神は細部に宿る

 『名建築で昼食を』真夜中の連続ドラマを配信サービスで観ている。

私の大好きなレトロ建築や、昭和の記憶が甦る喫茶店、主人公の生活スタイルなど、私の好みにドはまり!癒されつつ、楽しく拝見している。

私は、可愛いアンティークを集めるのも好きで、東欧やロシアのぬいぐるみなど、古いものに、温かさを感じてしまう。郷土玩具コレクションは、自分で言うのも何だが、ミニミニ博物館できるかも。このあたりは、話始めると止まらないので、またの機会に。

さて、第一回のドラマの中で、建築家の登場人物が、

「神は細部に宿る。」と表現されていて、おそらく、誰かの名台詞を引用されたと思われる。

以下に、私なりの「神は細部に宿る」を書いてみたい。


先日、ソマティックヒーリングを受けた際に、催眠下で、視神経と対話した。

「視覚ばかりに頼らず、他の感覚ももっと頼りなさい。視覚で捉えれる世界は、あまりに少ない。例えば、耳で聴くだけでなく、音を感じて色を視ることもできる。肌で感じた感触を脳裏にイメージすることも出来る。世界は、目に見えない膨大な情報に溢れている。もっと感じて、この世界を深く味わいなさい。」とメッセージをいただいた。

このように、誰でも、潜在意識に入ると、体内の臓器や、細胞や、自己治癒力の権化であるインナーヒーラー(ドクター)と対話したり、エネルギーを感じることが出来る。

病の原因や、生活改善のアドバイスを知らされることもある。自分で自分の中からベストな答えをもらうわけだ。だから、他人からアドバイスされるよりも腑に落ちる。

対話はテレパシーなので、「こう言っているかも?」という、ふとした感覚なのだが、自分の中から、思考を通さずにサラサラ流れてくる。普段の思考からは思い付かないような叡智溢れるシンプルな回答に、ただ、驚かされる。

妙にスッキリする気付きに誘われたなら、間違いなく、身体と対話している。他の誰でもなく、自分を良くしたい、幸せにしたいという思いでベストな答えを導くわけだから、本人が一番納得する。

さて、セラピストに誘導されながら、視神経と対話していた時に、感謝の気持ちが込み上げてきて、涙が滝のように流れた。

私は本を偏愛するあまり、強度近視となっていた。検査では既に視神経は陥没して変形しており、いつ何らかの病を発症してもおかしくない状態だった。

視神経は、「私にばかり頼らず、他の感覚にも頼りなさい。もっとバランスよくなさい。」と、やんわり注意してくれたのだが、

私が、「もう、本を読まないほうがいい?いつか失明しちゃうかも?」と不安がっていたので

「私(視神経)は、最後まで働きます。安心しなさい。本は読みたければ読みなさい。」と、優しくメッセージをくれた。

その時、視神経から、深い愛のエネルギーを感じた。伝わってくるのだ。私が経験したいこと、学びたいことを実現させるため、どんなに酷使されても、ギリギリまで耐えて頑張ってくれていたことがよく分かった。その思いが、ひしひしと、愛のエネルギーとなり、私の心を震わせたのだ。

とても崇高な、無償の愛を感じ、これは、まさしく神様の愛ではないか?と思ったのだ。

以前、別の催眠の手法(副人格療法)で、切除した癌細胞と対話した時も、愛を感じた。

癌細胞は、本人を苦しめたくて発生するわけではない。本人を生かすために、自らを犠牲にして、大切なメッセージを送ってくれている。癌細胞も無償の愛のエネルギーを発していた。

細胞が、愛を発しているのは、なぜか?

細胞→原子核→素粒子→意識エネルギー

ミクロの世界に辿っていくと、行き着く先は、宇宙源の意識エネルギーとなる。

この宇宙の存在はすべて、同じものでできている。

私たちの意識が宿る、この肉体も、鉱物、植物、動物、無機物、有機物、微生物から宇宙の星、銀河·····

すべてに意識はあり、愛のエネルギーである。

人は、細部に施された精妙な美、人知を越えた自然造形の奇跡に、神を見出す。何者によるものかは顕在意識では理解できないけど、何か、崇高な存在を感じてしまう。そして、崇高さに触れた時、人は癒され浄化されていく。心を震わせ涙する。

神を感じ、自ら神に還っていく。

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