コントロールの原因は

 なぜ、人はコントロールしたがるのか。原因がわかった!

人間は、エネルギーで生きている。私たちは、食べ物からエネルギーを得ているが、実は食べ物だけではない。心にもエネルギーがある。人は、好きなことや楽しいことをしていると、エネルギーが泉のように沸いてくる。しかし、やりたくないことを我慢していると、エネルギーが沸いてこないので、枯渇する。

枯渇したエネルギーは、他の人から奪うことで補充する。エネルギーを奪うために、自分を偉く見せ、人を怒鳴ったり怖がらせたり、イライラをぶつけたりする。また、反対に自分を下に見せて、同情を買うことで、エネルギーを奪うこともある。

現代のピラミッド社会は、上の人が下の人からエネルギーを奪う仕組みになっている。会社の上司は部下から。夫は妻から。母親は子どもから。子ども同士は、いじめから。すべての皺寄せは、社会的弱者、主に子どもに向かう。最底辺に位置した子どもは、自分を責め、嫌い、時に命を失うまで追い詰められる。もう、エネルギーを奪う相手がいなければ、自分自身にぶつけるしか、やり場がない。

エネルギーが枯渇しないためには?好きなこと、楽しいことをする。辛い現実から逃れる。エネルギーを奪う人から逃れることだ。心がエネルギーに満たされれば、波動が上がり、愛が溢れてくるので、まわりには、同じ波動の人が引き寄せられてくる。互いに愛を循環し合うので、エネルギーは豊かになる一方で、さらに楽しく幸せになっていく。奪い合う必要がないから、皆が元気になっていく。

辛い現実、エネルギーが枯渇し、奪い合う世界から逃れたいと思うなら、思考の癖を変えるだけでよい。エネルギーが枯渇する原因を手放すこと。離婚かもしれないし、転職かも。学校をやめる。あの人に会わないと決めることかもしれない。

しかし世間の常識は、それを許さない。日本には儒教精神が残っているから、頑張ること、努力すること、目上の人に従うことを強要してくる。

もっと、自分が我慢すればよい。自分が一番悪いのだから、相手を怒らせないように、自分を変えなければ。そう思って、私たちは、頑張り続けてきた。気づいたら、本来の自分は息を潜め、誰かの都合で、何か言われたら、ふらふら揺らされる悲しい生き物に変わり果ててしまった。

今なら、よく分かる。なぜ、父がコントロールしたがったのか。父は、銀行員だった。典型的な真面目なサラリーマン。家族を養うために、必死で働いていた。朝早く出勤し、夜遅く帰る。休日は疲れすぎて、半日は死んだようになっている。しかし、家族サービスも怠らず、月に何度かは、デパートや外食に連れ出し、年に数本上映される子ども向けのアニメ映画は、当時、すべて見ていた記憶がある。隣にはいつも父がいた。旅行も、プールも。疲れきって、ガリガリに痩せて、営業で毎日歩き回るから、足も靴もボロボロで。人のよい優しい笑顔で静かに話す父。仕事はストレスまみれだったのだろう。泥酔して帰宅する日が目立っていた。飲めないのに、上司に飲まされていたと、後で知った。

父は、枯渇したエネルギーを母から奪うしかなかった。母には、自分だけを見て、自分のために尽くすことを求めた。愛に溢れる母親役を求めたのだろう。母は、自分がやりたいことをすべて諦め、日々、父に尽くした。よい家庭を築くことに集中。子どもを育てなければという責任感もあったろう。しかし、自分を殺し、好きなことをやっていないので、エネルギーが枯渇する一方。ある日、子どもにイラっときて、大きな声を出してしまう。子どもは、シュンとなり、言うことを聞いてくれる。優位に立てた瞬間、何だか、不思議と気持ちが良くなってくる。これが、子どもからエネルギーを奪い、補填された証拠だ。それ以降、母は、エネルギーが枯渇し、イライラを感じると、子どもを叱りつけるループにはまっていく。

子どもは、あまりにも毎日怒られるので、苦しむ。怒らせないように親の顔色ばかりうかがうようになる。そのうち、まわりにご機嫌うかがいばかりして、できるだけ好かれるために、外の価値観ばかりを優先するようになる。それでも、エネルギーは誰かに奪われ続け、その子は、自分を責めるようになる。大嫌いになる。追い詰められた自分は、心身を病み、究極、自死を選ぶ。人を苛めるのも自分を苛めるのも、同じエネルギーだ。

誰が悪かったか?コントロールを始めた父か?父は、家族を守り、幸せにしたかっただけだ。母だって、家庭を守り、子を育てるために、自分を我慢させただけだ。子は、そんな父と母の気持ちを感じて、二人が大好きだから、自分を責めることでしか、バランスが取れなかった。皆、家族が大好きで、ささやかな幸せを目指しただけなのだ。

すべての原因は、エネルギー問題だ。エネルギーを奪い合うピラミッド社会を作り変えるのは、まず無理。おそらく、地球上の人間が一度リセットされないと無理だろう。ならば、ピラミッド社会に属さなければよい。対等の立場で、互いに気持ちのよいエネルギー交換ができる循環型社会を選べばよいのだ。

今、あなたが、エネルギーが枯渇するループの現実にいるのなら、それを引き寄せている波動を変えよう。現実は、自分が発している波動と同類のものを引き寄せる。

生活もあるし、親孝行も必要だし、常識的に、今の生き方は変えられない!私は自分を犠牲にして生きていくしかないの!それが家族の幸せだから。家族の幸せが私の幸せだから。そう思っているあなたに、ちょっとした遊びを提案したい。

遊びだから、気軽に、ちょっと体験するだけ。一日でいいから、思い切り、自分がしたいことしてみてほしい。今まで、時間がないから、お金がもったいないからと諦めていたこと。何かひとつ、まずはやってみてほしい。

本当に好きなことに没頭していると、一日やっていてもなぜか疲れない。むしろ元気になっている。そんなことが見つかれば、しめたもの。エネルギーの泉が湧き出てきた証拠。その時の自分を感じてほしい。不安や、イライラが消えてないですか?いつもは気持ちを逆撫でされるばかりの家族が、愛おしいと感じて、気づいたら、優しい言葉を口にしていたり。そういえば、久しぶりに空を見上げたな。道端の草花が可愛いな。鳥の声、このあたりでも聴こえたんたな。美しいな。

日常の幸せや美しいものに気づき始め、感謝の気持ちが沸いてきたら、あなたの波動が間違いなく上がってきてる。今日の波動が明日の現実を引き寄せる。幸せ波動は、幸せを感じる現実を作り、また、感謝して、また波動が上がり···

思考を変える遊びをやってみませんか?

誰も悪くなかったのです。あなたも、私も。皆、幸せになっていいのです。

参考

(身体を持って次の次元へ行く  

ミナミAアシュタール)

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