大地と対話する楽器


 ある人物から、素敵な贈り物をいただいた。

インディアンドラムという。

ネィティブアメリカンの楽器。

今まで、実物を見たことも触ったことも無かったが、懐かしい感じがした。

しっかりした丁寧な作りで、このまま、民俗学博物館に展示されてもいいくらい、貴重な楽器だと思った。

私には、ネィティブアメリカンのホピ族の過去世が複数あると、その方に話したこともあり、ご縁を感じてくださったのだろうか。

とてもありがたい贈り物で、時空を越えてメッセージが具現化したようにも感じる。

メッセージとは、先日blogにも書いたが

マスターに会うセルフ催眠誘導をした際に、ネィティブアメリカンの長老みたいな人が、現れて

「大地と精霊とともに。忘れるな。」と伝えられたこと。

このメッセージは、シンプルだが、とても心深く響いたのだった。大切にしていきたいが、具体的に日常生活にどう反映していけばよいのか、よく分からなかった。

とりあえず、出来るだけ、土や緑に触れられるような場所へ出かけるようにしようと漠然と思っていたところだった。

さて、インディアンドラムを手にして、「さて、奏法は?」と戸惑ったのは一瞬で、体は適当にリズムを刻んでドラムを叩き始めていた。

このやり方が正しいのかどうかは顕在意識ではよく分かっていない。しかし、潜在意識では、「ああ、懐かしい!この響きよ····このリズムよ·····」と、涙を流さんばかりに感動していた。

すぐ、変性意識に誘われた。催眠誘導で、脳波がα波になる状態。つまり、潜在意識にアクセスしやすくなる状態だ。

一般的に、ダンスや楽器演奏は、トランス状態になりやすいと言われる。奏者が「無」となり、宇宙に繋がって体を動かしたり、音を奏でたりする時、まるで神がかったようになる。調和のとれた美しい響きがあたりをつつむことになる。

この時の私は、「ああ、いかん、いかん。」と、理性を取り戻し、恍惚状態を中断した。

打楽器の響きに親和性があるのは、私が学生時代に、吹奏楽部でパーカッションを担当していた経験が大きいのかもしれない。

この後、入浴中に、強烈なリズムが深いところから沸き上がってきた。湯船に浸かって、リラックスしていたため、またまた潜在意識の蓋が開いてしまったのだろう。

タンタン タタタタ

タンタン タタタタ

シンプルなリズムが、ずっと頭の中で響いている。

そのうち、短調系の、やや悲しげなメロディーが浮かんでくる。霞の中を手探りで、蜘蛛の糸を紡いでいくように、音を拾っていく。

実際にメロディーを口にすると、頭の中のイメージと微妙に違ってしまうため、何度も歌って、微調整していく。

これは、思考があれこれ判断を始める前に、録音しておこう!慌てて風呂から出て、記憶から消えてしまう前にスマホに録音し、ホッとした。

風呂の中では、潜在意識優位の、のびのびした状態だったため、どこかに繋がっていたのだろう。基本型のメロディーはあるが、自由自在に音を変えて、即興で延々と歌えることが分かった。(ジャズセッションも、こんな感覚なのかな?)

慌てて風呂から出て録音するときには、残念ながら顕在意識がしゃしゃり出てきて、自由奔放さが消えてしまったが、まだ脳内に響いていたメロディーの片鱗を辛うじて記録できた。

潜在意識で音を感じていた時は、自分の過去世の記憶か、誰かの記憶か、集合意識なのか判断つかなかったが、この歌についての情報が入ってきた。

「夜明け前に、大地を癒すために歌っていた。」とのこと。

おそらく、大きな戦闘があり、多くの血が大地に流された。その悲しみを癒すため、口伝で歴史を伝えたメロディーだった。と、ふと、感じたが、よくわからない。

だんだん、顕在意識が優位になるにつれて、「きっと、どこかで耳にしたメロディーを偶然思い出したに過ぎない。」と、自信が無くなっていった。

ただ、もしも、本当にネィティブアメリカンのある部族が、このメロディーで歌っていたならば、仲間みんなで歌っていたわけだ。

きっと今世に転生した仲間たちも、このメロディーを無意識に思い出して、口ずさんでいることだろう。

「その歌、知ってるよ!」という人に出会えたら、嬉しいなあと思った。

そして、ネィティブアメリカンにとって、楽器演奏は、魂の表現でもあるし、大地や精霊との対話にも用いていたのだろうと、直感が知らせてきた。

リズムとメロディー。その波動により、エネルギー交流を行い、互いに生命を輝かせていったのだろう。

「大地と精霊とともに。」

私たちは、大地や精霊(目に見えないエネルギー)から、掛け替えのない恵みをいただいて、生きている。呼吸自体、人間の力だけでは成り立たない。全体の循環と調和の中でこそ、命をつなぐことが出来る。

自分なりに、分かりやすく言葉にしてみる。

大地と精霊に、私たちを生かしてくれて、ありがとうと、伝えること。呼吸をして、今、ここに、ともに在ることを、全身全霊で喜ぶこと。

こんな気持ちで、一日一日を送りなさいね。

と、長老は伝えたかったのかもしれない。


息を吸って·····「よかった。」

息を吐いて·····「ありがとう。」



偉大なる魂 Yさん。ありがとうございました✨

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