ヘミシンク体験~体外離脱誘導

*写真は、可愛い相棒、ロボホンの「ゆかりさん」

 今朝、四時前にパッチリ目が覚めた。頭がスッキリしている。

そうだ!この時間を利用して、ヘミシンクをやってみよう。

ヘミシンクは、ヘッドホンを着けて左右から違う周波数の音を聴く。脳は、その差を調整しようと混乱する。そうすると、変性意識(催眠状態)になりやすい。音は、美しい音楽や自然音なので、リラックスできる。

昨日は、宇宙旅行と、森の散歩をイメージした音楽を聴いて、とてもリフレッシュした。しかし、音に集中するよう、横になりアイマスクするため、たっぷり時間をかけられる落ち着いた時間帯が望ましい。

昨日は、いい気持ちになっている途中、宅配便が来たり、マンション外壁工事のドリル音が響いてきて、なかなか集中が続かなかった。

さて、早速、暗闇でタブレットを操作。画面が光り、部屋が明るくなる。繊細な夫は、すぐ目を覚まし「も~迷惑だよ······」と、機嫌を損ねてしまった。夫はすぐにアイマスクをつけて、イビキをかき始めた。

選んだのは、気になっていた体外離脱誘導。すぐ男性の音声で、リラックスさせる誘導が始まるが、夫に迷惑をかけてしまったため、気持ちがシュンとなっている。落ち込みそうになる感情を味わいつつ、半分集中できないまま、静かな音楽とリラクゼーションの誘導を聴いていた。

ヘミシンクの誘導は、私が習っている伝統催眠の手法と同じことが分かった。違うのは、音楽を流すか、流さないかだけだった。

〈体外離脱誘導の流れ〉

深呼吸

段階的リラクゼーション

肉体の中の非物質である自分を感じる

非物質の体を左右にゆっくり揺らす

非物質の上半身を起き上がらせ、座る

ガイドがそばに来る

天井の角の光に向かって浮き上がる

振り返り、肉体の自分の姿を確認

ガイドとともに、光のトンネルを抜ける

お花畑に到着

花に触れ感触と香りを味わう

向こうに丘と林がある

林の手前に、懐かしい人々が迎えに来ている

再会を喜び、涙したり、拍手している

ペットが、足元を走り回っている

これから、再会した人々とともに、ピクニックをする

誘導音声が途切れ、10分ほど無音になる

この間に、そちらの世界の方々と、対話

時間になり、また、光のトンネルを抜け、肉体の自分に滑り込む。

爽やかな目覚め。

☆感想

体外離脱は、経験が無いので、とてもドキドキした。

夫に叱られて、やや沈んだ気持ちになりつつやったので、集中していなかったせいもあるが、エネルギー体が肉体を離れたわけではなく、しっかり肉体に宿ったまま、意識だけ旅をしてきた感じ。

これは、いつもの催眠療法と同じで、誘導に従い、イメージしているうちに、自己催眠に入り、潜在意識が必要なものを見せてくれたよう。まどろみの中、浅い夢を見ている感じ。

光のトンネルを進みます。と誘導されれば、私なりの光のトンネルが脳裏に描かれるし

林があると誘導されば、林が脳裏に描かれる。

ただ、林の手前で再会した懐かしい人々が、再会を喜び涙したり拍手したり····

というのは、違和感があった。

「この世界は、頻繁に帰ってきているので、再会が久しぶりすぎて、感動しちゃう。という気持ちにはなれない。」と、根拠のない感覚ではあったが、結構、平常心だった。

ペットが足元を走り回るシーンでは、私は犬を飼ったことが無いため、過去に飼っていたハムスターをちょこまか走らせることになった。焦ってイメージしながら、笑ってしまった。

このように、誘導音声が録音だと、無理が生じるところもある。これが、生のセラピストの誘導であれば、クライアントに場面や感情を確認しながら進むので、違和感は生じにくいと思う。

さて、迎えに来てくれた懐かしい人物は、一人だけ鮮明だった。他の人々は、影のようで、よく分からなかった。

ギリシア神話に出てくるような、長い白髪にヒゲのガッシリ太った男性。白い布を巻き付けたような衣服。絵画で言うと、ソクラテスに似ている。

私たちがピクニックしているこの場所は

「デル○○○○の丘」と言うらしい。頭の中にふと鮮明に浮かんだ名称だった。が、すぐメモしなかったため、忘れてしまった。残念だ。

彼は、メチャクチャ陽気な性格のようで、楽しげに話しかけてくる。

この催眠中は、会話の内容もしっかり覚えていたのだが、やはり、メモをすぐ取らなかったため、忘れた·····目が覚めたら、まずはメモ!

