グリーフセラピー体験

 催眠療法の退行催眠スキルアップセミナーを受講した。

本日のカリキュラムは、グリーフセラピー(悲嘆療法)

大切な方やペットと死別された方は、喪失感があまりに強いと、心身に不調が現れてしまう。催眠下で、亡くなった方の魂と再会し、対話することで、故人の意識を実感し、新たな視点の気付きを得て、生きる力を取り戻していける。特に大震災後、注目されている療法だ。

今回、クライアント役をさせていただいた私の例を下記に紹介したい。こんな感じなんだなあと参考にしていただければと思う。

催眠下で、セラピストからの誘導を受けながら、私が見たり聞いたり感じたりした一部始終である。

◇事前面談

流産してしまった赤ちゃんの魂に会いたい

なぜ、2か月ほどで、早々と天国へ帰ってしまったのか。妊娠を機に、運気が好転していったのだが、何故、助けに来てくれたのか。今は天国でどう過ごしているのか。など質問してみたい。

◇安全地帯での再会

赤ちゃんの魂が、私の隣にやってくる。

最初、とても小さな羽のはえた存在がチラッと見えたが、やがて、白いフワフワした光の玉になる。クスクスと微かに笑う声がする。楽しそう。

上空に、眩く力強い光が溢れ出している空間があり、その奥にメインの存在が居る気配がするが、先に、赤ちゃんの魂と会話することにする。

☆何故、短い期間のお腹滞在になったのか?

「ちょっと遊びに行ったの。ちょっとだけ会いに行ったの。」

(とても軽い気持ちよいエネルギーを感じる。素直な、まっすぐな、透明な、4~5歳の子どものような無垢な意識体。流産について一切の悲愴感もなく、楽しかった~。みたいな感覚。)

☆今はどうしてるのか?もう転生したのか?

「光のお父さんのところでいつも遊んでいるの。」

(この意識体は、いわゆる天使なのかな?転生は選ばず、神様的な存在の元で、可愛らしくお手伝いをしている様子。本人はいつも楽しく遊んでいるような感覚でいるらしい。)

☆何故助けに来てくれたのか?

「当たり前でしょ。助けてって言ってくれたら、すぐ行くよ。ぼくたちは、シュッと行くよ。」

(助けることには、使命感みたいな感覚はなく、さらっとしていた。困っている人間のそばに来て、お手伝いするのはとてもナチュラルな感覚でいるらしい。それをするのが嬉しいからやっているみたい。以前、イルカのスピリットとお話したが、それに似ている。ぼく、ではなく、ぼくたち、と言っているところも。意識がつながっているから、個人的欲求で動くというより、全体の中で調和しながら必要な役割をナチュラルにこなしていくイメージ。)

☆私にどうしてほしいか?

「人生を楽しんで。楽しい気持ちを味わってくれたら、ぼくたちも楽しいから。」

(地球には、体験を楽しみに来ているのだから、やりたいことやって、う~んと感情を味わって。すべては輝きになるから。という前提。)

☆どうしたらまた会える?

「ぼくたちは、いつも側にいるんだよ。お花の側とか、自然を感じる場所ではつながりやすいよ。心がくすぐったく感じたら、側に居る証拠だよ。」

(今までも、私の周りで遊んでいたらしい。ただ、個人的な繋がりがあるというより、皆と繋がっているし、全体を愛しているイメージ。関係は、人間の親子のようなガッチリした絆ではなく、けっこう自由で、ふわっとしている。たくさんあるご縁の一つ。)

☆私は、あなたに恥ずかしくないように、ちゃんと生きられている?

