がつけるフィルターによってまったく違って見えることを知る。

☆解催眠へ


☆感想

ビックリした。

潜在意識は今の本人に一番必要なものを出してくるというが、まさか、ドクダミの花を見せられるとは思わなかった。

ドクダミ=母

このイメージを持つだけで、母を立体的に多方面から眺める視点を得ることが出来た。

私は誰かが勝手につけた名の音の響きに影響され、その存在すべてを分かったような気になっていた。ということだ。

例えば「幸せとはこういうものですよ」と誰かが言っていたとする。私がそれを鵜呑みにしているだけで、本当は幸せのカタチはひとそれぞれにあっていいのだ。

誰もがとても素晴らしい存在なのだということも分かろうとしなかった。

例え「ドクダミ」と呼ばれる存在でも、本質は誰もが「マリリン」。輝く可愛らしい存在。

*ここで「マリリン」は、永遠に変わらない光の本質(愛)のことを比喩として使っている。

その存在に勝手にレッテルを貼り、狭い価値観で判断を下してきたのは、私の方だったのだ。


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