好きなことを仕事にする

 「人がこの世界に生きる意味や意義、目的はさまざまですが、でも少なからず労働するために生まれてきたはずはありません。

みんな、空と呼ばれる創造の根源に潜在している無限の可能性の一部を担って生まれてきました。

それぞれの潜在的な可能性を最大限に発揮して、それを体験し、感じ、感動し、歓喜するために生まれてきたのです。

まずは経済という概念について、また人が生きるために必要なすべての物質や、サービス、教育などをどのようにフェアに分配すればいいのか、その仕組みについても考えなければなりません。

また同時に、この社会でみなさんが無意識のうちに取り組んでいる 獲得競争ゲーム からいかに抜け出すかを考える必要があります。

今の地球の科学技術は、特定の人たちが経済的な利益を得るための手段に過ぎません。本来の科学は、幸福で豊かな人々の生活を支えるものです。」

『宇宙感覚で生きる』サアラ著 217~218頁一部抜粋

さて、昨日美容室に行ってきたが、若いスタッフの爽やか女性 キムラさんとの会話を紹介する。

私「私、病気になって、一年半前に仕事を辞めたんですよ。」

キムラ「え~。今、どうしてるんですか?」

「一年くらいは、フラフラ、好きなことばかりしてた。支えてくれる家族がいるからできたことだけど。今は少しアルバイトしてる。お小遣いくらいは稼ぎたいし。」

「ああ、それなら良かった!」

「ストレスで病気になっちゃったの。うまく発散できれば良かったんだけどね。ストレス溜まり過ぎて、最後の方は、休みの日でも動く元気出なくて、寝てばかりいた。」

「ストレス、良くないですね。発散しないとね。人間関係とかですか?」

「それもあるし、仕事がどんどん難しくなって、ついていけなくなったのもある。周りが我慢強い人ばかりだから、私も頑張らなきゃと思って、気づいたら倒れてた。」

「やっぱり、うまくストレスに気がついていかないとですね。みんな我慢してる。」

「好きなこと、仕事にした方がいいよ。私は苦手な仕事ずっとしてきたから。好きなことやってたら、時間もあっという間に過ぎるし、ストレスは感じないんじゃないかな?」

「あ~、そうですかね?でも、好きな仕事してると、生きていけないですよ。収入少なくて。」

「そうだよね!医療関係者とか、保育士さんとか、介護関係とか、世の中に大切な大変な仕事なのに、お給料少ないよね。」

「私の友だちなんですが、犬のトリミングの仕事が好きで、目指してたんですが、給料少ないということで、歯科衛生士になりました。でもね、好きじゃないんですって。」

「好きなことすれば良かったのに。」

「生活できませんよ。」

「キムラさんは、美容師さんになりたくてなったの?」

「中学生の時から決めてましたね。お給料?ギリギリです。でも、昔よりは待遇良くなりましたよ。」

「好きなこと仕事にするには、どうしたらいいんだろうね。」

「皆で、一致団結して、声を上げるとか?」

「世の中、少しずつだけど良くなってる。昔は他人事だったけど、今は、当事者になってきてる。皆が、おかしいよ!って、声を上げればいいのかな。」

「う~ん。好きなことするの、難しいですね。」

「私は、好きじゃないこと30年やってきた。生活の糧を得るためだったから、疑問も感じなかった。でもね、いつ死んじゃうかわからない。」

「明日、大災害起こるかもしれないし。」

「好きなことやっとけば良かった。って思うよね。幸い、人間の寿命は延びてる。第二、第三の人生が可能になった。若いうちは、生活の基盤を固めるために働いても、第二の人生は、好きなことするといいよ。私は、これからの人生、好きなことするよ。」

「好きなこと、したいです!いいですね!」

以上が、昨日の、可愛いキムラさんとの会話である。

若者が、給料少なくて生きていけないからと、好きなことを仕事にするのを諦めていく。しかし、好きじゃない仕事を毎日やって、ストレスを溜めていく。発散のために不要な買い物をしたり、食べ過ぎたりして、せっかくのお金を散財。ついには、病気に発展していく。もっとお金が必要になり、生活できなくなり······

おかしい。世の中の仕組みが、おかしい。

と言っても、変えるために、どこから手をつけてよいのかわからない。選挙で公約を掲げる政治家が当選しているはずだが、仕組みは相変わらずだ。

私たちが生きていくために一番必要な、食べ物を供給する仕組みも矛盾だらけだ。貧富の差が広がり、食事すらままならない家族が増え、一方で、食品が大量廃棄されている。農家の畑の片隅に、規格外の野菜が捨てられている。安定供給のために。日本の食品ロスは、世界一だそうだ。

フランスは国を上げて政策を変え、食品ロスに取り組んでいるらしい。アメリカも、昔から、教会に食料や衣服を寄付する仕組みがあるので、貧しい家族もなんとか食べていけるらしい。少しずつ、世の中の仕組みを変えようと動いている人もいる。

私の住む地域では、役所がフードドライブに取り組み始めた。区民が余った食品を役所に持ち込む。社会福祉協議会と連携し、区内の子ども食堂や、福祉施設に配達する。

日本では、毎日、一人お茶碗一杯分のご飯が捨てられているらしい。一人一人が、そのことをイメージし、その日の小さな選択を積み重ねていけば、変わっていくかもしれない。

皆が好きなことを仕事にして、協力し、提供し合い、魂を輝かせて生きる世界。ストレスは減り、連動して病気も減り、健やかな心身を維持できるようになれば、皆の気分が良くなる。互いに認め合い、許し合う心の余裕も生まれる。自分が、苦手なことは、誰か得意な人にやってもらう。その人は、きっと感謝して、自分ができることを、別の誰かに提供する。その人は、また感謝して、別の·····以降、循環。

皆が好きなことばかりしていると、世の中がめちゃくちゃになってしまうと、誰もが心配する。私もそう思っていた。

しかし、人間一人一人が、本来の自分につながり、魂の求める生き方を始めると、世界は、ジグソーパズルのピースがビタッとはまるように、うまく循環していくそうだ。縄文時代が、まさにその世界で、何万年も継続できた。私たちが生きる世界は、たかだか数百年で、崩壊を迎えつつある。

縄文時代は、原始時代のイメージとは違う。科学技術は、今以上に発達していた。ただ、人工物を残すという価値観が無かった。自然と調和する文明だったから、ほとんど遺物が残されていないだけらしい。

過去に成功例はあるのだ。丸っきり真似をする必要はないが、良いところを参考にしながら、さらに調和した世界を作っていけたらと願う。

そこで、私は、好きなことを仕事にしたい。

好きなこと=得意なこと

と、今は理解している。

魂が求めることは、きっと生まれ持ってきた能力に関係するはずだからだ。

一人一人が、本来の自分につながり、輝きを取り戻すお手伝いがしたい。本来の自分は、潜在意識の中にいる。だから、私は潜在意識を学ぼうと思った。今、興味があるのは、医療機関で実践されている催眠療法だ。もしかしたら、学んでいくうちに、違う方向へ進むかもしれない。未来の自分はわからない。わからないから面白い。

本来の自分につながっていく過程を、これからもブログで紹介していきたい。

本来の自分を生きる人がたくさん増えますように。願いを込めて。



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