大自然がそうであるように


 おはようございます

早起きの蝉たちは、朝から大合唱だ

「僕たちは、生きている!生きているぞ~!」と、歓喜の歌を歌っている

この2日間、強風が吹き荒れていたので、すっかり空気が入れ替わった

風が吹かなければ、都会に住む生き物は酸欠となってしまう

自然から切り離された人工的な土地に住んでいても、大自然の恩恵を受けることができている

自然は、別け隔てなく、全ての生き物を生かそうとしてくれる

今、無意識に行っている呼吸は、植物たちの力と風の力がなければ、成り立たない。私たちは、朝目覚めた瞬間から、既に何らかの力に生かされている。

ということをベランダで体操しながら気がついた

朝は、体内の気の巡りが淀んでいるので、気分的には、どんよりしている。水を一杯飲んで、珈琲を飲んでも、みぞおちあたりが重苦しい。今日は仕事なので、ちょっとナーバスになっているのかも。

体内の気を巡らせるために、ベランダに出て、深呼吸をし、なんちゃって気功体操をしてみる。蝉の声に全身が包まれる。「生きてる!生きてる!」の歌声に、私の細胞一つひとつが感化され身震いを始める。「生きてる!生かされている!」と。

風が優しく、腕を撫でてくれる。太陽の光りも、ふんわりあたたかく、じんわり浸透してくる。別け隔てない大いなる愛に包まれて、みぞおちあたりの固まりが、柔らかく溶けていく。

目を瞑った瞬間に、目蓋の裏を一筋の光の帯がシュッと通る。ピンクオレンジ色の優しい色彩。小振りの可愛らしい龍の姿が見えた。一瞬で、パッと消えたけど、「おはよう!朝だね!」と挨拶をする。大自然のお使い、龍や精霊たちが、この都会でもあちこちに飛び回り、私たちが生命を維持できるように、力を貸してくれている。エネルギーを循環させて、新鮮なパワーを振り撒いてくれている。

彼らは、愛の存在だから、「あいつは、意地悪だから、空気をやらない。お日様の光を当ててやらない。」なんて考えない。優しい人も気難しい人も、みんなを大切に生かそうとしてくれている。私たちが、大自然の働きに気がついてくれるのをひたすら願いながら。

「愛は循環です。大自然は、循環です。そして、命は、循環です。」

そんなメッセージを受けとったような気がしました。

大自然の大いなる循環に生かされて、私は今朝も呼吸をしている。美しい空と雲を眺め、心の淀みを浄化する。こんなにも愛されているのだと実感し、すっかり安心した気持ちになる。

「誰の記憶にも残らなくてよいのです。今日は一日、あなたの笑顔や、穏やかな声で、誰かがホッと心を緩める。そんなあなたの働きは、大自然の働きと同じなのです。」

はい!

仕事、いってきます。

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