第三の目で見る

 特に意図していないのに、突然、脳裏に映像が浮かぶことがある。

位置は、眉間の裏側。脳内。松果体のある場所らしく、第三の目または、第六チャクラとも言われる。

目に見えないもののエネルギーを読み取り、自分が理解しやすいように映像化しているのではないかと思う。

以前、神原ひでこさんに気功エネルギーヒーリングをしていただいた直後、オレンジ色の龍の姿が見えた。身体が炎に包まれ燃えているので、オレンジ色かな?と思ったが、透明な美しい炎だった。しかし、見えた!と意識した途端に、その姿は脳裏から消えてしまったので、一秒にも満たない瞬間の出来事だった。龍の姿を見たと話しても、気味悪く思う人もいるだろうと、その時は誰にも話さなかった。後日、ひでこさん自身が撮影した、龍神雲の写真を見せていただく機会があり、「自分は龍神に守られている。」というようなことをおっしゃっていたので、納得した。ひでこさんが、施術をする際には、龍が共同作業でエネルギーを送ってくれていたのだろう。身体を真っ赤に燃やすほどに、生命を活性化する力を授けてくれているのだなあと、有り難く感じた。

世の中には、様々なアーティストが龍神の姿を描いたり、写真撮影したりしている。それぞれに素晴らしいが、私が脳裏に見る龍神の姿は、色彩に特徴がある。光輝く透明な色合い。とても鮮やかで、どこかスッキリとした爽快感もある。一番イメージが近いなと思うのは、草場一壽さんの陶彩画だ。草場さんも、脳裏にこんな美しい龍の姿を見ているのかな、と思うと、とても親近感が湧く。

私の場合は、いつも見たい時に、第三の目で何かを見るわけではない。突然に出現する。こういうのを見よう、と意図してからであれば想像なので、理解しやすいが、まったく見ようともしていないのに、急にパッと脳裏のスクリーンに映し出されるものは、目に見えない存在のエネルギーを感じ取って、自らの力で形にしているのかな?と思う。

実際に、肉体の目に映る三次元の世界でも、私たちは、対象物の発する波長を受け取って網膜から脳に情報を送り、映像化している。色、それぞれに固有の波長があり、それは科学的に証明できる。音が色に見える人もいる。共感覚と呼ばれる。

第三の目で見るものも、原理は同じだろう。ただ、殆どの現代人は、松果体が働いていないので、共感を得にくいのだ。共感されないものは、無いものとされる。勘違いか、思い込みか、狂気で片付けられる。

昨夜、クスリ絵で有名な丸山修寛医師の本を読んでいて、体内アーシングのことを知った。

百会(あたまのてっぺん)と脳戸(あたまの後ろのでっぱり)に手を当てて気を入れると、脳が動き始めクリアになるそうだ。

私は、講座で気功が出来るようになっていたので、早速実験してみた。

夫に座ってもらい、頭に両手を当てて、気を入れてみた。ついでに、肩や胸にも気を入れながら、ふと、私も龍に力を貸してもらえるかな。と思いついた。

「虹龍さん、力を貸してください。」と心の中で声をかけてみた。草場さんの作品のような光輝く優しい色彩の龍が、宇宙の彼方からシュッと飛来し、夫の頭頂から入り、背骨に沿って体内を通り抜け、地球の核まで下り、今度は、地球のエネルギーを纏って会陰から頭頂に抜け、また、遥か宇宙から急降下し、頭頂へ·····

という、素早い無限大∞の動きを三回ほど繰り返して、去っていった。

私の脳裏に映る夫の身体は、キラキラ金色の光の粒に囲まれて、みぞおちあたりは、紫色に輝いていた。背骨に沿ったエネルギーの通り道も、すっかりお掃除されて、綺麗になっていた。夫のエネルギーは、私とは違い、個性ある力を放っているので、木製の握り仏(高尾山のお寺で購入)に、そのエネルギーを込めてもらった。後日、夫が仕事で疲れた時に、この握り仏を握れば、自分のエネルギーを補充できて、自給自足できるかな?と思い付いたからだ。

夫が、握り仏を握り締め、黙想している時に、夫に向かって左側に、白くて長細いエネルギーを感じた。

第三の目を通して見た映像は、やたら細くて縦に長~~い、観音様の姿。高崎の白衣観音様をもっと、細く、シンプルにした感じ。夫には、お坊様の過去世があるので、ずっと永く守護してもらっているようだと感じた。

人間やっていると、黒くて重いモヤモヤに纏わり付かれ、心がささくれてしまうこともある。しかし、それらを浄化した時に、魂本体は、とても穏やかで、静かで、平和な波動を放つ清らかなエネルギーであることがわかる。普段は、お寺で手を合わせる対象の、菩薩や観音様と同じエネルギーとして同化できる。

地球上で肉体を持ち、ポジティブもネガティブも、様々な周波数を体験し、楽しんでいる私たちは、今世では、思いっきり悩んだり悲しんだりしたいのであり、反対に、清らかな仏になろうと四苦八苦する必要は無いと思う。

ただ、元々の魂は、こんな美しい光で、こんな軽いエネルギーなんだなあと知っておくと、現実に何が起きても、心の奥底には、大丈夫という安心感があり、私たちを健やかに生かしてくれるのではないかと思う。

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