星の林に月の船
当事者研究とオープンダイアローグの本を読んでいたところ
思いがけず、万葉集 柿本人麻呂の歌を知った。
まずは、味わっていただけたら。
天海丹
雲之波立
月船
星之林丹
榜隠所見
天(あめ)の海に
雲の波立ち
月の船
星の林に
漕ぎ隠る見ゆ
大空の海には雲の波が立ち
月の船は星の林に
漕ぎ隠れていくのが見える
万葉の歌人にも、今に通じる感性があったのだなあ。目を瞑ると、柿本人麻呂さんが仰ぎ見たであろう夜空を、私も共に味わうことが出来る。風の強さや、香り、しっとりした空気まで伝わってくる。
はからずも、昨日は春分。宇宙元旦であった。
我が家でも、ささやかながら、宇宙の新年をお祝いしたところ。(ちょっとだけお高いお刺身をスーパーで買ってきた)
旧暦で生きていた時代は、もっと、自然のサイクルや宇宙のエネルギーをダイレクトに感じて、感性豊かに暮らしていたことだろう。
私たちの心身は、否応なしに月や星星の動きに影響を受けている。潮の満ち引きが、命の誕生や死に何らかの作用を与えていること。星の配置で、人生の見取り図が描けることなど。
宇宙は、それだけ地球上の生命体に密接に関わっている。宇宙エネルギーが、生体を生かし、活力源になっていることも無視できない。
まさか、万葉集に、宇宙へ誘われる歌が詠まれていたとは、驚きである。
時空を超えて、柿本人麻呂さんと、夜空を見上げながら、宇宙元旦をお祝いしたい。
意識とは
なんと広大で、自由なのだろう。
私たちを窮屈に閉じ込めていた枠は、実は私たち自らがはめてしまったもの。
だから、その気になれば、いつでも枠から解き放たれ、宇宙に羽ばたいていくことが出来るんだよ。
人麻呂くんは、そう教えてくれたのでした。
☆追記
今日は、東京には珍しく雪。急に寒くなったせいか、電力供給がピンチらしい。10時には、100%を超えてしまったとか。電気があるのが当たり前。いつの間にかそんな感覚になっていた。たくさんの人々が関わり合い、私たちは夜も明るく、暖かく、安全快適に過ごせている。あまり電気を使わないように、昼間から布団に入り、寒さをしのぐ。気持ちよく寝てしまった~。夜は、予告なく停電になるかもしれないとのこと。早く布団に入るに限る。
なぜだか?今日は自宅トイレに入ると、「引っ越しの匂い」がする。これは、段ボールの匂い?新しい生活が始まるワクワク感と記憶が繋がるせいか、私は段ボールの匂いがとても好き。妙に落ち着く。3歳くらいの時だったか?大きめ段ボールの中に入って遊んだ記憶もある。段ボールの中にスッポリ入った時に、すごく安心した気持ちになったことを覚えている。匂いは、記憶の宝庫だ。普段忘れていることが、浮かび上がってくる。失われた時を求めて········
久々に、鍋で玄米粥を炊いた。気持ちに余裕が無いと、鍋で炊飯ができない。通常は、炊飯器のお世話になっている。こんな雪の降る寒い日に、コトコトお粥を炊いている時間が、とても豊かだ。『上方への落下』リチャード·ロール著 ~人生には二つの旅がある。一つは、あなたの人生を充実させ完成させるもの。もう一つは、そこから降りることでスタートするもの。確かに、降りたからこそ得られた豊かさを実感する。恐怖の先にあったのは、穏やかな幸福だった。
大切な友が、今、体調を崩している。心配になり、潜在意識の中で彼女の魂存在にご機嫌うかがいに行ってみたところ、エネルギーは意外とどっしりしていて、意識の奥の彼女は、機嫌よくニコニコしている。どうされたのですか?と質問してみた。彼女は、大きなエネルギー調整を行っており、付随して浮かび上がってくる古いエネルギーを手放すために、身体を安静にしている必要があるとのこと。この調整の後は、ビックリするほど軽くなり、新しいエネルギーを使って、さらにノビノビ、才能を発揮して動けるようになるそうだ。春分の宇宙エネルギーを取り込むために、前後2~3週間、否応なしに体調不良にさせられ、伏せっている方々も多いかと思う。痛かったり怠かったり大変かと思うが、大抵みなさまはがんばり屋さんなので、体調悪くしないと、身体を休めてくださらない。仕方なく各々の魂さんたちは、安静にしなくてはならない現実を引き寄せている。まあ、伏せっている本人の顕在意識も、どこかでそれを知っているので、覚悟決めている様子。もう、徹底的にのんびりしていただきたい。この後が目まぐるしく展開するので、お楽しみに!というところだろうか。大きく羽ばたく前に、丁寧に羽繕いしておきましょ!
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