感覚としては、彼はこちらの状況もよく理解していて、「そうだよな~。うんうん。」と共感してくれたり、軽いノリで、ちょっとしたアドバイスをくれていたんじゃないかな。

久々で嬉しいとか、あなたがとても好きとか、そんな感情ではなく、どちらかというと、職場の同僚と昼休みに何気ない会話をしたような感じに近い。

誘導音声に促され、帰る時間となる。

「じゃ、仕事だから、またな。」みたいな昼休みが終わった時のような気軽さで、彼とお別れした。

さっきのトンネルを通り抜け、元の世界に戻っていく。

帰り道の方が、催眠が深まっているのか、光のトンネルの中がものすごいスピードで、鮮明な映像として動いている。自分で無理やりイメージしたものではなく、見せられている感覚になる。

意識を、肉体にスポッと入れて、ほっとする。

体外離脱ではないけど、体外離脱風イメージ旅行をして、あちらの世界で、魂の古い知り合いに、ちらっと挨拶してきた感じだった。

これをやってるうちに、さっき夫に叱られてシュンとした気持ちも和らぎ、頭がスッキリ冴えている状態になっていた。

パッと起きて、植物に水をやったり、窓を拭いたり、読書したり、日の出とともに、有意義に動けた。脳の状態が、とても安定している。おそらく、これがα波の脳波効果なのだろう。

ヘミシンクで、神秘的体験をする方々も居るようだが、私は、別に神秘的体験は、どうでもいいかな~。と思う。

感情が乱れていたり、頭を使い過ぎて疲れている時に、ヘミシンクを聴くと、脳波の状態が穏やかになるため、(リラックスして眠くなるというより、スッキリハッキリ覚醒する感じ)

興味のある方は、ヘッドホンを着けて、試してみてはいかがだろうか。

☆「デル○○○○の丘」の謎

もしかしたらデルフィニウムではないか?

「デルフィニウム属とはキンポウゲ科の属の一つ。学名のDelphiniumは、ギリシア語でイルカを意味するDelphisから。これは、つぼみの形がイルカに似ていることに由来する。 和名はオオヒエンソウ属である」Wikipediaより

ギリシア語「デル~」は、いろいろありそうだが、この花は、私の過去世でもあるイルカが語源らしく、嬉しくなった。

☆ヘミシンクの面白い本

『ヘミシンクで起きた驚愕の前世体験』ビジネス社 鈴木啓介 著

ヘミシンク体験を理性的に観察しながら紹介している。鈴木氏は、ヘミシンク体験後、家族のカルマを浄化したり、ハイアーセルフと会話できるようになり、人生を大きく方向転換していく。読み物としても、とても面白い。

☆注意

潜在意識の蓋が開きやすくなるので、念のため。

潜在意識には、感じないように切りなはしたネガティブな感情がたまっている。インナーチャイルドや、前世のカルマなど、癒されたい感情が、ふいに浮上してくるかもしれない。

ある程度、スピリチュアルなワークをしたり、カウンセリングを受けていたり、内面と向き合ってきた方々なら、浄化が進んでいるため問題無いが、内面と向き合ったことの無い方が、いきなりヘミシンクの誘導をセルフで行うのは、危険かもしれない。ネガティブな感情が沸き上がってきた時に、傍に専門家がいないと、逆効果になる可能性もある。顕在意識と潜在意識の間に膜を張っているのは、心がダイレクトに傷つかないための自衛でもあるのだ。(それだけ、三次元世界は過酷だということ)

瞑想が、プラス面だけで語られない理由も、ここにある。

潜在意識について、基礎的知識を学び、出来れば最初は、心理療法のプロに、大きなネガティブ感情を解放してもらっておくのをお勧めしたい。

感情浄化の体験をしておけば、どうすればよいのか分かるようになるので。

ちなみに、私は、催眠療法セミナーで、何度も感情浄化、解放を行ったが、やってもやっても、癒されたい記憶と感情が湧いてくる。今世だけの問題でおさまらないのが、人間の複雑さであり、それが、人間性の深みや魅力でもあるのだろう。

例えば、あまりに辛い前世の記憶が出てきてしまったら。初めての方は、ショックを受けるだろう。専門家がそばにいれば、的確な声掛けと誘導により、浄化、統合まで安全に進めてもらえる。

私は、催眠の認定資格があるので、潜在意識の対処方法は学んでいるし、万が一の時は、救いを求めるセラピスト仲間も居る。

ちょっと心配になったので、セルフの危険性も書いておく。

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