セルフ前世療法チャレンジ

 昨夜、Clubhouseで、セルフ前世療法という書籍で有名な根本恵理子さんと、私のヒプノセラピーの先生である萩原優医師の対談をお聞きした。

前世は、セルフでも可能という。根本さんは、ご自身のHPで誘導音声を公開している。

もちろん、セルフでも前世を見る人はいるが、プロセラピストの誘導による施術の方が、クオリティは高い。前世の深刻度によっては、下手に潜在意識から何かを引出してしまうと、癒しどころか、トラウマになってしまうかもしれない。ただ、催眠療法により、人生を前向きに捉えて生き直す人々は多いので、気軽な体験として、裾野を広げる意味は大きいとは思う。

さて、現在の私の課題は、催眠療法の各スクリプト暗記。いつまでも、誘導のたびにテキストを読み上げるのに精一杯では、進歩がない。はたして、私は今、どれだけテキストを見ないで誘導可能なのか?ふと興味が湧いた。

そこで、自分に誘導をしてみることにした。記憶を頼りに、早速試した。

テーマは、今の私が観るに必要な前世とした。

19世紀か20世紀初めの頃、アメリカ。30歳くらいの痩せた女性。ミス クラークと名乗る。上質なドレス。白亜の豪邸。裕福らしい。

食事場面。10人ほどが長いテーブルについている。銀食器が光って、あまり料理が見えない。

斜め左前に叔父。不健康なお腹の出た体型。「ミス クラークは、生意気。早く結婚するか、修道院でも行って、家から出て欲しい。」

斜め右前に白髪の母。心の内。「娘は、20代の頃、好きな男性がいたらしいが、家柄が釣り合わないので、結婚ははなから諦めていたらしい。父親が勧める縁談も断り続け、オールドミスになってしまった。恥ずかしい。出家でもしたらいい。」

裕福だが、幸せには程遠く、不自由な気持ちでいる様子。家族に心の潤いが無い。

人生で大切な場面へ。

雪景色。村の貧しい一軒へ、奉仕に来たらしい。修道女の服装、木の皮のような粗末な靴。望みが叶い修道院へ入り、村で、病人に食べ物を届けたり、見舞うなど、奉仕の日々を送っている。

次の場面

祭壇前で祈っている。キリストの石像が見える。神と供に居る祈りの時間が、唯一、本来の自分に戻れる幸せな時間だと感じている。

臨終

ベッドに横になっている。付添人が居眠りしている間に静かに息を引き取る。皺だらけの顔。長生きしたらしい。

中間世

魂は、20歳くらいに若返り、頬を上気させて喜びに満ち溢れた表情をしている。

質問「この人生で学んだことは?」

「いくらお金があり、物質的に恵まれていても、幸せではなかった。祈りの時間だけが救いだった。」

「次の人生は何をしたいか。」

「自由に恋愛し、好きな人と結婚してみたい。好きなこともやってみたい。本をたくさん読みたい。」

「今の私にアドバイスはあるか。」

「パーフェクト!恋愛もしたし、好きなことも出来ていて、素晴らしい!ただ、美味しいからと、食べ過ぎや体には気を付けてね。」

「魂とは、神とはなんでしょうか?私は、今は本で、それについてばかり読んでいます。」

「神は、いつもここに居ます。」とミス クラークは、胸に手を当てる。「魂とは、本来の姿。喜びそのものです。」

「私には、奉仕の精神があまり無い。自分のことばかり。奉仕とは何か?」

「奉仕とは·····。誰かにして差し上げることは、神にして差し上げること。人は皆、神であると感じます。また、神は、私でもあります。ですから、奉仕は、神を愛し、私自身を愛する行為です。」ミス クラークは、少し困ったような表情で説明してくれる。

私には、まだ、奉仕の精神がよく分からない。昔、一時期、地域でボランティアをしたが、周りの個性や主張の強さに辟易した。純粋に誰かの役に立つ喜びを感じるより、エゴをいかに満たすかが一番のポイントとなっていた。(良い人と思われたい。尊敬されたい。大切にされたいという欲望)。当時は、自分を大切に出来ていなかったので、無意識に欠乏を満たすことばかり求めていた。今は、だいぶ自分に愛を注ぐようになれたが、奉仕は、まだまだ、遠い課題だ。ミス クラークは、修道女として、純粋に信仰に生きた。奉仕は、生活の一部であり、祈りの現実化(神の手足として、私をお使いくださいますように。という願い。)であった。時に、嫌な思いもしただろうが、神への愛が勝っていたのだろう。

ただし、奉仕に拘る私に、ミス クラークは、不思議そうな表情で、返答する。

「奉仕しなくてはと、あまり考えなくてもよいのでは?あなたが世の中に必要な時は、神があなたをお使いになられます。あなたの胸にいつもおられるのですから。あなたは、今、置かれている目の前のことを一心にやればよろしいのでは。」

うむむ。ミス クラーク。その通りです。今、学ばなくてはと思うこと、身に付けなくてはと感じること、ついつい、後回しにしております。今は、充電期間と言うのでしょうか。はい、サボっております。目の前のこと。置かれた場所。はい。肝に銘じます。

ミス クラークの魂は、あちらの世界へ旅立って行く。

次に、高次元存在に来てもらうこととする。

私は、今世を終えたら、一度、輪廻を脱けて、宇宙の故郷へ帰りたいと願っている。今世で解脱できるほど悟れるのか、自信は無いが、自我と感情からの学びはそろそろ、卒業したい。

「宇宙ファミリーの一人に会いたい!」と意図。

金色の翼のある黒い馬に乗った、赤い甲冑の、ガンダムをダサくしたような存在が現れる。「さすがにこれは無いでしょう。帰ってください。」ダサいガンダムに帰っていただく。

やはり、セルフ前世療法だから、無理が出てきたか?集中力が続かなくなってきたのか?マインドが、邪魔を始めたか?

仕切り直し。

白い、泡。一面に、モワモワ。宇宙生命体なのか?エネルギー存在なので、実体が無いから、私がイメージ化しているだけなのか。強いて言えば、モフモフの白い犬の丸っこい顔だけみたいなイメージが出てくる。

さっきのガンダムよりは美意識が許せるので、これで進ませることにする。

質問「私は、この先、どうすればよいか?このままの生き方で良いのか?」

宇宙モフモフ犬みたいな存在「必要なタイミングで、必要なことに導かれる。今までも、これからも変わらない。ちゃんと導かれているから、安心して。」

白いモフモフは、意外と心地よく、全体に溶けるような安心感があった。私の個性が全体になる感覚。(今は、自分の異質さを感じ、小さく縮こまっている感覚。)宇宙の何処かの次元に、私の個性の意識が生まれた星がある。それは、幻想かもしれないが、魂のどこかに、思い出すと涙が出てしまうような深い郷愁があることは確かだ。

以上が、セルフで自分が自分に誘導の言葉をかけつつ、前世を観た体験だ。なるほど、確かに、観ようと思えば出来る。

ただし、セラピストの誘導、機転のきいた声掛け、臨機応変さ、経験値、そしてクライアントへの信頼と大きな愛。つまり、セラピストのハートが伝わってくることで、二人で協働しながら課題解決を図っていく過程は、やはり目覚め度合いも違うし、癒し効果は絶大だ。セルフも良いが、本格的な癒しや解決を求めるならば、やはり、ピンとくるプロセラピストにセッションしてもらった方がよいと思う。

セルフで軽く体験した後、もしも催眠療法に興味を持たれましたら、次の段階へ足を進めていただきたいものだ。世界の開け方が全然違うので。ぜひ!













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