「大丈夫だよ。安心して。光のお父さんもいつも見守っているよ。」

(恥ずかしいという感情が、地球的であることが良くわかる。魂の世界から見ると、どんな体験も、例え、ネガティブに冒され推奨されないような人生になっていたとしても、その人の魂に必要な体験なのであるから、すべて肯定して受け入れている。その体験も、味わって、楽しんで、という感じ。)

☆光のお父さんに「ありがとう。」って伝言をお願いしたい。

(光のお父さんからイメージが伝わってくる。私が小さい頃に、既に光の鍵を渡されている。私の心の中にその光の鍵がいつもしまってある。光のお父さんと繋がっている証だから、安心して生きなさい。いつも守っているから、大丈夫だよ。とのこと。大きな大きな愛の存在に、臍の緒を通して繋がっているようなしっかりした感覚を味わう。これは、私だけでなく、どの魂も漏れなく、大いなる光と繋がりがあり、守られている。)

☆今、私と何かやりたいことはあるか?

(赤ちゃんの魂から、絵本のイメージを見せられる。絵本が好きなので、たまに読んでほしいとのこと。図書館で、たくさんの絵本に触れる時間が多いのだが、天使ちゃんも、たまに側に来ていて、絵本を眺めているらしい。そうだったのか。これから、気になる絵本があったら、借りてこよう。)

◇セッション後の気付き

流産は、目に見える世界では悲しい出来事だが、高次元から見ると、実はとても意味のある神聖な出来事であることが理解できた。流産は、浄化と学びの機会でもある。流産に限らず、すべての体験は学びにつながるのであるが。

まず、一つ目の意味

ネガティブにがんじがらめになり、にっちもさっちも行かなくなっていた当時。肉体も精神も病んでいた。いらないものを手放し、物質面でも精神面でも整理を必要としていた。妊娠を切っ掛けに、不思議と動くエネルギーを得て、引っ越しをし、身辺整理を実行出来、安住できる美しい環境に身を置くことが出来るようになった。環境が変化すると、芋づる式に、次々好転が始まった。赤ちゃんは、それを見届けて、私の抱えていたすべてのマイナスを引き受けて天に帰って行った。流産は、私のケースでは、最大級の浄化だった。三次元の肉体に高次元エネルギーを宿すのであるから、浄化力は絶大。私の肉体と精神をしっかり回復させるために、天の采配で起こされた出来事。赤ちゃんは、私を助けるために来てくれた天使だった。

二つ目の意味

天使も経験のために、一時期、人間のお腹に宿ることもある。例え短い期間の滞在だとしても、高次元存在には、意味ある学びになる。ちょっとだけ人間世界に遊びに来たい天使たちにお腹を提供するお母さんたちは、天使の母になるわけなので、ものすごい奉仕をしていることにもなる。神様業とも言える。流産は、心身に深い悲しみを刻みつけるが、魂の世界から見ると、感謝と感謝のやり取りしかない。それは、互いに魂を成長させ、輝かせていこうね。という約束のこと。顕在意識では気づかないが、潜在意識の中には、高次元存在と取り交わした約束がきちんとしまわれていて、私たちの魂は起こる出来事すべてに同意している。

70分のセッションであったが、あっという間。セラピストがしっかり寄り添って誘導してくれるので、どんどん深くイメージの世界につながることができた。これらは、私の潜在意識が見せてくれた情報である。事実であるかどうかにこだわる意味は一切無い。私が流産の悲しみを乗り越え、その体験に新たな視点を見い出し、ひとまわり成長して自分の足で立ち生きていけるようになれば、この療法の意味がある。あの体験のおかげで今の私がある。ありがとう。という清々しい気持ちになる所に、グリーフセラピーの醍醐味がある。

悲しみに寄り添い、クライアントの回復のお手伝いをする。グリーフセラピーは、想像以上に素晴らしい療法だった。学びを深め、私もほんの少しでも誰かのお役に立てるといいな。いつかの日のために、しっかり勉強していきたい。

セラピスト役のYさん、包み込むような愛に溢れるセッションをありがとうございました。まだ心臓も出来上がらない、数ミリの点でしかなかった赤ちゃんの細胞にも魂が宿っていると100%信じ、現れた意識体に丁寧に話しかけてくださったから、私は赤ちゃんと対話することが出来ました。心から感謝いたします。

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