妖怪の夏がきた!


 夏と言えば!

皆様は、何を連想しますか?

海、花火、スイカ、浴衣、ヒマワリ、胡瓜、蝉、かき氷、入道雲···········

私はですね、夏と言えば、妖怪。

毎年、この時期に本屋の棚を賑わせるムック本を楽しみにしている。

感染症騒ぎ前には、毎年のように開催される妖怪画展覧会も楽しみだった。

妖怪は、人間の負の感情が形になった異次元の存在とも言われる。しかし、怖いばかりでない、ユーモラスな存在は、ほっこりする時もある。人間に悪さをしないが、意味不明な行動でビックリさせてくる愛らしい妖怪は、特に好きだ。天狗、河童を始め、座敷童子、提灯小僧、小豆洗い、特に昨年注目されたアマビエは、江戸時代末期に目撃し、絵図に残した先人に敬意を表する。2020年以降の○○ナ騒動をユーモラスに可愛らしく突破する力になるとは。1846年には想像すら出来なかったことだろう。

妖怪は余白の存在だが、余白こそが大きな力になることもある。現実の目に見える世界ばかりに翻弄されていては、行き詰まることもあるだろう。なぜ自分はこんな困難に巻き込まれなければならないのか、理不尽さに腹を立てても、解決策は見えない。しかし、それが、妖怪の仕業だと考えたらどうだろうか?または、愛らしい妖怪がちょびっとばかり手助けしようとしてくれているとしたら。ファンタジーと言っても良いかもしれない。妖怪だもの、仕方ないなあ。そう思えたら、現実を受け入れ、もの事を一歩引いて見ることで、違う視点に立つことが出来る。それは、新たな発想につながり、生きる力を得るだろう。妖怪は、人間の生きる知恵と言っても、言い過ぎではないだろう。

世の中は、宇宙法則である陰陽の法則で成り立つ。光があれば、かならず闇も存在する。私という一人の人間の中にも、光(善良さ、プラス思考、幸福、愛)だけではなく、暗く泥々したものも確実に存在する。両方あるのだ。どちらにフォーカスして生きるかで、外から見た人間性として評価されるのであろう。天使のような善人にも闇はあるし、悪魔のような悪人にも光はある。それが人間の本質だ。この法則を踏まえた上で日常を生きてみると、きっと、あなたをがんじがらめにしている正義感から自由になれるのではないかと思う。

世の中に起きるさまざまな痛ましい事件にも、その闇を見させられるということは、必ずあなたの中に共鳴する闇が存在するということだ。光も闇も、プラスもマイナスも半々で丁度良いのが、宇宙のバランスだ。闇からも、マイナス思考からも学ぶことがある。

妖怪から、話が飛んでしまった。スミマセン。

妖怪好きな方は、是非、千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館へ。常設で河童などの妖怪コーナーが充実しているし、民俗学的展示は迫力満点。人生に憑き物の闇を一般人の知恵で、形や風習で表現したことに、過去の人間の生命力を感じる。目に見えないものと、どうやって折り合い、生きる力を見出だしてきたのかがよく分かる。

また、この博物館ではオリジナルの妖怪ストラップや、文具が販売されている。私の妖怪コレクションも、こちらのお陰でかなり充実した。他博物館の図録の取り扱いもかなりの数なので、物販コーナーではゆっくり物色して楽しんでいただきたい。

https://www.rekishin.or.jp/f-guzzu.htm

では、○○ナ禍ではありますが、先人の知恵やユーモアを借りて、私たちも力強く伸びやかに過ごして参りましょう。


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